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2025年08月21日07:18

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(130)

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武藤敬司は新しく全日本プロレスのオーナーとなった白石伸生代表との対立から2013年5月31日、全日本プロレスの取締役会長を辞職、ならびに選手契約を解除。翌6月1日に全日本プロレスは新たに役員人事を発表し、白石がオーナー兼代表となりました。

武藤と内田雅之前社長は新団体「WRESTLE-1」旗揚げに向けて動き、7月10日団体旗揚げを発表。また武藤はWRESTLE-1の運営会社であるGENスポーツエンターテインメントの代表取締役社長の就任を発表しました。

WRESTLE-1のオーナーは誰か?という点にファン、関係者の注目が集まりましたが、K−1、東京ガールズコレクションの実権者として知られる矢吹満の名前があがりました。

9月8日TDCホールで旗揚げ興行が行われ(観衆2,500人超満員発表)、メインイベントは武藤&ボブ・サップ組の「チームWRESTLE-1」がレネ・デュプリ&ゾディアック組と対戦、武藤がムーンサルトプレスからの体固めでデュプリを破っています。

2014年11月1日両国国技館で行われた(観衆7,200人発表)自身のデビュー30周年記念大会「武藤敬司デビュー30周年記念大会 HOLD OUT」では河野真幸が保持するWRESTLE-1チャンピオンシップに挑戦し18分40秒、足4の字固めでギブアップ勝ちし同王座を戴冠、2015年3月8日後楽園ホールでKAIのスプラッシュ・プランチャの前に破れて王座を失うまで2度の防衛を果たしました。

2017年2月8日には後楽園ホール(観衆1,589人超満員札止め発表)の観衆を集めWRESTLE-1の別ブランドとして、新日本プロレスOBのベテランレスラーを中心とした、「プロレスリング・マスターズ」が初開催されました。

メインイベントでは武藤&藤波辰爾&長州力&獣神サンダー・ライガー組vs蘇える平成維震軍、越中詩郎&ザ・グレート・カブキ&AKIRA&齋藤彰俊組の8人タッグマッチで武藤がムーンサルトプレスでAKIRAから体固めで勝利を収めています。

同年4月1日付でGENスポーツエンターテインメントの代表取締役社長にカズ・ハヤシが就任、武藤は代表取締役会長となりました。この時点で内田はプロレスリング・ノアのM&Aに向けて動いており、WRESTLE-1からは離れていました。

武藤は2018年3月に両膝を人工関節にする手術を受け、長期欠場に入ります。そして2019年の6月26日のリデットエンターテインメント社主催の後楽園ホールで行われた長州力引退試合で復帰しました。

しかし、WRESTLE-1も経営が上手くいかず、2020年2月29日に団体としての活動休止を発表します。

以下、同年3月1日の「プロレス格闘技DX」から抜粋して引用してみたいと思います。

『武藤敬司会長、カズ・ハヤシ社長が(2020年2月)29日、東京・大久保のGSPメディアセンターで会見し、WRESTLE-1が4・1後楽園大会を最後に無期限の活動休止となることを発表した。所属選手は3月31日をもって退団。武藤はアメリカ遠征が決まっていたため4・1後楽園大会に出場できず、3・15大田区が所属としてのラストマッチとなる。

W-1は全日本の分裂騒動を受けて2013年7月に設立。武藤を筆頭に全日本を離脱した選手たちが集まり、同年9月に旗揚げ戦を行った。旗揚げ当初は「対戦カードの事前発表なし」が話題を呼び、真田聖也(現・SANADA)とKAIのエース争いが主軸となった。その後、征矢学の入団、TAJIRIら元WNC勢の入団と規模を拡大しプロレス総合学院など新たな取り組みも行ったものの、真田、KAI、船木誠勝、田中稔、TAJIRIらが相次いで退団。黒潮“イケメン”二郎というスター選手も生まれたものの、活動休止という形で6年9か月続いてきた団体の歴史に終止符を打つことになった。

