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2015年06月28日10:22

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新規加入〜 introducing〜(1)/SS

9月初頭。始業式が終わり皆で部室に集合。練習を始める。


東日本予選用に用意された曲は以前、ASSOCIATIONからもらったもの。振付の動きは八咫神社の夏祭りステージよりはるかに少ない。練習量は程々でも仕上がるだろう。歌は全然練習していないが、予選までまだまだある。こちらも仕上がるだろう。


問題は・・・・衣装にあった。



衣裳はもちろん歌のイメージに合ったものにするのは当たり前だが、衣裳係のアイリーンがASSOCIATIONから曲をもらったので完璧な衣装を造りたいとずっとデザインを書いては捨て、書いては捨てを繰り返す。煮詰まって唸っている。


始業式後の練習の後、アイリーンはまたデザイン画の考案にかかる。間に昼休みを挟み、午後も練習を続ける。夏休みは学校がなかったので1日練習にあてられたが、2学期が始まってしまっては放課後の2〜3時間しかない。やれるときに練習せねば。


午後3時。始業式後の練習はここまでとし、汗ばんだ練習着から制服に着替える。もちろん男の燿は着替え中は廊下に出されたが。


流奈「じゃあ・・・・これから衣装を考える時間かな?」

燿「そうなるかな。おそらくこの曲、衣装が1番難しいだろうから」


アイリーン「わ、わたくし1人でも考えられますが、どうしてもというならアイデアを取り入れてもよくってよ!!」


ののか「素直じゃないわねー。ま、いつもの事だけどー。ののみたいに純粋無垢なうにうにじゃないとね〜?うににっ☆」



翼「純粋無垢かどうかは置いといて、実際どうするんだい?ASSOCIATIONからいただいた曲だとはいえ、そんなに気負わなくてもいいんじゃないかな」



ののか「置いとかないでよ!!」



律音「お母さんもそんなに気負って仕上げようとしなくてもいいって言ってたよ?」


美久「そう・・・・なの・・・・?」


律音「うん。無理に完璧を目指そうとすると、逆にダメになるパターンもあるからって」


アイリーン「なるほど・・・・」


翼「肩の荷をおろして気楽な気持ちで考えたらいいのかもしれないね」


燿「でもそれ相応の仕上がりにしたいねぇ・・・・」


と燿は愛架から受け取った曲のスコアを手にする。プロデューサーとしてどうしたらいいのか・・・・悩んでいるような顔をしている。気負うなと言われても、伝説のASSOCIAIONからもらった曲なのだ。ヘタを打つ事はしたくないものだ。


皆してどういう路線にするか考える。あくまで完璧に仕上げるか・・・・それとも愛架の言う通り、気負わず気楽にいくか・・・・。



と考えていると、部室のドアがノックされた。誰だろうと皆してドアをみるが・・・・ドアは開かれない。数分して、またドアがノックされた。しかしドアは開かない・・・・。



律音「誰だろう・・・・?」


美久「先生の誰かかな・・・・」

翼「でもすぐに入ってこないのは妙だね」


ののか「六土先輩達じゃないわよね。あの人はズカズカはいってくるしー」


流奈「遠慮がないよねあの人」

アイリーン「だれかしら。燿さん」



燿「了解」




燿がドアまで行って開けてみると、そこには茶髪ツインテールの少女がうつむき加減に立っていた。



燿「君は?」


「あ、あのわ、私・・・・1年の星野奏鳴です。あ、あの・・・・その・・・・これ・・・・!!」



星野奏鳴と名乗った少女は白い封筒を燿に差し出した。それを受け取った燿は封筒をみてみると・・・・’入部届’と書かれていた。



燿「お嬢様。入部希望者みたいだ。中身の紙には志望動機も書いてあるけど、どうやら東京予選からのファンで、この前の夏祭りステージをみて入部を決意したって書いてある」



アイリーン「あら。入部希望?それはそれは。星野さん。入りなさい」


奏鳴「は、ははははい!!し、しつれいしましゅ!!」


噛んだ。そして21世紀のロボットのようにカッチコチになって入ってくる。随分緊張している様子だ。


流奈「1年生だって。ののかちゃんと同じだね。知ってたりする?」


ののか「ぜんぜん〜。友達とよくカラオケにいくって事と歌うのが好きなのは知ってるけど〜」


奏鳴「な、何で知ってるの!?」


ののか「あんたね、廊下ではしゃいでたら誰でもわかるでしょー。ああこの人これからカラオケいくんだなーって」


奏鳴「あ・・・・ははは・・・・」


律音「星野奏鳴ちゃんだね!!私、草薙律音。よろしくね!!」

流奈「速水流奈。よっろしく〜!!振付担当だよっ」


美久「音羽美久です。作曲担当です」


翼「水鏡翼だよ。よろしく」


アイリーン「月乃宮アイリーンですわ。この中では衣装を手がけています」


燿「プロデューサーの風祭燿だよ。よろしく。志望動機は分かったけど、ちょっと自己紹介してくれるかな?」


奏鳴「あ、はい」



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