沖に出て2人きりになった律音と宮崎。
2人は全く言葉を発していなかった。2人共どう話をしたものかと思っている。律音はどう会話したものかと悩んでいたが・・・・。
宮崎は違った。砂浜で話をした時は横に座ってしていたが、今は・・・・ボートの対面に座っているつまり律音の水着姿を直視する事になる。宮崎はサッカー少年だが、もちろん女の子にも興味深々の男の子------------
律音のビキニ姿を直視したい!!でも嫌われるかも。でもちょっとくらいは・・・・と横目でチラ見するに留める。
律音はフリステスが認めた歌い手の1人。そんな女の子が自分の目の前で恥ずかしそうにモジモジしてこっちを見上げて-----------
(飛びかかりたい!!・・・・変態か俺は!!)
などと思っているのである。実に健全な精神をもった男の子だ。
全く話をしない訳にもいかない。2人きりだし黙ったままというのももったいない。宮崎からあれこれ話かけて律音がそれに相槌をうつ。
なんとか会話ができていると安心しつつもそんなに時間もないことに気づいた律音。
沖にでてから結構時間が経ってしまった。
どうする?告白する?あたりには誰もいない。するならこの時であろう。
・・・・しかし律音はできなかった。出来ないまま浜に戻ってきてしまったのだ。
流奈「何でしなかったのさ。まぁ勇気の要る事はわかってるけどさ」
その理由とは----------
律音「だってぇ〜・・・・断られたらって思うとぉ〜・・・・」
怖くなったのだ。断られるのが。流奈にもわからない気持ちではなかったので何も言わなかった。
それからは皆でまた遊ぶ時間となり、2人きりの時間ではなくなった。
皆で遊ぶ間中、ずっと視線は・・・・・宮崎に。
流奈ではないが、どうして告白しなかったのか。
いや、出来なかったのか。断られるのが怖くて。
だがそうも言ってはいられらない。
「4時半か〜。そろそろ帰ろうか〜」
女子の1人がそう言った。
もう完全にチャンスはなくなった。律音は明後日には帰らなければならない。
冬にはまた帰ってくるが・・・・その時にまだ宮崎がフリーとは限らない-------
誰かの彼氏に----------
と思ったら着替えに行こうとした宮崎の手を握って止めた。
宮崎「・・・・?どうしたんだい?」
律音「・・・・あ・・・・あの・・・・も、もうちょっとだけいい?」
宮崎「え?いいけど・・・・」
二人は海の家から離れ、砂浜を歩く。
辺りにはまだ人はいるが、もう今しかない-------------------
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