翌日。空港でテレビ局の生放送の中、関係者総出で律音の見送り者が参列。友人知人、メンバーが最後の言葉を順々にかけていく。しんみりした別れの言葉は一昨日の送別会でしたものの、やはり当日ともなれば、やはりしんみりする会話となってしまう。
3年。それを長いと思うか短いと思うかは人それぞれだろう。律音本人はおそらくあっという間の3年間ではないかと思っている。きっと忙しい日々を送って・・・・3年などすぐだ。
別れの言葉は一番長かったのは・・・・兄の征刃。「変なもの食べるなよ」「休む時は休めよ?」「会話は大丈夫だろうか」「友達はちゃんとできるだろうか」といろいろと心配をしている。
征刃「ちゃんと連絡は寄越すんだぞ?」
律音「うん」
征刃「へんな男に引っかかるなよ?兄ちゃん、心配だ」
律音「うん。・・・・・・・・へ?」
征刃「特に金髪碧眼のロンゲなやつは論外だ。きっとチャラいヤツに決まってる」
律音「え、え〜っと・・・・?」←(○▽○)? こんな顔している
征刃「律音。エトワールやフリステス選抜になったらきっと男共が言い寄ってくるだろう。その時は兄ちゃんを呼ぶんだ。全員薙ぎ払ってやるからな。愛する妹の為だ。日本から駆け付けるからな」
律音「は、はぁ・・・・う、うん・・・・わかったよ・・・・?」 ← (○▽○;)こんな顔をしている
萌音「お兄ちゃんシスコンなの?なにそれキモい」
征刃「兄妹愛といいなさい。大丈夫だ。お前の事も愛してるぞ」
萌音「なにそれ姉妹丼?なにそれコワイ」
征刃「どっから覚えたそんな言葉。小学生がつかっていい言葉じゃないぞ?」
翔「仲のいい兄妹でよかったよ。仲がいいのは良き事だ。兄が妹を愛してるのは良いことじゃないか?」
愛架「仲が良いだけかしら・・・・・・・・」
萌音「その愛がイタイ・・・・・・・・」
空港内にイギリス行きの便のアナウンスが流れる。そろそろ行く時間だ。
律音「みんな。そろそろいくね」
翼「頑張るんだよ」
身久「元気でね・・・・」
律音「うん。皆も頑張ってね」
ののか「フリステスでもうにうにしてきなさいよ!!」
律音「うにうにはどうかなぁ〜・・・・?」
アイリーン「ちゃんと長期休暇には帰ってきなさいよ」
流奈「帰ってきたらフリステスでの事、聞かせてね」
律音「うん。その時は遊んだりおしゃべりしようね」
燿「皆とは別々になっちゃうけど、僕もなんとか頑張ってみるよ。だから律音ちゃんも頑張って
」
律音「うん。燿君も頑張ってね。史記さんの下なら、良いプロデューサーになれるよきっと」
奏鳴「先輩。先輩は私にとって憧れで、目標でした。でしたって言うと今は違うようですが、これからも憧れで目標です。先輩がいなくなった後の事は任せてくださいって・・・・言えるだけの実力も自信もまだありませんけど・・・・でも・・・・そう言えるように頑張りたいと思います」
律音「その気持ちがあれば大丈夫だよ。・・・・うん。後の事はお願いね」
奏鳴「・・・・はい・・・・!!」
律音は旅行トランクを手にし、皆に手を振って搭乗口へ。その時、響介が呼び止め、律音に長方形の紙に包まれた何かを渡された。手にすると少々重く、若干’カチャン’と金属がぶつかる音が聞こえる・・・・。
律音「・・・・これは?」
鳴鈴「それは、私と響介からのお餞別。送別会の時に渡せたらよかったんだろうけど、色々あってさ」
響介「そうかさばるものでもないし、持って行ってよ」
律音「うん。ありがとう。それじゃあみんな、行ってきます!!」
皆に見送られ、律音は搭乗口へ向かった。
飛行機に乗る瞬間・・・・後ろを振り返る。後ろには同じくイギリス行きの飛行機に乗る人がいたが、知った顔はいない。
・・・・本当に・・・・1人になったのだ・・・・。
これからは1人で頑張っていかないといけない-------------------
でも後ろを振り返ってはいけない気がして、前を向いて・・・・飛行機に乗り込んだ-----------
----------------------------------SCENE5へ-----------------------------
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