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2025年10月21日07:14

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【特別編】マイティ井上さん追悼(130)

ジャイアント馬場がプエルトリコ遠征中の86年9月20日神奈川県相模原市立総合体育館でジャパンプロレス自主興行のワンナイト興行「三大スペシャルマッチ」(テレビ生中継、観衆3,200人発表)が行われています。(先シリーズの9月9日愛知県体育館で腰を負傷し終盤戦の9月10日長野県駒ヶ根市民体育館、11日後楽園ホールを欠場、自宅のあるアメリカに戻っていたキラー・カーンは不参加)

メインイベントはジャパン対カルガリー・ハリケーンズ頂上決戦、長州力とスーパー・ストロング・マシンによるシングルマッチ、ノンタイトル60分1本勝負。これまで両者はいずれもジャパン自主興行の85年12月15日、2月16日、後楽園ホールで2度シングルで対戦し1反則勝ち1反則負けという結果に終わっています。

過去2回はハリケーンズと新日本プロレス、テレビ朝日との契約がまだクリアになっておらず、ノーテレビでしたが今回は日本テレビの「全日本プロレス中継」での生放送のメインに組まれました。

マシンが長州のお株を奪うマシン・ラリアット、長州はラリアットを食らいながらも場外にエスケープ、マシンもこれを追いかけて場外へ、長州の額を鉄柱、本部席の机に叩きつけていきましたが、長州も反撃、マシンの身体を場外フェンスめがけて投げつけてリングに戻ろうとしたところ、マシンが長州の身体を押さえて11分39秒、両者リングアウトの引き分けに終わりました。

3度目のシングル戦もまたしても決着はつかず。試合後、リング上でマシンが「もう1回だ!もう1回やらせろ!」と絶叫し「もう1回やってやる。でも、その前にマスクを取れ!」という長州力の回答に、自らのマスクを脱ぐ。会場からは平田コール。あわせてセコンドの高野俊二がタオルを被せました。

マシンがマスクを脱いで素顔となったシーンはちょうどテレビCMに入ってしまい、素顔がテレビ中継で流されることはなく、番組のエンディングでは本部席に置かれたマシンマスクが映し出されました。翌週発売の「週刊プロレス」ではマシンが素顔を見せた写真が表紙を飾り、当時話題となりました。

セミファイナルはジャパン対全日本、谷津嘉章&アニマル浜口組とジャンボ鶴田&天龍源一郎組の一戦。浜口のフライング・ボディプレスを下からの膝「剣山」で自爆させた天龍が浜口の首と足を取って丸めこみ、12分30秒、首固めでカウント3。鶴田&天龍組がフォール勝ち。

全日本対ハリケーンズ、タイガーマスク&渕正信組とヒロ斉藤&高野俊組は13分21秒に渕と高野が両者リングアウトの引き分け。全日本対国際血盟軍、ロッキー羽田&サムソン冬木組とラッシャー木村&先の「サマー・アクション・シリーズ2」終盤戦を腰と膝の負傷で欠場して復帰した阿修羅・原組の一戦は5分1秒、R木村がブルドッキング・ヘッドロックから羽田を体固めに決めて国際血盟軍の勝利。

注目の対決、ジャパン対全日本、小林邦昭vsマイティ井上のシングルマッチは僅か2分7秒、両者リングアウトの引き分け。生中継の弊害が出てしまったと言いますか…、猪木嫌い、新日本スタイル大嫌いのM井上が「虎ハンター」小林にどう向き合うか興味深いカードでしたが2分で両リンはあまりに残念でした。何のストーリーもなく、唐突に組まれた試合だったので仕方ない面はありますが、テレビ生中継に入れるべきカードだったと思います。

小林vsM井上戦を含めた前半戦5試合はいずれもジャパン対全日本、栗栖正伸と石川敬士のシングルマッチは8分57秒、アキレス腱固めで石川がギブアップ勝ち、寺西勇&仲野信市組はグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビに10分21秒、反則勝ち。

保永昇男&笹崎伸司組とハル薗田&百田光雄組は7分33秒、薗田が小林邦昭のフィニッシュ技であるフィッシャーマン・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で笹崎を倒し、第1試合の佐々木健介と小川良成のシングルマッチは5分5秒、ネックブリーカー・ドロップからの体固めで小川の勝利。この日のジャパン対全日本の対戦成績はジャパンの1反則勝ち5敗1両リンとなり全日本プロレス勢が体格差を見せつけて大勝しています。

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