輝莉はステージで一生懸命歌った。
ステージ下で聴いている生徒は聴き入っている様だが・・・・
「あら。緊張しているのかしら?それとも?」
「あれが全力、とすれば----------」
BLUE ROSEがそんな言葉を発する。それは祷姫奈も感じていた。
なんとなく・・・・PROJECT-STAR-LIGHTで優勝した時となにかが違う。
BLUE ROSEが言う通り、緊張しているのだろうか?歌声がぎこちない?なんと表現したらいいのかわからない。それはやはり緊張の所為か?それであれば、日本全国で配信されていたPROJECT-STAR-LIGHTのほうが観客は圧倒的に多い。
なら何か----------------------
歌い終わって袖に戻ってきた輝莉は泣きそうな顔で祷姫奈に抱き着いた--------------
祷姫奈「ど、どうしたんですか!?」
輝莉「もう・・・・だめ・・・・」
祷姫奈「え?駄目って・・・・何が------------」
その問いには答えず、袖の端で座り込んで膝に顔をうずめてしまった。
一体なにが・・・・・・・・
「あら。気に気づいたのね。それだけでも一流の歌い手だわ。でも、呑まれてしまったみたいね」
翻訳アプリがそういう表示をだした。「気」とは一体なにか・・・・。翻訳アプリに自分の言葉を打ち込んで英訳してもらう。
祷姫奈「気とはなんですか?なんとなくですが雰囲気みたいな事を言ってるみたいですが
」
「あら・・・・貴女も気を感じたの?そうね。それに近いかしら」
祷姫奈「輝莉さんは日本のスカウト大会で優勝しただけのカはあるんですよ!!」
「知ってるわ。PROJECT-STAR-LIGHT・・・・といった大会でしょ?」
「さぁ、話は終わりよ。貴女の番よ。行ってらっしゃい曲は自分の持ち歌の中から歌ってね」
祷姫奈は座り込んでる輝莉をみつめて・・・・「じゃあ・・・・VRANO=METRIAさんと対決した時に歌った曲を歌います」と言うと、輝莉が顔を上げて祷姫奈を見つめた。
輝莉「祷姫奈ちゃん・・・・」
祷姫奈「気がなんだっていうんですよ。こっちは日本全国放送してて武道館いっぱいの審査員の前でVRANO=METRIAさんと引き分けた曲で行きますよ!!輝莉さん。行ってきますね!!観ててくださいね!!」
輝莉「祷姫奈ちゃん・・・・。うん・・・・観てる」
そう言うと輝莉は袖の端から戻ってきた。すでにまだ歌ってもないのにオーラを出している祷姫奈をみてちょっと年下なのに「頼もしい」と思ってしまった。
「なっ!?VRANO=METRIAさんと引き分けた!?それ本当なの!?」
「前エトワールと引き分けたと!?そんなの聞いてないわよ!?」
むしろ知ってると思っていた祷姫奈はBLUE ROSEにジト目を送ってからステージへ向かった-------------------------
------------------------------------------SCENE10へ----------------------------------------
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