響介「う〜む・・・・・・・・」
クリスマスの日、特に予定のない響介は’機動戦士ニャンダム ディスティニー’という猫型ロボットもののアニメのプラモデル、通称ニャンプラを組み立てていた。この日3体を組み立てたものの、どうにも塗装に納得がいかない。六土響介という男は盗撮とニャンプラおよびガンプラ組み立てには手は抜かないのだ。
本当は・・・・はれて彼女になったののかとどこかに出かけるはずだった。しかしPROJECT-STAR-LIGHTの一連の疑惑払拭の為にいろいろやっていて、クリスマスどころではなくなってしまったのだ。なので響介は自分にプレゼントとニャンプラを買って組み立てているのだ。
響介「うぬぬ・・・・あのアニメの色合いはどうやったら出せるのか・・・・」
半ば画家のように色を組み合わせる響介。彼にとってはただのプラモデルではない。ある意味芸術なのだ。そうして部屋にはパソコンが3台と撮影器具が床に転がり、その中で大の大人が立ったくらいの高さと横幅・・・・たぶん2メートル四方の立方体のガンプラとニャンプラのショーケースの中に所狭しと飾られていた。どれにも組み立てにも塗装にも手を抜かない出来上がりのものがそこにはあった。
そうやって組み立てていると、窓がバンと開け放たれた。何事かと思って顔をあげるとそこには・・・・
ののか「やっほ〜☆めり〜くりすま〜す♪うににっ☆」
サンタさんがいた。真っ赤なフードに半袖、ミニスカートのサンタさんが。窓の淵に座っていつもの頭上でダブルピース。そして「ちょっと失礼するよ〜☆うにうに」と響介の部屋に上がり込んでくる。そして表に置かれていたらしい白い袋を「よいしょっと」と持ち込んだ。
ののか「うにうにののちゃんサンタバージョンでとーじょ〜うに☆はい。プレゼントって・・・・」
ののかが袋からだしたのは響介が好きだと言っていたガンプラ数個だった。今組み立てているのをみてダブったかなと思ったが、響介は持っていないものだと言ったので一安心。受け取ってもらえた。
あとはと言いつつ袋から出したのはクリスマスケーキ(5号)だった。折角なので、ニャンプラ塗装はとりあえず中止し、2人でクリスマスケーキを食べながら話をした。
ののか「ごめんね〜?一連の騒動で忙しいし、練習もきっちいからなかなか時間つくれなくて」
響介「いや。こうして時間作ってきてくれるんだから嬉しいよ」
ケーキの後も話をしながら過ごしたが・・・・。
響介「ところで、その恰好なんなの?」
ミニスカサンタの衣装について聞いてみた。今夜は月乃宮プロダクションのクリスマスパーティという事で、STAR-MINEも参加し、いろいろとやっていたらしかった。これはその恰好なのだという。会場からそのままの恰好で来たのだとか。
響介「写真撮って良い?」
ののか「いいけど・・・・」
響介「けど?」
ののか「今日はクリスマスだし・・・・写真だけじゃなくても・・・・いいよ?」
ぷつ〜ん。響介の理性の糸が切れた。
その先は一体どうなったのか。2人だけのクリスマスの夜は更けていく--------------
----------------------------------SCENE7へ-------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する