全日本プロレス86年「サマー・アクション・シリーズ2」9月6日三重県鳥羽市民体育館(テレビ生中継、観衆2,200人発表)大会。
メインイベントでは大阪城決戦を終えて9月9日愛知県体育館でのインターナショナル・ヘビー級王者、スタン・ハンセンとPWFヘビー級王座を賭けてダブル・タイトルマッチで対戦する長州力がタッグマッチで前哨戦を行いました。
長州&谷津嘉章組とハンセン&スーパー・メディコ組によるタッグマッチが組まれ、天龍戦で痛めた脇腹が気になる長州ですが、8分29秒、サソリ固めでメディコをあっさりギブアップさせて快勝しました。
このシリーズはテリー・ゴディがハンセンとの対戦がシリーズ最終戦の9月11日後楽園ホールで決まっており、ハンセンのパートナーを務められる外国人レスラーがメディコかジ・インベーダー3号しかおらず、テレビマッチのメインイベントで鶴田、天龍、長州、谷津と対戦するには力量不足が目に見えて露呈してしまい、観客にも物足りなく感じられたのではないでしょうか?
全米でも売れっ子であるテッド・デビアスのスケジュールを毎シリーズ押さえるのは難しいかと思いますが、せめてロン・バスなど日本でも実績、知名度もある外国人を1人は入れてくれないと興行が締まらないものになってしまいます。
セミファイナルはジャンボ鶴田&タイガーマスク組とキラー・カーン&スーパー・ストロング・マシン組の対戦、鶴田がマシンに体格差を利したジャンボ・ラリアット、フォールの体勢に入りましたが、Kカーンがカバーに入った鶴田の首筋めがけてジャンプしてのダブル・ニードロップ。2人がかりで鶴田に殴る蹴るの暴行を加え、静止に入ったレフェリーを突き飛ばし、11分26秒にKカーン&マシン組の反則負けに終わっています。
セミ前に組まれたのはゴディと石川敬士のシングルマッチ。こちらは7分21秒、必殺のパワーボムからのエビ固めでゴディの完勝に終わりました。
全日本対国際血盟軍、ジャイアント馬場&天龍源一郎&サムソン冬木組vsラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組の6人タッグマッチは7分35秒に天龍がパワーボムから鶴見をエビ固めに決めて全日本トリオの快勝。
ジャパン対カルガリー・ハリケーンズ、アニマル浜口&小林邦昭組とヒロ斉藤&高野俊二組は12分40秒に両チームリングアウトの引き分け。この両チームは、石川&マイティ井上組の保持するアジア・タッグ王座に挑戦しても面白かったと思いますが、大人数を活かすカードを組むのは全日本プロレスは下手だったと思いました。
渕正信はインベーダー3号とシングルマッチで対戦し10分36秒、ダイビング・フィストドロップからの体固めで勝利。全日本対ジャパン、M井上&ハル薗田組と栗栖正伸&保永昇男組は12分22秒、M井上が保永をサマーソルト・ドロップからの片エビ固め。
第1試合の全日本対ジャパン若手対決、小川良成と仲野信市のシングルマッチは10分17秒、逆エビ固めで仲野がギブアップ勝ちを奪いました。
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