87年10月1日東京・永田町のキャピトル東急ホテル「真珠の間」において、全日本プロレス創立満15周年記念パーティーが約700人の関係者を集めて行われました。
所属選手が出席、席上では松根光雄社長と馬場正平会長が挨拶、益々の躍進を誓っています。
87年「創立満15周年記念ジャイアント・シリーズ」開幕戦は10月2日大田区体育館(テレビ収録、観衆1,850人発表)で開催されました。平日の金曜日開催、アクセスの不便な会場、また4日後の10月6日に日本武道館大会を控えていたところなどの要因もあり、厳しい観客動員となりました。
全日本プロレスが創立15周年を迎えた一方で、87年9月25日、ジャパンプロレスの興行部門を担っていたジャパンプロレス興行が閉鎖。ジャパンプロレスは8月一杯で全日本プロレスとの興行面での業務提携を打ち切られており、馬場は弱体化したジャパンプロレスの吸収に動きました。
ジャパンプロレスの選手会は残っており、選手たちの去就が注目される中、エースである谷津嘉章は開幕戦からシリーズを欠場しています。
開幕戦のメインイベントはジャンボ鶴田と阿修羅・原のシングルマッチ(60分1本勝負)。天龍戦を4日後に控えた鶴田にとっては龍原砲の同士である原はまさに「仮想天龍」と言えます。
鶴田は原のヒットマン・ラリアットを身体を沈めてかわし、両者ロープに走り反動を利してのタックル合戦、ロープに下がったリング中央で棒立ち状態となっていた原へ鶴田はすかさずフライング・ボディシザース・ドロップ(空中胴絞め落とし)を決め17分21秒、体固めでフォール勝ち。鶴田の勝利に終わっています。
セミファイナルは天龍同盟対ジャパン、天龍源一郎&川田利明組と仲野信市&寺西勇組の一戦。谷津の欠場でジャパンのリーダーとなった仲野ですが流石にこのポジションは荷が重過ぎたか、8分35秒、天龍がパワーボムからのエビ固めで寺西を降し天龍同盟が10分足らずで圧勝。
輪島大士&石川敬士組vsタイガー・ジェット・シン&ジョージ・ワインゲロフ組は7分31秒、両チームリングアウトの引き分け。
タイガーマスクとカナダ修行より凱旋したビッグ・ジョン・テンタがタッグを組んでスポット&スパイクのザ・ムーンドッグスと対戦。6分16秒、テンタがフロント・スープレックスからスポットを体固めに決めてタイガーマスク&テンタ組が勝ち星を獲得しています。
全日本対国際血盟軍、ジャイアント馬場&ザ・グレート・カブキ組vsラッシャー木村&鶴見五郎組は9分15秒、カブキがバックドロップからの体固めで鶴見を破っています。
テリー・ゴディ&ニキタ・コロフ組は大熊元司&高木功組と対戦、5分44秒、ゴディがラリアットから大熊を体固め。ゴディとニキタのこの試合順と対戦相手は、テレビ中継のある開幕戦にしてはあまりに勿体ないです。
メキシカンコンビ、ドクトル・ワグナー・ジュニア&アンヘル・ブランコ・ジュニア組はメキシコ勢との対戦経験豊富なマイティ井上&ハル薗田組と対戦。ブランコが薗田を押えたところへ、ワグナーJRがコーナーポスト最上段からムーンサルト・アタックを見舞って7分32秒、ワグナーJRが薗田を体固め。
全日本対ジャパン、渕正信と栗栖正伸のシングルマッチは8分28秒、バックドロップからの体固めで渕が勝利、第1試合の百田光雄と小川良成のシングルマッチは10分18秒、逆さ押さえ込みで百田が勝ちました。
なお、この日の試合前に馬場が記者会見を行い、来日中止になったリック・フレアーの代打として大物「X」が序盤戦に参加することを発表しています。
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