翌日の練習時。今日も朝からの練習だ。夏休みで授業がないと練習をたくさんできるので実りのある時間がとれると思いきや------------------
律音「誠に申し訳ありません」
部室で土下座する律音の姿があった。アイリーンは怒りを露わにしていたが、ほかのメンバーは仕方がないといった表情をしている。
律音が土下座して謝っているのは・・・・月宵月華の月咲此花に律音の最大の秘密を知られてしまった事。報告は昨日のうちに・・・・メールでしてある。電話だと怒られるような気がしたので。
しかし、朝来てみたら真っ先に怒られた。ただ怒られるのが昨日か今日かでしかなかったようだ・・・・。
燿「まぁまぁお嬢様落ち着いて。律音ちゃん。月咲さんは黙っててくれるって言ってたんだよね?」
律音は頷いた。
流奈「ならいいんじゃない?広まらなければいいと思うし」
アイリーン「なにを呑気な!!ついうっかり口が滑るかもしれないでしょう!?」
アイリーンは地団太を踏んで、律音を指差した。かなりお怒りのようだ・・・・。
ののか「こっちの秘密もバレたけどぉ、向こうの秘密もこっちは掴んでるわけだし」
美久「そうだね・・・・。でも本当に吸血鬼がいたなんて・・・・怖い・・・・」
翼「大丈夫。僕が守ってあげるから」
美久「あ、ありがとう・・・・翼ちゃん・・・・」
ウットリと王子様をみつめるような乙女のようは表情で翼をみつめる美久。なんだか妙な空気を醸し出している。
アイリーン「まぁ・・・・バレてしまったものは仕方ないわね。とりあえずこの事を咎める時間があったら1分でも練習したほうがいいわ。さぁ特訓ですわ!!歌いますわよ!!踊りますわよ!!走りますわよ!!」
流奈「なんで走るし?」
アイリーン「もちろん体力トレーニングです。さぁはじめますわよ!!さぁ体操着に着替えてらっしゃい!!」
ののか「うぇ〜。練習の鬼ぃ〜・・・・吸血鬼よりののかはこっちのほうが怖いわぁ」
アイリーン「なんですって・・・・?」
低い声で睨まれるののかは「ひぃっ!?」と恐怖の声をあげて部室の隅に逃亡。確かに吸血鬼の此花より、こっちのほうが怖いかもしれない・・・・。
なにはともあれ、練習開始。残り少ない予選までの時間を有効に使っていかなければ。かと言って、ただ闇雲にやればいいという訳でもない。燿のマネージメントで体調管理を徹底し、ムリなく進行させていく。
そして迎えた・・・・予選当日。
あとは・・・・県予選を勝ち抜けるために、今だせる最高のパフォーマンスをするだけだ-------
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