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2025年05月18日07:26

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(35)

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03年12月9日新日本プロレス大阪府立体育会館(観衆5,500人満員発表)大会。メインイベントデビュー1年3か月の中邑真輔が新IWGPヘビー級王座王者となった天山広吉に挑戦。

新日本プロレスとしては異例の大抜擢でした。試合はキャリア、パワーで優る天山が優勢に試合を進めていましたが、中邑が一瞬の隙を突いての腕ひしぎ逆十字固め。12分8秒、天山はギブアップしベルト移動。天山は戴冠後僅か1か月で王座転落。中邑はデビュー最短の1年3か月、23歳10か月で史上最年少のIWGPヘビー級王者となりました。 

中邑はこれIWGPヘビー級王者として12月31日ナゴヤドームで行われる「K−1Dynamite!」でアレクセイ・イグナショフと対戦することになった訳です。

セミファイナルでは次代の日本マット界を担う天才対決、棚橋弘至のU−30無差別王座にノアの丸藤正道が挑戦。王者棚橋27歳、挑戦者丸藤24歳という若手同士のスピーディーな攻防で観客を沸かせ、19分52秒、棚橋がドラゴン・スープレックスホールド(飛龍原爆固め)で丸藤からフォール勝ち。5度目のタイトル防衛を果たしています。

猪木の推進する「プロ格路線」に翻弄される新日本プロレスですが、若い力も確実に育ってきました。

さて、史上空前の民放3局による視聴率抗争となった12月31日大晦日、開催可否が危ぶまれた「INOKI BOM-BA-YE2003 馬鹿になれ!夢を持て!」は神戸ウィングスタジアムで開催。観衆は43,111人発表、

第8試合で藤田和之は急拠代役として対戦し相手を務めたプロボクサーで元IBF世界クルーザー級王者、イマム・メイフィールドと5分3ラウンド、寝技制限20秒の特別ルールで対戦し2分25秒、肩固めによるTKO勝ちを飾りました。

そして第7試合の永田裕志vsエメーリヤエンコ・ヒョードルは、ヒョードルが永田に付け入る隙を与えず僅か1ラウンド1分12秒、左フックから打撃の連打を浴び、永田が背を向けてしまいTKO負け、僅か2日間の調整期間が与えられなかった永田にしてみればこれが限界でした。

永田は自身のYoutubeチャンネルで年明け早々の04年1月4日新日本プロレス東京ドーム大会で、WJを退団しフリーとして新日本プロレスに外敵として参戦して来る佐々木健介を迎え撃つことになっており、健介戦をキャンセルしない為にもあそこで止められて正解、猪木会長への義理は果たしたと振り返っています。

ナゴヤドームで開催された「K−1Dynamite!」は43,560人満員の観衆を動員。注目カードは格闘家に転向した第64代横綱曙vsボブ・サップの一戦(3分3ラウンド)。

「君が代」を小柳ゆきが斉唱、「星条旗よ永遠なれ」をスティービー・ワンダーがハーモニカ演奏し、ヒクソン・グレイシーが花束贈呈を行うといういかにも地上波向けの豪華なセレモニーの後ゴング。

序盤、曙が相撲の要領でコーナーに追い詰める場面が目立つが、次第にサップは伊原ジムでのトレーニングを成果を発揮。ローキックを曙の足に利かせ、パンチで曙を詰めていきダウンを奪います。

曙が10カウントギリギリでファイティングポーズを取ると大歓声。だが既に曙は足元がおぼつかない状態、サップに押されてあっさりとスリップしてしまうほどに。世間の注目を浴びた大一番は1ラウンド2分58秒、右フック一発でサップのKO勝ち。

曙は横たわったままピクリとも動かず、しばらく立ち上がることができなかった。勝ったサップはマイクを持ち、ハワイで観戦していたマイク・タイソンに対戦アピールした。試合後のサップと曙はリング上で抱き合い、インタビューも共同で受けるほどに意気投合していました。

中邑はイグナショフと対戦(3分3ラウンド)。中邑が何度もタックルでイグナショフを倒しますが攻め手に欠き、何度もブレイクとなってしまいます。2ラウンド、中邑のタックルを切ったイグナショフは中邑の頭部にキック、これは反則でイエローカード。

そして迎えた3ラウンド、中邑が上になるも決めきれない展開。だがイグナショフが顔面から出血しドクターチェックとなり、両者スタンドから試合再開すると、タックルに合わせたイグナショフの膝蹴りが中邑の顔面にクリーンヒット。

中邑はダウン気味に倒れ、すぐ起き上がるも、危険と判断したレフェリーの平直行は試合をストップ。3ラウンド1分19秒、中邑のTKO負けが宣せられました。

試合後中邑は膝蹴りのダメージは無かったと言い張り、同行していた新日本プロレスの上井文彦執行役員はレフェリーのブレイクのタイミングと最後のストップの処置を痛烈に非難した。抗議を受けた谷川貞治FEG代表、K−1イベントプロデューサーは「まだK−1でのMMAルールは未完成な部分がある」ことを認めつつ、「結果は一時預かりとし、試合内容を検証する」と回答しました。

年明けにこの一戦はノーコンテスト裁定となり中邑の負けは無くなりましたが、タックルでテイクダウンを奪った後の二の矢の攻めが不十分だったことは否めません。

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