この日、武藤会長、カズ社長が会見し、団体の無期限活動休止を発表した。武藤会長は「なかなか旗揚げしてから赤字の体質を脱却できず。じゃあどうして継続できたかといえば、WRESTLE-1はオーナーがいまして、そのオーナーさんに補てんしてもらいながら来ましたが、ひと区切りとしてこれ以上ご迷惑をかけてはいけない中で、活動休止という決断になりました」と経緯を説明。「悔やまれることばっかりですよ。もしかしたら自分自身の実力不足なのか」と無念そうに話した。

活動休止の形を取ったのは「今までWRESTLE-1に携わってくれた選手、もしかしたら俺とかカズじゃない若い選手、まだ思い入れがあって、活動再開したいと思う選手が現れるかもしれない」(武藤)との思いから。団体再開の可能性を残した。

所属選手は3月31日をもって退団となる。「選手、スタッフはみんなそうならないようにギリギリまで頑張っていたんですけど、最近ですね。そういう判断をしなければいけなくなったのは」と話したカズ社長は「今まで思っていたところではないところに自分の夢を持っていかなければいけない。レスラーの精神的なことを考えると、非常に酷なことをしているなという気がします」と沈痛な面持ちで選手たちを思いやった。

また、武藤個人としては4月にアメリカ遠征が決まっていたため、4・1後楽園大会への出場はかなわず。3・15大田区大会がW-1所属ラストマッチとなる。

【会見の模様】

カズ「今日はお集まりいただき、本当にありがとうございます。プロレス団体WRESTLE-1は2020年4月1日、後楽園ホールを最後に無期限の、無期限の活動休止とさせていただくことをご報告致します。応援していただいたファンの皆様、また団体、選手を支えていただいた方々、各関係各位、誠にありがとうございました。突然のご報告となり誠に申し訳ございません。活動休止に伴い、全レッスルワン所属選手は2020年3月31日(火)をもちまして退団となります。選手、スタッフ共々最後まで全力で走り抜く所存でございます。変わらぬご声援のほどよろしくお願い申し上げます……WRESTLE-1を残すよう頑張ってきましたが、誠にすみませんでした。そして支えていただいた皆様、ありがとうございます。

−3月31日で選手が退団となるが、4・1後楽園にはオファーして出てもらう形に?

カズ「はい、そうなりますね」

−各タイトルマッチは3・15大田区が最後になる?

カズ「それはわからないですね。全然、そこに関しては。興行自体は4月1日まであるけど、そこはわからないです」

武藤「WRESTLE-1旗揚げして7年弱ですか。選手、スタッフ一丸となって頑張ってきましたが、なかなか旗揚げしてから赤字の体質を脱却できず。じゃあどうして継続できたかというと、WRESTLE-1はオーナーがいまして、そのオーナーさんに補てんしてもらいながら来ましたが、ひと区切りとしてこれ以上ご迷惑をかけてはいけないという中で、活動休止という決断になりました。個人的なことを言わせてもらうと、4月1日の後楽園ホールを最後にと言いましたが、自分の場合は4月、すでに去年からアメリカで仕事が決まってまして。それは契約もしてまして、4月1日の後楽園は俺は参加できません。したがってWRESTLE-1での俺の最後の仕事、戦いは3月15日の大田区体育館になります。今までWRESTLE-1を支えてきてくれた関係者、そしてスタッフ、ファンの方々、本当に7年弱ありがとうございました」

−活動休止となった経緯は?

カズ「今、武藤さんの言われた通りで、選手、スタッフはみんなそうならないようにギリギリまで頑張っていたんですけど、最近ですね。そういう判断をしなければいけなくなったのは。なるべく早めに発表しようということになりまして、今日会見させていただきました」

−WRESTLE-1の再開は見据えている?

カズ「それも視野に入れて動いていたのですが、すぐにというのは難しいというのが現状です」

−カズ社長個人としてはいつか再開したい思いがある?

