草薙兄妹は特に目的もなく街をさ迷い歩き、やがて都立公園へとやってきた。冬の公園は寒く、いるのは寒くてもどうという事は無い??子供ばかり。その公園のベンチに座る。
征刃「・・・・こうしてお前といられるのももう少しなんだよな・・・・」
と律音を見てちょっと寂しそうな表情。勝っても負けてもフリステスへと留学していく妹へ・・・・かける言葉はなかなかなかった。
萌音「まさかあのポンコツお姉ちゃんがまさかここまでくるとはね。ここまできたら優勝しないとね」
ポンコツ呼ばわりはちょっとヒドイが、やはりちょっと憂いを帯びた顔を律音に向けていた。嫌味を言っててもやはり・・・・姉がいなくなるのは寂しいものなのだ。
律音「お兄ちゃんももゆもゆもそんな顔しないでよ。3年たったら帰ってくるんだし」
萌音「言ったね。3年って。途中で弱音はいて中退してこないでよ?お母さんの名前にキズがつくから」
征刃「3年いたとしても、2年も研究課程もあって5年あるかもしれないんだぞ」
律音「そうだね。その時は5年頑張るよ。あ、そういえばもゆもゆ。来年中学生だよね。同じ中学入ってアイドル部に入らない?きっと歓迎してくれるよ」
萌音「は!?アイドル部?何で・・・・」
律音「え?だって私が留学を悩んでる時に後を追うから頑張れみたいな事言ってなかった?」
萌音「あ、あれは留学を後押しする為に言ったホウベンってやつで・・・・」
征刃「なんだお前もアイドル目指すのか。さすが母さんの娘だな」
萌音「え、えっと・・・・ああもう、仕方ないから入ってあげるわよ!!」
ちょっとそっぽ向いてそんな事を言う。少々顔が赤いところをみるに、照れているのだろうか。我が妹ながら、素直じゃない。
律音「とりあえず今日、頑張って優勝するね。よ〜しがんばろう!!」
征刃「その意気だ」
萌音「がんばりなさいよねポンコツお姉ちゃん」
ポンコツよばわりはヒドイが応援はしてくれているのだろうか。律音は前もって会場入りしようと決めている時間に間に合うように公園を出た。征刃と萌音もあとから応援にきてくれるらしい。
律音「よ〜し、がんばろっ!!」
やる気に満ちた顔で月乃宮スーパーアリーナを目指して向かった。
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