ののか「あ〜、半分は却下かー」
ののかは部活後、1人で下校していた。提案した案件の半分が不採用になったのに不満気。逆を言えば、半分は採用されたというのに。
もちろん、ののかの’仕掛けの罠(ハニー・トラップ)’は却下だった。まぁ大衆の前でやれと言われると流石にどうなのか考えてしまうが。
「ごちそうさまだよ!!」
そう言って家の前で立っていた男・・・・響介に声をかけられた。
ののか「みっともないトコみせたわね」
響介「みっともない?どこが?」
ののか「この幼児体型」
ののかはその幼児体型を武器にしているフシもあるが、一方でコンプレックスだった。よく’育っている’アイリーンや世間一般的な女の子の体つきの流奈、律音。この3人の近くでフォーメーションを組んで立つと、たまに自分の幼児体型が嫌と思う事もある。成長具合は人それぞれ。それは分かっている。
そんな悩みを考えていると、響介は「萌え〜!!」と身悶えさせた。
ののか「萌えって。ひとが真剣な悩みを打ち明けてるってのに」
響介「ごめん。でもそれを武器にしてるところもみえたからそんな悩みなんてないと思ってたよ」
ののか「まぁ・・・・確かに。ロリコンホイホイとしての立ち位置を確立はしてたとは思うけど・・・・でもののはやっぱり普通の女の子の成長をしたいかな。それに、こんな幼児体型な子、ロリコンとして萌えてはくれるだろうけど、1人の女の子として観てくれる人、そうそういないだろうし・・・・」
そう俯くののかは・・・・本当に自分の幼児体型を気に病んでいるようで・・・・悲しそうな顔をしている。
そんなののかを響介は抱きしめた。
ののか「っ!?」
響介「オレっちは被写体としてもみてきたけど、ちゃんと1人の女の子としてみてたつもりだけどな」
ののか「え・・・え・・・・え・・・・?」
いきなりの事で顔を赤くして響介の言葉を聞いているしかできない。
響介「オレっちはちゃんと、1人の女の子としてみてたさ」
ののか「・・・・ホント?・・・・ホントに?こんな幼児体型でも?」
響介「うん」
ののか「うにうにしてても?」
響介「うん」
ののか「そっか・・・・そうなんだ・・・・えへへ♪なんかうれしいな♪」
響介「元気、でた?」
ののか「うん♪明日からも練習がんばるわね。その・・・・あ、ありがとね☆うにに☆」
頬を赤らめながら頭上でダブルピースをして家に駆けこんでいくののか。それを見送る響介。
人はいろんな悩みを抱えている。それを長所っぽく振舞っていたとしても。
新しい一面を垣間見た。響介はすこし接し方を変えたほうがいいの0かなと本気で思っていた。
しかしこのままでもいいかなとも思う。
ののかも1人の女の子。身体の成長具合にも気に病むお年頃。どう次から接したらいいか悩むが、しかしののかはいつも通りじゃないかと思う。
今日のこの会話・・・・波乱のフラグが立ってしまったことに気づく事は・・・・無かったのである
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