カズ「そうですね。もちろんそういうような気持ちはあります」

武藤「活動休止ということは、おそらく残すことによって今までWRESTLE-1に携わってきてくれた選手、もしかしたらカズとか俺じゃない若い選手なのかもしれないけど、まだ思い入れがあって、活動再開したいというレスラーが現れるかもしれないという部分で休止という形を取りました」

−4月1日までに予定されている大会は開催する?

カズ「それについてはまた後ほど発表させていただきます」

−プロレス総合学院の今後は?

カズ「4月からになるので、総合学院も閉める形になります」

−これまでWRESTLE-1をやってきた中で悔やまれることはある?

武藤「悔やまれることばっかりですよ。もしかしたら自分自身の実力不足なのか」

カズ「いろいろ先を見越して動いていたプランもありますし、特に先ほど出た総合学院ですか。日本で言えば道場に入って24時間プロレス漬けになって、そこからプロレスをやっていくっていうのが当たり前のプロレスのシステムなんですけど、実はこれって日本だけなんですね。海外ではそうじゃなくて学校システムで、アメリカでもメキシコでもそうなんですけど、そういうものを日本で作り上げたところ、続けられなくなったというのが凄く悔やまれます。そういうふうな新しいものっていうんですか。それが止まってしまうというのは。

あとは残った選手ですね。今まで何人かWRESTLE-1にいたレスラーが、このWRESTLE-1をやめて、いろんな団体にいったりとかするんですけど、それってレスラー自身に自我が芽生えて、そして自分でこのフィールドではなくて、他のフィールドで戦ってみようと自分で思って戦い始めたんですよ。でも今回に関しては自分のフィールドを耕す、筋肉つけて、選手育てて、トレーニングして、自分の筋肉作って、練習やってっていうようなものをやっていて、いざこのフィールドが外された時に、自分の自我はここにあったのに、これからいろいろ自分の思いじゃない、今まで思っていたところと違うところにまた自分の夢を持っていかなければいけない。そのレスラーの精神的なことを考えると、非常に酷なことをしているなという気がします。」

マスターズのプレスパスはWRESTLE-1から出ていたので、「サポートしているマスターズ興行の方がいつも盛況だなんて複雑だろうなぁ」と28日に思っていたところ。ついにこのときが・・・の感。

「オーナーさんに補てんしてもらいながら来ましたが、ひと区切りとしてこれ以上ご迷惑をかけてはいけない」という言葉があった。資本金 9,800万円とされたGENスポーツエンターテインメントがオーナー。道場ビル含めての支援があってこそのWRESTLE-1だった。

武藤敬司が途中でレギュラー参戦でなくなったのも、費用面があったんじゃないかと思う。有力選手が次々と離れていった印象が強い。必要に迫られてもいたが、コストカットはシビアに行われ続けた団体でもあった。高木三四郎が一定時期、コストカットを担っていたことも記憶に新しい。団体としては真田聖也(SANADA)、KAI、船木誠勝ともに突き抜けなかったのが厳しかったかなぁ。

何か仰天計画でもあったのか、昨年大晦日の大箱(大阪府立第一)も謎展開だった。話題を集められないままに開催となってしまう。

「WRESTLE-1」という旗印こそ続いたが、中身が大きく変化してしまってはファンも定着はしない。ボクも武藤の節目となる大会程度の観戦にとどまってしまった。

集客面での“ラストエース”となった才木玲佳の心中も複雑だろう。』

WRESTLE-1活動休止以降は武藤はフリーとて活動、翌2021年2月12日、2010年12月5日以来、実に10年2か月ぶりの開催となるノア日本武道館大会(観衆4,196人発表)で潮崎豪を29分32秒、GHCヘビー級王座を58歳という年齢で初戴冠。佐々木健介、高山善廣、に次ぐ史上3人目のメジャー3団体のヘビー級シングル王座のグランドスラムを達成した。(2022年6月12日さいたまスーパーアリーナでは小島聡が潮崎を破りGHCヘビー級王座を獲得し4人目のグランドスラム、2023年2月19日には全日本プロレスの後楽園ホールで永田裕志が宮原健斗を破り三冠ヘビー級王座を獲得、5人目のグランドスラム達成となっている)

