ミランダは御三家にそれぞれ金色の箱の中身を手渡した。千百合達はそれを手に取り・・・・みつめる。かわるがわるその装飾品を回して適合を試す。
4つの創生器は全員に適合した。
創生器jはそれぞれ---------
姫神凛花は腕輪。ミランダが言うには『ルーチェ・カテドラル』といい、空の守護神器という事だ。
神季青葉は指輪。『オラトリオ・グロリア』。大地の守護神器らしい。
冬野向日葵はリボン。『ゴスペル・プロフェット』。生物の守護神器。
鈴鳴千百合は十字架のネックレス。『セイクリッド・クロス』。天の守護神器。
ミランダ「変身するキーワードはその時が来れば頭に浮かんでくるそうです」
博人「武器とかは?」
ミランダ「わかりません。なにせ宝物殿の奥底にあったものなので・・・・。ですが、使用者のカは引き出せると思うので、戦力にはなりえると思います」
そう博人に答え、それぞれの創生器にはさらにカを発揮できるキーワードがあると説明する。そのカの引き出しもキーワードとして頭に浮かんでくるものらしく、特定のキーワードはないらしかった。
・・・・というのは全て、トリスメギストスとヘルメスの説明をそのまま言っただけなのだが。
「良かったねお姉ちゃん。これで博人さん達のカになれるよ」
千百合「優莉愛。そうね。皆、頑張ろうねっ」
御三家面々は頷く。これで全員新たなカを得て、ケイオス達の戦いに臨める。
蛍「ごめんなさい皆さん・・・・」
愛瑠「あたし達の復讐の手伝いになっちゃってごめんなさい」
るるな「気にしないの。復讐の手伝いがなくても、ケイオス達は放っておけないし」
恋美「がんばろうねにいにい」
博人「ああ。ところで、レメゲトンの悪魔ってアレだろ?愛達が戦ってたやつら」
人間文化のリセット戦終盤で加勢した博人達。一部の悪魔は戦いながら目にしている。同じものであるのは間違いない。
アンジュ「封印に戻しただけらしいので、同じ悪魔と戦う事になるでしょうが、三種の神器の方々がいたら安心ですわね」
セリカ「お姉様。博人様にばかり頼り切りというのもどうかと・・・・」
アンジュ「わかっていますわよ。さぁ皆さん、これから頑張りますわよ!!・・・・・・・・と、その前に------------」
途中で言葉を切ったアンジュは蛍をみた。蛍は頭に「????」を浮かべて「・・・・ボク?」と自分を指差す。アンジュは蛍の前に歩み出ると、ピシっと指差した。
アンジュ「ええ!!あなたですわ!!蛍さん、聞くところによると、あなたはケイオス達に顔を見られているとか」
蛍「え?まぁそうですね」
アンジュ「愛瑠さんは博人様がいるからいいとして、あなたはただ親戚の家で匿われているだけ。居場所が知れればあやうい。ですわよね?」
蛍「そう・・・・なりますね?」
博人「何が言いたいんだ?」
アンジュ「蛍さん、転校なさい!!」
アンジュは一体何を言い出すのか。アンジュはとりあえず、姉や恋美と同じ小学校に転校する事を蛍に命じた。さらに-----------------
アンジュ「あと、変装が必要ですわね」
るるな「まぁ、どこでケイオス達が見てるかわからないしね」
アンジュ「ええ。ですから--------」
アンジュはセリカに耳打ちで何かを伝えた。「ほ、本気なの・・・・」と呟きながら、セリカは蛍を連れて応接室を出て行った。
20分した頃だろうか。2人が戻ってきた。
「「「「「・・・・・・・・っ!!??」」」」」
一同驚愕。
ヒラヒラレースがふんだんにあしらわれた黄色いワンピースと頭上に同じく黄色い頭大のおおきなリボンをつけて戻ってきた。
誰が?
蛍が・・・・!!
博人「お、おい・・・・その恰好・・・・・・・・」
アンジュ「みての通り、変装です」
みれば分かるが・・・・なぜに女装。
しかも小学4年生の蛍はまだまだ幼さが多大に残る童顔容姿。しかも声変わりも全然まだなので、声のトーンもまだ高い。
ぱっと見、どうみても女の子にしかみえない・・・・・・・・。
セリカ「これでいいの・・・・?」
アンジュ「う〜ん・・・・・・・・セリカ。足にハイニーソかガーターもつけさせなさい」
セリカ「そこまで!?」
蛍「ぼ、ボクいやだよぉ・・・・」
蛍は顔を赤くしてモジモジして拒否した。なんかもう女の子としての恥じらいにしかみえない。
アンジュ「そうですわねぇ・・・・あとは名前も変えましょうか。『綾小路 蛍(あやこうじ けい)』をそのままに、『綾小路 蛍(あやこうじ ほたる』にしましょうか」
るるな「よくもまぁそんなにいろいろと。最初から考えてた?」
アンジュ「ええ。女装がお似合いかなと常々」
蛍「常々!?」
蛍はショックで愕然。しかもその場にいた全員が誰も蛍をかばうものはなく・・・・これはもう全員一致で似合っているという事であろうか・・・・。それにダブルショック。
まぁこれはこれでいいのかもしれない。敵は蛍が男だと知っている以上、女の子の恰好をしていた方が安全・・・・かもしれない。
蛍はイヤだと談判したが、アンジュの考えが覆る事は無く・・・・蛍は愛瑠と恋美と同じ小学校に転校し、男の子・・・・ならぬ、男の娘として生活する事となった。
蛍「ねぇ・・・・おトイレとかどうするの・・・・?」
アンジュ「女子トイレを使ってもらうしか?」
蛍「ええっ!?そ、それじゃ体育の授業とか、体操服に着替えないと--------」
アンジュ「ああ、そうですわね。セリカ。蛍さんの分の体操着とブルマ、発注しておいて」
セリカ「え・・・・う、うん・・・・」
蛍「・・・・・・・・」
アンジュ「ああ、一人称は別に’ボク’のままでかまいませんわ。そういう子もいるでしょうし」
アンジュは淡々と男の娘計画を進めていった。
るるな「だ、大丈夫よ。私も元々は男だったけど、転生したとき女の子の身体にかなり戸惑ったわ。慣れたら大丈夫よ」
そういうものだろうか・・・・。るるなは心は男だったとしても、身体は女の子だったのだ。蛍とは違う。
もう諦めるしかなさそうだ。確かに女装のほうが安全かもしれないし。という事で、アンジュによって蛍の転校と女装作戦が進められていった----------
蛍はこの環境変化になれる事が出来るだろうか・・・・?
アンジュ「あ、蛍さん。もしなんらかの状況変化で戦いが長期化したら、中学校にはセーラー服で行ってもらいます」
蛍は戦いが早く終結する事を願った-----------------
ミランダ「て、徹底してますね・・・・」
アリア「殆ど即断・・・・。常々思っていたというのは本当みたいですね・・・・」
博人「ありゃ、蛍の為っていうか、面白がってやってるだけだな・・・・」
-----------------------------------SCENE3へ------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する