月曜日。放課後部室に集められた輝莉達3人は燿に少しは練習になったかと尋ねられ、顔を見合わせる。質問の意図がつかめないような顔で。
燿「ああ、違った。水着でステージに立つ練習。歌う事よりはそっちが目的だったからさ」
という事らしい。それについては予行練習にはなったと答える2人。1人足りない。乃愛の返事だ。彼女だけ、あれだけでは練習にならなかったのだろうか。
「じゃあ学校の生徒の前で練習したら?何回でも練習できるよ」
とどこからともなく・・・・いや輝莉達の背後から響介の声がした。土曜日のプール開きライブを撮った動画を提出に来たらしい彼がそう言った。
乃愛「何回も・・・・水着でライブ・・・・」
乃愛は面食らっていたが、燿はそれは言い考えだと言いだした。現在、この中学校の全生徒は約180人くらい。この少子化時代では結構多い人数だ。その全生徒の前で水着で歌う。
本番には途方もなく足りないが、100人以上いるこの学校で練習はいいかもしれない。
ただし、と燿は付けくわえる。曲はSTAR-MINEとEcritureの今までの既存曲でやるという事にする。本番で使う曲をここで練習ライブとしてやってしまえば、生徒の誰かが動画サイトにアップしてしまい、流出につながってしまう可能性が高い。
流出イコール既存曲という扱いにされ、本番では使えなくなる------------
星名「そう言われるとそうですね。流出しちゃったら既存曲になっちゃうもんね」
乃愛「大会規定の’未発表に限る’に抵触してしまいます」
燿「仮に意図しない流出として提言したらセーフになるかもしれないけど、目新しさに欠ける。どのみち隠して練習するしかない」
輝莉「は〜い。わかりました〜」
響介「人前で水着ライブする練習なんだし、曲は今までのでもいいし。それをオレっちは撮影して・・・・うふ☆」
乃愛「・・・・何か、言いました?」
響介「ヤベ。本音が口から出ちゃった。なんでもない。ナンデモナイヨー?」
燿「とにかく。学校の生徒の前で水着ライブの練習をする。着る水着は・・・・買うか。部費で落ちるかな・・・・」
それには猛反発の響介。「断然スク水!!」と声を大にして言い張るが・・・・果たしてどうする?
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