御三家と神器の心配とは裏腹に、東京は平穏だった。ケイオス達は本当にアマテラス殺害計画などしているのだろうか。とはいえ、実際に家族などを亡くしている愛瑠と蛍、そして切迫したように神星器を託していったミランダ。
博人「今日も何にもなかったな」
夕方。博人は同じ三種の神器の八坂竜司と八咫るるなとファーストフード店で学校帰りの間食をしていた。博人はコーラを飲みつつ、ここ最近の出来事を思い返す。
しかし、思い返す事などなかった・・・・。まったくケイオス達も現れず、レメゲトンの悪魔が暴れる事もなく・・・・じつに平穏の2文字につきる。御三家は’その時’の為に修行をしているし、博人達もケイオス達を探しつつ、それぞれ特訓に励んでいる。しかし博人や竜司レベルになると組み手が務まる相手がいなく、互いを練習相手として半ば殺し合いのような本気の戦いを繰り広げている。とりあえずあたりを焼け野原にだけはするなよ2人共。
るるな「ホントよねー。タルダロス達からも別に何の報告もないし」
竜司「ヤツ等は本当に探しているのか?」
るるな「やってるみたいよ。ロキのほうも釣れないみたいだし」
博人「釣りか・・・・。ホントに釣ってるみてぇだよな」
実際、釣りをしている訳だが。
るるな「何か、大がかりな事でもやってるんじゃないでしょうね」
博人「大がかりってなんだよ」
るるなは小首をかしげながら思案。もうその仕草は女の子そのもので、とても元々が人相の悪い黒づくめの男だったとは思えないただの美少女は・・・・「日本沈没?」なんて言う。
さすがにそこまでは考えていないのではないだろうかとはおもうが・・・・天照・・・・愛瑠を殺して日本を暗黒と混沌の国にするなどと考える奴らだ。ないとは言い切れない。
それに・・・・むこうは転生器と一緒にゲンドゥルももっている。天照を殺さなくとも、世界を絶望に染める手段があるのだ。なるべく早く見つけ出したい。
などと話していると、博人にメールが。スマホをいじってメールを確認すると・・・・差出人はアンジュだ。本文を確認した博人はとっさに立ち上がった。
博人「なんだと!!」
るるな「ど、どうしたのよ?」
博人「アンジュから異常な魔力を感知したって内容のメールがきた。もしかしたらケイオス達かもしれねぇ」
竜司「ほほお。やっと事を起こしたか」
るるな「そんな呑気な事言ってないの。博人、場所は?」
博人「もうメールした。返事待ち・・・・ああ来た」
アンジュからの返信メールにはいま博人達がいる場所よりは少々場所が離れている。博人達がいまいるのは東京は東京だが、新宿。異常な魔力が検知されたという場所は・・・・秋葉原。
るるな「なんでアキバ?」
竜司「知るか。とりあえず新宿駅にいくぞ。博人、アンジュに秋葉原に一番近くにいる輩を向かわせろ」
博人「いまアンジュに問い合わせしてもらってる。・・・・ああメールの返信だ。なになに・・・・御三家がそもそもアキバにいた?」
るるな「きっとうに子にアキバに連れてかれたのね。冬野家はいつの代も小学生でオタクだから・・・・。大丈夫かしら。まだあの子達、創生器での変身出来ないんでしょ?」
博人「それでも一般霊能者よりはずっと強ぇだろ。八坂、刹那ちゃん。アキバにいくぞ」
博人達はファーストフード店を出て、駅へ向かった。
博人達は知らない・・・・
確かに御三家は秋葉原にいた。
しかし・・・・そこには御三家以外の者もいたことを-----------------
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