蛍が帰宅している頃。いなくなった恋美はどこにいるのかというと・・・・八咫神社にいた。境内に三が日だけ仮設置されているベンチに座って溜息。
どこをどう来たのか。歩いたのか走ったかのかもわからない。気づいたらここにいたのだ。ずっと考え事をしていたので。
もちろん考える事とは、蛍が転校する話。
今冷静になってみれば当然の事だ。いつかはこうなる事はなんとなくわかっていたし、いつまでも女装している訳にもいかない事も。
大体、戦いはとっくに終わっているのだ。女装する意味は・・・・どこにもない。
「そんな事はないんじゃない?」
そんな言葉をかけられふとうつむいていた顔をあげるとるるながいた。微笑んだ表情をしており、もう1度「そんな事はない」といいつつ、となりに座る。
恋美「なにアンタ。人の考える事でもわかんの?」
るるな「そんな訳ないじゃない。口にでてたわ」
頭で考えていた筈だが独り言として口にでていたらしい。
恋美「蛍君、本当はもうケイオスとの戦いもおわったし、転校してた筈だった。でも好きなあなたがいたから、思い出作りをしたかったって前に聞いた事があるの。いつか告白もしたいって。秋ごろだったかしら」
恋美「じゃあなに?恋美といたいからいままで残ってたって事?」
るるなは頷いた。自分といたいから。なんとなく顔がニヤけてしまいそうだがそこはクールな表情で。顔が赤くなってたかもしれないけど。
恋美「アンタはしってて恋美は知らなかったって訳か。にいにいも知ってたし。恋美にももっと早く言ってほしかったな。隠したりしないで」
るるな「そう思うのはどうかしら。私や博人が知ってるからどこかから聞いてて知ってると思ってたか・・・・本当に言えなかったか。それとも・・・・言い忘れてたか」
恋美「いやいや、最後のおかしいでしょ。言い忘れるとか、ある?」
るるな「楽しい時間、幸せな時間が終わってしまうかもしれない。深層心理でそう思っていたのかも。とにかくちゃんとお話したほうがいいわよ」
そんな事は言われなくても解っている。ただどう話をしたところで・・・・蛍との学校生活は春までなのには変わりはない。ただ、このままにはしておけない。
ただ、どうしたらいいか------------
るるな「別れるの・・・・さみしい?」
恋美「・・・・まぁ・・・・うん・・・・」
るるな「もっと一緒に居たい?まぁ方法はなくもないけれど・・・・」
恋美「なんですって!!何!!どんな方法よ!!」
恋美は顔をるるなに近づけて聞いた。顔が近い。近いから。苦笑しながら答えた言葉------------
るるな「そ、そうね〜・・・・あなたも一緒に転校しちゃう・・・・とか・・・・?」
恋美「一緒に・・・・転校・・・・??・・・・一緒に・・・・転校!!」
恋美はバッと立ち上がる。さっきまで気落ちしていた表情はなく、いつもの明るい顔になっていた・・・・????
恋美「ありがとうるるな!!恋美頑張るよ!!」
るるな「え?いやあの・・・・今のは半分冗談のつもりで・・・・実際は親や博人に相談してするもので・・・・って--------」
と言っているうちにもう恋美はいなかった・・・・・・・・。
るるな「・・・・・・・・博人・・・・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・あとは頼むわ・・・・・・・・」
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