翌日。奏鳴は夏休みの学校にやってきた。部活に?いやいや。奏鳴は無所属です。
学校にやってきたのは・・・・補習・・・・いやいや。成績は平凡ではあるが、悪くはない。補習を受けなければならない点数ではない。
なら何をしに来たのか。
アイドル同好会の様子見に来ているのだ。友人に八咫神社の夏祭りの告知を見せてもらって帰宅した直後、早速STAR-MINEのページを閲覧。そこにも告知が書かれれいた。3曲の予定で、すべてこの日のために創った曲で、誠意練習中と書かれていたのだ。曲が気になって仕方がなかった奏鳴は、盗み聞き・・・・・・・・もとい、コッソリ視聴しようというのだ。流石に中には入っていけないので、廊下で聞き耳をたてるくらい。
朝早くやってきて、練習が始まるまで待ち、今、練習が始まろうというところだ。友人達には「前もって聞いちゃったら当日楽しめないんじゃない?やめといたら?」と言われた。それも尤もだとはおもうが、奏鳴は自分で自分を止める事が出来なかった。早く曲を聞きたい。それがまさって。
曲がかかり、「キターーーーー!!」と思ったが・・・・おや?・・・・曲が流れているが、それだけだ。いつまで聞いても歌が聞こえてこない。中から凛とした声で「ワンツー、ワンツー」という声だけが聞こえてくる。
それが練習用のオフボーカル版と気づくまでに要した時間、30分----------------
それから中から話し声が聞こえる。誰かが誰かにアドバイスしている声がする。男の声だ。
そういえば・・・・と思う。プロデューサーとして風祭という先輩がいるのはページで知っている。おそらくその人だろう。
そのアドバイス声が途切れると、別の曲がかかった。2曲目のようだ。1曲目は明るいポップな感じだったのに対し、2曲目はなんというか・・・・月宵月華が歌うような出だしのBGMだ。ポップな曲、クールな曲といろいろ用意しているのだろう。
3曲目は何だかお祭りに似合うようなにぎやかBGMだった。前の2曲とは明らかに毛色が違う。一体どんな曲なのだろう・・・・。オフボーカルでしかも中から小気味良い床を踏む音・・・・おそらく振付の練習をしている音だけが聞こえる。歌がないので曲の全容がみえてこないが、どんな曲に仕上がるのか、当日が楽しみだ。
3曲の練習が終わると、昼食をとるらしく、学校から出るような話が聞こえてきたので、急いで隣の教室に逃げ込んだ。STAR-MINEのメンバーがいなくなった後、教室から顔を出す。廊下には・・・・誰もいない。昼食に行ったようだ。隣の教室から聞こえたが、午後は衣装作りをするらしく、今日はボーカルレッスンはしなさそうだ。歌は聞きたいが、練習しないのであれば仕方がない。オフボーカルのBGMが聴けただけでも良しとしよう。
とりあえずは帰ることにしたのだが------------
奏鳴「やっぱり・・・・どんな衣裳なのか覗いてみようかなぁ〜・・・・」
と考えて、やめた。そこまですると友人の言うように、当日の楽しみが減る。名残惜しみながら、学校を出るのだった・・・・・・・・。
響介「・・・・・・・・ん?」
響介は広報部部室にて、夏休み特大号の記事の作成をパソコンでしていた手を止めて・・・・窓から外を見た。しかし校庭には練習中のサッカー部の姿しかない。その様子を部員がいぶかしげにみる。
鳴鈴「どうしたの響介?」
響介「ん?いや、オレっちのセンサーが美少女を検出したみたいなんだけど、サッカー部しかいないなぁ」
鳴鈴「壊れたんじゃないの?・・・・・・・・ああそっか。そのセンサー、壊れてないわ。きっと私を検出したのよ」
響介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鳴鈴「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
響介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鳴鈴「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
響介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鳴鈴「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
響介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鳴鈴「なんかリアクションしなさいよ!!バカみたいじゃないのよぉぉぉぉ!!!!」
無言でジト目をしていた響介にジャンプ回し蹴りが炸裂。窓際にいたのでそのまま表に吹き飛び、転落していく。広報部の部室は3階だ------------
「「「「「「「「「ブチョーーーーーーーーーーー!!!!」」」」」」」」」
響介「何か今回、理不尽だああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
そんな断末魔?が周囲に響き渡ったとさ。
-----------------------------------SCENE4へ-------------------------------
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