昼休みの屋上は多少人がいたものの、会話には差し支えない。律音とアイリーンはいきさつを話すと、「おおおおお・・・・!!」と気分が高揚したのか、屋上のフェンスを掴んで------------
グニャリとへし曲げた・・・・!!
一同驚愕!!
翼「ふふふ・・・・アイドル・・・・か・・・・。しかもりっちゃんと・・・・ふふふふ・・・・」
ののか「怖っ!!」
不気味な笑みを浮かべていた翼だが、急に元気をなくし、屋上に座り込んだ。どうしたのかと尋ねると、やりたいのはやまやまだが、無理じゃないかという。
律音「無理?どうして?つばちゃんならできるよ?」
翼「自信がないんだよ。ほら、僕はみての通り身長高いし、フェンスだってこんなにしちゃうくらいバカカだし、自分でいうのも何だけど、えっと君は・・・・城ケ崎ののかちゃんだっけ?君みたいに可愛いわけでもないし」
ののか「そうだよね〜?ののは超キュートだよね〜?キャハっj☆」
翼「こんな男なのか女なのかわからない僕が加入してもいいのか・・・・不安なんだよ。実際男子には男女って言われているし・・・・」
アイリーン「失礼な人たちですわね。成敗いたしましょうか」
流奈「成敗って何するつもりなの・・・・」
アイリーンは魔法使い。それは周知の事実なので、その成敗がなんとなく恐い・・・・。
翼「りっちゃんとだったら・・・・母さん達の伝説を継げるかもしれない。でも・・・・アイドルっていうのは可愛い子達がするものなんじゃない?」
美久「お母さん達の・・・・でん・・・・せつ?」
翼「・・・・??りっちゃん、僕達の事、チームメイトに話してないのかい?」
律音「うん。騒ぎになるかなって。え〜と実は、私は宮凪愛架の娘で、つばちゃんは、水鏡言葉さんの娘なんだよ」
美久&ののか&アイリーン「ええええええええええええええええええ!!」
その大声に辺りの生徒の視線が律音達に向いたが、笑ってごまかしておく。
ののか「宮凪愛架と水鏡言葉の娘って、あんた、マジで言ってんの!?」
美久「スーパーアイドルさんとアイドル声優さんって・・・・すごいお母さん達ですね・・・・」
アイリーン「・・・・水鏡なんて名字、そうそうない・・・・名字で気づくべきでしたわね・・・・」
流奈「C・E・Oの娘でも知らなかったの?」
アイリーン「言葉さんには何度かお会いしましたが・・・・」
翼「りっちゃんとなら優勝を狙えるかもしれない。でも僕が入ったら・・・・こんな男女がはいったらイメージ悪くないだろうか。こんな男女じゃ・・・・」
流奈「3度も言ったね男女。男子に何か言われたの?」
アイリーン「それは成敗しなければ。しかし・・・・噂とは裏腹に・・・・ずいぶんとシャイな方ですのね、翼さん」
律音「そうなんだよ。見た目とは違って乙女なんだよつばちゃん。部屋に少女漫画とかあr--------------------」
翼「うわああああああ!!それは言わないで!!!!」
翼は慌てて律音の口をふさいだが、4人には聞かれてしまっている-------------
ののか「プリンスが少女漫画〜?イメージじゃな〜い」
翼「グサっ・・・・」
律音「部屋だってピンクの壁だし、クッションとかもハード型のがテーブルのトコにあるし」
美久「え・・・・そうなんですか・・・・?本当に女の子なんですね・・・・」
翼「グサっ・・・・僕、女だよ・・・・」
律音「棚にはクマやウサギや犬猫のヌイグルミだってあるし」
流奈「プリンスがヌイグルミ?え〜・・・・」
翼「ぐぁ・・・・。なんか引かれた・・・・それとプリンスとかいわないで・・・・僕、女の子・・・・」
アイリーン「あの言葉さんの娘ですのに・・・・どうして剣道や護身術などを・・・・それがなければプリンスと呼ばれなかったかもしれませんのに・・・・」
翼「う・・・・それは・・・・母さんのボディガードの為に・・・・ううう・・・・」
翼は打ちひしがれ、体育座りをして顔をうずめて泣いた・・・・。しかもマジ泣きしているようなので、一同平謝りするしかなかった・・・・・・・・。
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