誰だと門の上をみると・・・・・カメラを首からさげた羽衣がいた。そして上気した顔・・・・というか「ハァハァ」しながら蛍と愛瑠を撮影する。博人は眼中無し。
博人「お前確か・・・・アンジュのダチ・・・・だったよな」
羽衣「イエース!!遠藤羽衣デース!!2人を撮影にきたデース!!」
愛瑠「あのね、女の子が女の子を撮影してどうすんの?お兄ちゃんみたいな男の人撮ったほうが・・・・」
羽衣「男なんて撮ってもつまらないわ!!やっぱり撮るなら可愛い女の子よ!!」
清々しく発言をしてくれた。それもどうかと思うのだが・・・・とりあえず1点だけ突っ込んでおこう。蛍は男の娘だと。しかし「分かってないわね」という羽衣は男の子と男の娘は違うものだとキッパリ言い放つ。
普通の男の子に・・・・女装しただけだというのに・・・・何が違うのか。羽衣に言わせれば、それが理解できないから’分かってない’らしい。
羽衣「この姉弟は最高だわ!!ロリ巨乳巫女と男の娘!!いいわ!!いいわぁ!!」
家の門から飛び降りた羽衣は接近して撮影を続ける。もちろん博人は眼中無し。
博人「ま、まぁ・・・・ヒトの趣味は人それぞれだから特に俺からは何もいう事はねぇけど・・・・」
羽衣「ダ ッ タ ラ ダ マ ッ テ ナ サ イ」
男には随分冷たい羽衣。もう博人は苦笑する他ない。
ひとしきり撮影して恍惚として画像を楽しむ羽衣。何なのこの人というジト目の愛瑠。
愛瑠「何なのあなた。百合なの?通り越してレズなの?」
羽衣「え?ただの美少女オタクよ?」
蛍「女の人が美少女オタクって・・・・どうなんだろう・・・・。お姉ちゃんは確かに弟のひいき目を引いても可愛いけど、僕は男なんだけど・・・・」
羽衣「もちろん男の娘も好物よ♪」
博人「・・・・あんた、なんでそんなふうになったんだ?趣味はひとそれぞれとは言ったけどよ、普通の趣味じゃねぇんじゃねぇ?」
羽衣「全ては崇高なる兄さん達のおかげよ。父は写真家だけど美少女盗撮マニアだし、2人いる兄達もアニメやゲームの美少女オタク。そんな家庭から私を引き離したくてお母さんは私を連れて家を出たけど、私はお父さんと兄さん達を崇拝してるわ」
博人「家庭の事情か・・・・。写真家の親父さんはどんな写真撮るんだ?風景か?」
羽衣「ううん。アイドルとか。月乃宮芸能事務所のお抱えカメラマンよ」
蛍「え?じゃあアンジュさんのグループの芸能事務所の?」
愛瑠「なんていうの?」
羽衣「六土和樹。今は初代撮影家の名前をもらって六土律を襲名してるけど。私の撮影技術はお父さんに仕込まれたモノだし、私の趣味は2人の兄さんに仕込まれたものよ♪」
羽衣のお母さん。娘を連れて家をでて正解かもしれない・・・・。
とりあえずそれから数回愛瑠と蛍を撮影して羽衣は帰っていったが・・・・。更生させてあげたほうがいいのではないか・・・・愛瑠も博人もそう思った・・・・。多分連れ出しただけでは普通の女の子の道には戻らないぞ羽衣のお母さん・・・・・。
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