全日本プロレス86年「サマー・アクション・シリーズ」最終戦、7月31日両国国技館(テレビ収録、観衆11,000人満員)大会続きです。
シリーズ開幕前にヘビー級虎戦士となったタイガーマスクをヘビー級でのメインイベンターに押し上げる為に企画された「猛虎七番勝負」。シリーズ開幕前に東京スポーツ新聞社による対戦相手のファン投票が行われ、この日7月末日が締切でした。
実際に結果が発表されたのはこの日が締切ですから翌8月1日に発表され、上位20選手は以下のメンバーとなりました。1.スタン・ハンセン、2.長州力、3.天龍源一郎、4.ジャンボ鶴田、5.ジャイアント馬場、6.リック・フレアー、7.谷津嘉章、8.マグナムTA、9.テッド・デビアス、10.ザ・グレート・カブキ、11.サムソン冬木、12.スーパー・ストロング・マシン、13.リック・マーテル、14.ホーク・ウォリアー、15.アニマル・ウォリアー、16.ダイナマイト・キッド、17.バリー・ウインダム、18.高野俊二、19.阿修羅・原、20.テリー・ファンク(得票順)。
ここから7人が選ばれる訳になりますが、この日タイガーマスクとファン投票10位のカブキがシングルマッチで対戦、両者は86年1月28日、東京体育館では当初タイガーマスクは冬木とのシングルマッチが予定されていましたが冬木が肋骨骨折で欠場した為に代打としてカブキがタイガーマスクと対戦。欠場中の冬木が乱入しノーコンテスト。
3月4日大阪城ホールでの再戦ではカブキが毒霧を浴びせての反則負けと完全結着はついておらず、この日が3度目のシングルマッチとなりましたがこの試合は「猛虎七番勝負番外戦」として行われました。
試合はカブキがタイガーマスクにバックドロップ、カブキはタイガーマスクを投げたままの体勢で下からブリッジしてホールド、しかしカブキのブリッジも不十分であり両肩はついたまま、両者の肩がマットに着いたダブルフォールの状態でレフェリーがカウント3を数えましたが、カウント2でタイガーマスクが右肩を上げて、13分18秒、体固めでタイガーマスクがフォール勝ちを収めました。
なお、この試合でタイガーマスクのフライングメイヤー(首投げ)を食った際に左手をついてしまったカブキは左手首を骨折、全治2か月の重傷を負ってしまいました。
初代世界ジュニア・ヘビー級王座決定トーナメント決勝戦、日本代表、カルガリー・ハリケーンズのヒロ斉藤とアメリカ代表のブラッド・アームストロングの一戦は11分1秒、コーナーの反動を利したジャーマン・スープレックスホールドでH斉藤が勝利。初代世界ジュニア・ヘビー級王者に輝いています。
全日本対国際血盟軍、ジャイアント馬場&石川敬士&大熊元司組vsラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組の6人タッグマッチは10分47秒にR木村がブルドッキング・ヘッドロックから大熊を体固め。全日本対ハリケーンズ、サムソン冬木&ハル薗田組とマシン&高野俊組は8分21秒、マシンが薗田を回転エビ固めに丸め込んでハリケーンズに軍配が上がりました。
テッド・デビアス&ザ・デストロイヤー&ピート・ロバーツ組というマニアにはたまらない魅力的トリオが実現、ジャパンのアニマル浜口&小林邦昭&保永昇男組と対戦、11分13秒、パワースラムからの片エビ固めでデビアスが保永からフォール勝ち。デストロイヤーと長州、マシンの対戦は今シリーズ実現せずに終わりました。
第1、2試合は全日本対ジャパン、マイティ井上&渕正信組vs寺西勇&栗栖正伸組は8分39秒にM井上がサマーソルト・ドロップから栗栖を体固めに降し、第1試合の小川良成と仲野信市のシングルマッチは5分8秒に仲野がジャーマン・スープレックスホールドで小川を撃破しました。
新日本プロレスとの興行合戦ですが、新日本は5日後の8月5日に「バーニングスピリット・イン・サマー」両国国技館大会を開催、猪木vs初来日のスティーブ・ウイリアムス、藤波辰巳&木村健吾組にUWFの前田日明&木戸修組が挑戦したIWGPタッグ選手権試合、UWFの高田伸彦に越中詩郎が挑戦したIWGPジュニア・ヘビー級選手権試合の3大ビッグイベントを開催し、9,550人(満員発表)の観客を動員。私は両方会場観戦してしますが、発表では全日本プロレスが上回ったものの、両大会とも空席は若干ながらあり、互角の引き分けでした。
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