ソール「ケイオス・・・・」
ソールは跪いて声をかけた。しかし反応はない。さらにもう1度声をかけると・・・・顔だけ向けてきた。
ケイオス「ソールか・・・・ヘルモードとエーギルは・・・・どうした?」
仰向けでそう聞いてきた。声が弱弱しい・・・・。
ソール「2人共死んだわ。悪魔も全部全滅よ・・・・」
ケイオス「そうか。我々は負けたか。こんな事になって済まないな」
ソール「いいのよ。こうなったら一緒に死にましょう」
ケイオス「いや・・・・お前は逃げろ。こんな時に何だが、お前だけでも生き残ってほしい」
ソール「いやよ。私だけ生き残っても---------」
ケイオス「愛するものが生きていてほしい。俺のわがままだが、どうか聞いてほしい」
ソール「ケイオス・・・・。・・・・なら愛しているあなたと共に死にたい」
そんな会話を始めた。もし本当にソールが逃げ出そうものなら後ろから斬ってやろうとヴェドールをもっていた竜司だが、溜息をついて剣を収めた。
ソール「あなたが死んで逃がされても・・・・・・・・あ・・・・・・・・アマテラスの女の子も親が殺されて・・・・こんな気持ちだったのかしら」
ケイオス「かもしれん----------------」
ケイオスは倒れたまま、「アマテラス、出て来い!!」と叫んだ。呼び寄せてその場で殺すのかとも思われたが、ケイオスは血まみれで倒れており、どう見ても死にそうだし、剣を持てるとは到底思えないので・・・・愛瑠は蛍を伴ってケイオスとソールの許へ------------
ケイオス「あれから1年ぶりか。いや、他の3人は顔を合わせているか。して・・・・こっちの女は?」
蛍「・・・・ボクは・・・・こんな女の子の恰好をしているけど、あなたに殺されそうになったお姉ちゃんを逃がそうとした弟です」
ケイオス「バレないように女装していたか。お前達、話は聞いていただろう。俺を殺せ。だが、ソールは見逃してやってくれ」
ソール「いや。私も一緒に」
蛍は愛瑠を見る。「どうする?」と言いたげに。
ケイオスはどうみてもトドメを刺す間でもなくこのままでも死ぬだろう。ソールは脇腹を竜司に斬られた出血があるが、逃げられそうではある。
武士の情け??でソールを見逃してやれない事もないが・・・・この1年、この瞬間(とき)を待っていた。両親の復讐を遂げる時だ------------
愛瑠はレーヴェルハスタに霊力を込める。神器の杖が淡く光る。その杖の先を・・・・倒れてもう動けそうにもないケイオスに向けた。
そのケイオスをかばうように覆いかぶさるソール。ケイオスの願いを聞き入れず、共に死ぬつもりらしい。
ソール「さぁ、ヤりなさいアマテラス」
静寂があたりを包む。なかなかレーヴェルハスタから術が発動されない。
されないどころか・・・・込めた霊力を四散させ、杖をさげた。
愛瑠「・・・・・・・・セリカ。ケイオスとソールの治療を」
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