夕方。メンバーは並んで海を見つめる。寄せては返す波を。水平線に沈む夕日を。
もうすぐ帰る時間。準備をしなければならないが・・・・誰も動こうとはしない。STAR-MINEとしての最期のこの時間心に焼き付けるように・・・・ただその場で立っていた。
東京に帰れば・・・・あとは解散の告知をホームページに載せ、最期の挨拶で・・・・全ては終わる。いなくなるのは律音と燿だけであとのメンバーは残るので感傷的になることもなかろうが・・・・やはり全員思うところもあるのだろう。
翼「・・・・終わるんだね」
美久「そうだね・・・・。これで全部・・・・」
流奈「楽しい事も辛い事も色々あったけど・・・・今じゃ良い思い出・・・・かな」
律音「そうだね」
奏鳴「私達6人は残りますけど・・・・やっぱり悲しいですね」
アイリーン「そんなにおセンチにならなくてもいいでしょう?ユニット名変えて再出発するのだから」
その再出発の中に・・・・律音はいない。皆して律音をみる。律音の表情は・・・・憂いているようにも悲しんでいるようにもみえる。皆の視線に気づいてとりつくろうように笑顔になる。
律音「あ、だ、大丈夫だよ皆なら。これからも頑張ってね」
頑張るのは頑張るが、皆以上に律音は頑張らなければならないだろうに。律音は「自分は大丈夫だよと言うように笑顔。1人異国の地で頑張らなければならない彼女に欠けられる言葉は一体なんだろうか・・・・。
燿「律音ちゃんも頑張ってよ」
流奈「そだよ?途中で帰ってきちゃだめだからね?」
律音「うん」
燿「ああそうだ。記念撮影でもしようか」
翼「ああうん。いいんじゃないかな」
燿「それじゃあ-------------」
燿は自分の荷物からデジカメを取り出した時、その必要はないとののかが言う。
美久「必要がないってどういう事?」
ののか「別にそのデジカメじゃなくて、最後なんだから、もっといいモノで撮ろうって言いたいのよ」
奏鳴「もっと・・・・いいモノ?」
ののかは大きく息を吸い込んで叫ぶ。「響介!!どうせいるんでしょ!!」、と。すると、砂浜の隅の繁みから「呼んだ?」と響介がでてきた・・・・。
一同驚愕。
翼「き、君!!一体いつから・・・・!?」
響介「いつから?そんなの最初からいたに決まってるじゃまいか」
美久「さ、最初から!?」
燿「し、しかし・・・・一緒に飛行機で来たわけじゃないし・・・・自腹で来たのかい?」
響介「自腹?まぁ普通の旅客機でCAさんを撮影するのも悪くないけど。でも美女よりは美少女!!とはいえ、20代の美人CAなら撮ってもいいのかな?」
流奈「じゃあどうやって来たの?自転車?」
そんな訳がない。東京から沖縄まで自転車とか、どんな鬼畜だ・・・・。
しかし中学生ではバイクも車の免許もとれない。
ヒッチハイク?いやないだろう。まぁ新幹線、と言ったところか?
しかし響介の移動手段は・・・・そのどれでもなかった。
響介「いやぁ危なかったよ。あやうくジェットエンジンのファンに身体をもってかれるトコだった」
・・・・まさか・・・・月乃宮ジェットのエンジンファン部に張り付いていたとでもいうのか・・・・?
奏鳴「よく生きてましたね・・・・!?」
アイリーン「まぁこの男はファンに切り刻まれても生きてそうですが」
ヒドイ言われようだ。
美久「それって本当なんですか・・・・?」
響介「それは、キギョーヒミーツ!!」
・・・・詮索しない方がいいかもしれない・・・・。
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