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2016年03月25日16:27

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真化と逆転(5-3)/SS

愛瑠「1年半ぶりね」


と不敵な貌をするが・・・・身体が震えていた。


ケイオス「そう粋がるな。身体が震えているぞ」

愛瑠「やっとあの時の復讐ができると思うとね・・・・!!」


ケイオス「ほぉ?お前は神殺しになれるのか?」


愛瑠「神殺しになる?あたしはね、もう神殺しよ。細かい事は省くけど、あたしはもう神を殺したことがあるわ」



未転生と前回の転生で愛瑠は何人かの神を殺していた。そして魔族も。彼女にとって神殺しになるのは脅しにはならない。


が、いま戦うのは不利以外の何物でもない。愛瑠は霊力を練らないといけないが、ケイオスは剣を振り下ろすだけだ。蹴り飛ばしても殴り飛ばしてもいい。

かといって殴り飛ばせるわけがない。愛瑠は徒手格闘が出来る訳でもないし、小学生女子のカでは平手打ちしても無意味だろう。


すぐ出来る事といえば逃げる事だが・・・・仇を前にして逃げるのも悔しい。かといって接近戦は出来ない。


どうするかの迷い。それはマイナスに働いた。ケイオスは大剣を振り上げた。もう斬られるしかないのだろうか?

霊力を拳に纏って殴ってみよう。いや、他に手段はあった。神のカを振るえば----------

愛瑠は右手に霊力を込め、両手を振り上げた。すると両手の先に、白く輝く剣のようなものが生成された。



愛瑠「神技・神剣・伊弉冉!!」


剣の心得は全くと言ってないが・・・・せめて刺し違えてでも倒す----------


茶美「だめぇ!!」


愛瑠&ケイオス「!?」


ケイオスが剣を、愛瑠が『神剣技・伊弉冉』を振り下ろそうとした時、茶美が割って入ってきた。そしてケイオスに向かっていき、額を殴る。
中学生女子の拳ではダメージがないのか、のけぞりすらしない。しかし・・・・その動きが止まった。


愛瑠「・・・・??」


茶美「愛瑠ちゃん!!早くこっちに!!」


茶美が愛瑠の手を取り近くの店と店の間の隙間へ。その途中、伊弉冉剣は霧散した。


愛瑠「どうして逃げたんですか!!あたしは刺し違えてでも--------」

茶美「あなたが死んじゃったら日本は終わりなんでしょ!?なんでそんな事しようとしたの!!」


確かにそうだ。言われて思い出す。刺し違えてでもと思った敵討ちだったが、自分が殺されたらすなわち天照の死にほかならない。
もしあそこで茶美が割って入ってくれなかったらと思うといまさらにゾッとする。


しかし、だ。愛瑠はソッと建物の影からケイオスを見る。ケイオスはキョロキョロとあたりを見回している・・・・??


ケイオス「・・・・・・・・・・・・む?俺は一体何をしていたのだ?ああそうだ。ヤツ等を殺しに来たのだったな」


そう独り言を言うと、レメゲトンの悪魔と戦闘中の千百合達の方へ向かっていった。


急にどうしたのだ?折角天照継承者の愛瑠を見つけたのに-----------


愛瑠「あれは一体・・・・」

茶美「マインドコントロール。あっちには申し訳ないけど、精神操作して戦ってる4人に意識を向けたの」

愛瑠「え!!神にマインドコントロール!?」


ただの人間の超能力が神に通用しようとは全くの予想外だが、良い意味で予想外だった。おかげで愛瑠の事は覚えていないようである。
・・・・いや、覚えているのかもしれないが、意識が完全に千百合達に向いてしまっている。


愛瑠「すごいですね。中山さんの超能力・・・・」

茶美「攻撃手段に使えればよかったんだけどね」


愛瑠と茶美は戦闘を店と店の間の隙間から覗き見る。千百合達は大丈夫だろうか?




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