翌朝、蛍は恋美と一緒に登校していた。昨日の夜に思い立ったのは今度は自分から誘う朝の登校な訳であるが、何とか恋美を誘って一緒に登校中。草薙家の前で待っていたら博人と愛瑠、恋美が一緒にでてきた。博人と愛瑠がそこは冊子て先に行ってくれたので誘いやすかった。・・・・とはいえ、自分から女の子を登下校に誘うなどしたことがない蛍は言いだすまでに時間がかかってしまい、ちょっと朝のホームルームギリギリになってしまうかもしれないが言いだす事が出来て、しかも恋美も一緒に登校してくれた。
・・・・のはいいが・・・・昨日同様に・・・・何を離したらいいのかわからない。無難に昨日の夜のテレビの話題でもしておこうか。蛍はとりあえず昨日みたバラエティ番組の話やら音楽番組の話題などを思いだせる限りでふってみた。恋美は何にも反応せず、ただ一言。
恋美「アンタなりに場をもたせようとしてくれてるんだろうけど、恋美、べつにそんな事してくれなくてもいいけど」
蛍「・・・・ゴメンナサイ」
恋美「え、あ、いや・・・・別にダメな意味で言ったんじゃないけど・・・・」
蛍「というと?」
恋美「別に無理して話題だしてくれなくてもいいわって事」
自分と喋りたくないという事だろうか。とりあえずもう1度謝るとなぜか恋美が狼狽した。・・・・何か対応を誤っただろうか。それから2人は黙って歩き、やがて学校に到着。学年が違うので下駄箱で別れ、自分の教室へ。
どうしてあんな空気になってしまったのか。ふった話題が間違いか。それとも謝ったのが間違いか。
分からないまま教室へ向かうのだった。
恋美は恋美で教室へ到着すると鞄を置き、机に突っ伏す。すぐに愛瑠があれからどうなったのか聞きに来て、一緒に登校してくるかもしれないというのをきいていたのかセリカまで話に加わってきた。
しかし机に突っ伏している恋美をみて・・・・なんとなく察した。うまくいかなかったと。
恋美「ぐぬぬ・・・・言い方をミスったわ」
セリカ「言い方・・・・?」
恋美「アイツがさー、場をもたせようとテレビの話題とかふってきたんだけど、そんな事どうでもよかったのよねー。なんかにいにい以外の男と登校したことってあんまりないからさー、これでも恋美も緊張してたわけよ。でも別に無理して話題ふんなくてもおいいって言ったら謝られた」
セリカ「そうなんだ・・・・」
愛瑠「それじゃあ、我が弟と一緒に登校するのはイヤだった?」
恋美「んなわけないでしょー。イヤだったら断ってたし、昨日自分からアイツの家になんかいかなかったわよ。でもなんていうのかな。恋美も緊張してたけど、アイツといるのはイヤじゃない・・・・かな?特に会話なんかなくてもいいってゆーのかな」
そんな会話中、担任の先生が入ってきたので会話は打ち切り。それぞれ自分の席へ。
セリカ「愛瑠ちゃん。恋美ちゃんと蛍くん、ちょっとはうまくいきそうなの・・・・かな?」
愛瑠「そうね。うまくいくとあたしも安心できるんだけど」
それから1時間目の授業を終え、休み時間。恋美は今度は自分から誘おうと思い、蛍にメール。「一緒に帰りましょ」と。返信はすぐにきて、承諾の内容が書かれていた。
恋美「・・・・・・・・一緒に登校するとか・・・・一緒に帰るメールするとか・・・・なんか付き合ってるみたいな・・・・」
そう思うとドキドキする。まだ付き合ってはいないが・・・・自分から登下校に誘う、向こうからも今朝誘ってくる・・・・
互いに気がある・・・・的な---------
恋美「ふぅ。もう認めるしかないわね」
自分は蛍が好き。認めるしかない。しかし兄が好きという気持ちとは違う。何がというのは分からないが、兄への気持ちはただのちょっと??行き過ぎた兄妹愛で、蛍への気持ちが本当の恋心ではないだろうか。
しかし・・・・
年下の男の子に告白する・・・・なんとなくそれはしたくはない。というか恋美は恋美なりに思っている事がある。
告白はするよりされたい、である。いくら好きでもやっぱり告白されたいのである。相手が自分に気があると思われるが気が弱い男の子であるため、やむなしと自分から告るかもしれないが。
今は待とう。その時を--------------
---------------------------------FINALへ----------------------------------
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