喫茶店に入った2人はコーヒーだけ注文。ウェイターによって運ばれてきたコーヒーをひとくちのみ、話が始まる。
愛架の話は、燿の身の振りについて。律音から聞いた話をそのまま聞いたところ、「辞めることに間違いはない」という燿に理由を聞く。ちょっと迷ったものの、相談してみる。1人で悩むよりはいいと思ったから。
一通り燿の悩みを聞いた愛架は、いくつかの質問をした。
活動に未練はあるのかないのか。
プロデュース業を部活とはいえ、やってみた感想。
その上で、今後やる気があるか否か。
そして・・・・プロデューサーという職業への意欲について。
燿の返事は------------
まず未練があるかだが、それはまだある。しかし部活でプロデュースに携わっただけの素人がプロの世界に首を突っ込む訳にもいくまい。
感想は・・・・大変だがやりがいを感じていた。今後も機会があれば挑戦してみたいとは思う。
そして意欲だが、父親の仕事ぶりを小さい頃から見て育ったせいかやる気はあるし、仕事への興味もある。しかし史記は淡々とこなしているようで・・・・結構大変な事をしているように感じる。部活とはいえやってみた感想として。
愛架「ふむふむ。今後もやる気はあると・・・・」
燿「あの・・・・愛架さん?一体この質問は・・・・」
愛架「あ、ごめんなさいね。律音からあなたがプロデューサー活動を辞めるって聞いたものだから。・・・・ね?今言った今後も機会があったらやってみたいという気持ちは本当?」
燿「え?ええまぁ・・・・」
愛架「私思ったんだけど、別に辞める必要はないんじゃないかしら」
燿「でも僕がいても、プロの人の邪魔にしか・・・・」
愛架「それで・・・・辞めると?・・・・ね?もしあなたにこれからも真面目にプロデューサーという仕事をプロとしてやりたいと思うのなら、月乃宮プロダクションで修行してみない?」
愛架の言っている事に一瞬理解出来なかった。修行・・・・つまり、プロデューサー見習いとして修行すると言っているのかと。愛架は史記もいるし良い修行場じゃないかと言うが、本当にいいのだろうか。
と思っていると、既にシャルリーゼロッテや華南、史記にも話を通してあるという。後は燿の意思と気持ち次第という事らしい。
そこまで段取りをしてもらえているのなら・・・・やってみたいとは思う。父親と同じ仕事をやってみたい。それに・・・・同じ事務所なら、STAR-MINEの面々とこれからも繋がっていられる。もちろんデビューしたてのユニットであるので軌道にのるまでは忙しいだろうし、燿も見習いとしてほかのプロデューサーについていろいろな現場に出向しなければならないのでそうそう時間もとれないだろうが・・・・
燿「プロデューサー見習い・・・・・・・・」
愛架「これからシャルや社長からお達しがあると思うけど、まだ皆は中学生。学業優先で活動する方針で決定してるわ。まだ義務教育だしね。昼間は学校にいって、夕方から仕事、という形になると思うわ」
燿「あ、はい」
愛架「それで、どうする?」
燿「あの・・・・その話をした時、父さんは何て?」
愛架「史記さんは、あなたが望むなら反対しないって」
燿「そうですか」
愛架「私の話はこんなところかな。出ましょう」
愛架と燿は喫茶店をでた。ちょっとこのまま散歩でもしようと愛架は言い、愛架と燿は都立公園へ向かった。
その道すがら、燿は愛架の誘いについて考えた。
今までは部活動という枠内で楽しくやらせてもらった。しかしプロとしてやっていくけばきっと悩み苦しみ、苦労を重ねる事だろう。
自分にその覚悟があるかどうか----------------
そんな事を考えながら、燿は愛架についていって都立公園へ向かった。
----------------------------------SCENE4へ--------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する