2021年2月15日に開かれたサイバーファイトの会見において、武藤のプロレスリング・ノアに入団することが発表されました。契約期間は2月15日から2年間、つまり60歳まで。

メジャー3団体と「所属」契約を行った史上5人目の日本人選手となりました。(過去に永源遙、垣原賢人、KENTA、金丸義信の4選手がいる)

また同年11月13日、横浜武道館で丸藤正道とのタッグで清宮海斗&マサ北宮組を破りGHCタッグ王座を獲得。高山に次ぐ史上2人目のメジャー3団体のヘビー級シングル王座及びタッグ王座のグランドスラムを達成した選手となっています。

(佐々木健介は全日本プロレスでは世界タッグ王座は取っていない、ちなみに前出の永田が23年に三冠ヘビー級王座を奪取したことで3団体のヘビー級のシングルとタッグ王座に加え、新日本プロレスのG1CLIMAX、全日本プロレスのチャンピオン・カーニバル、ノアのグローバルリーグ戦のヘビー級のシングルリーグ戦の全てを制覇している)

22年1月1日の日本武道館大会で田中将斗&望月成晃組を下し、GHCタッグ王座を初防衛。しかし、2月8日に左股関節唇損傷による長期欠場、これに伴う王座返上を会見で発表しています。

22年6月12日にさいたまスーパーアリーナで開催された「サイバーファイトフェスティバル2022」において、持病の股関節痛のため、2023年春までに引退すると発表。引退までに数試合は行うとしているしました。同年9月7日の会見で2023年2月21日ノア東京ドーム大会で引退することを発表しました。

23年2月21日東京ドームでの「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING "LAST" LOVE〜HOLD OUT〜」(観衆30,096人発表)で内藤哲也を相手に引退試合を行い、28分58秒、デスティーノからの片エビ固めでフォール負け。

試合後、大の字の武藤の横で内藤が拳を突き上げると、武藤が起き上がり、右手でLOVEポーズを作ってタッチして応じ、握手。武藤がロープを空けて内藤にリングを降りさせる。

武藤「東京ドーム、たくさんのご来場ありがとうございます!39年間、続けてきたプロレス、今日で引退しますが、武藤敬司のプロレス人生、最高に幸せでした!皆さんのおかげです。ありがとうございます。自分がいなくなっても、プロレス界はますます驀進していきます!どうかこれからもよろしくお願いします。と、いうところで、まだ自分で歩いて帰れるし、ちょっとエネルギーも残ってるし、まだ、灰にもなってねえや。どうしてもやりたいことが一つあるんだよなあ。蝶野!オレと、闘え!カモン!」

放送席の蝶野正洋は唖然。会場は蝶野コール。

武藤「(客席を見て)あれ、(タイガー)服部さん?裁いて。レフェリーして。蝶野カモン!蝶野!」

蝶野はなかなか腰を上げないが、ヘッドセットを外し、苦笑い。辻さんに実況をお願いして杖をついて立ち上がる。「FANTASTIC CITY」が流されて大蝶野コール。

蝶野が杖をついてリングイン。タイガー服部元新日本プロレスレフェリーも。蝶野がジャケットを脱ぎ、サングラスを外す。服部さんがゴングを要請。特別試合、時間無制限1本勝負とアナウンスされました。

ロックアップから蝶野がサミング。張り手からシャイニング・ケンカキック、さらにSTFが決まると、1分37秒、武藤がタップし試合終了。蝶野が武藤の肩をたたき、声をかけます。服部レフェリーが2人の手を上げ、武藤と蝶野が抱擁。蝶野は放送席へ戻りました。

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