プロレスリング・ノア退団が決まったKENTA。ノアラストマッチは残り2試合。2014年5月3日ディファ有明(観衆1,600人超満員発表)大会。
第5試合で丸藤正道、シェイン・ヘイストと3WAYマッチで対戦。退団発表後、一発目の試合ということでKENTAの動向が注目された。「KENTA」コールの大声援が飛ぶ中、丸藤とはいつも通りのエグいエルボー合戦、シェインにも豪快な蹴り技で対抗。
終盤にシェインがボムバレーデスで丸藤の動きを止めると、KENTAとヘイストが豪快な張り手合戦。フルスイングの張り手でKENTAにダメージを与えたヘシェインがボムバレーデスを決めるも、KENTAが下から三角絞め。そしてGAME OVERに移行し13分10秒ギブアップ勝ち。
試合後、まずはKENTAと、2013年9月7日ディファ有明でのGHCヘビー級選手権試合で30分以上にわたる激戦を繰り広げたこともあるシェインが握手からのハグ。そしてリング上の赤コーナー、青コーナーと対角線にKENTAと丸藤の2人が残ると、KENTAが「丸さん、最後のお願いだから後楽園ホール、隣に立ってくれないか」とラブコール。丸藤は「久々にオレのことさん付けしたな(笑)。喜んで」とその要求を快諾し、右手でがっちりと握手しています。
かつて初代GHCジュニアヘビー級王座を9度防衛した丸藤との久々のタッグ結成に、KENTAは「ここまでお互いガンガンずっとやり合ってきて、最後横に並んでいる絵を想像したときに実現したらいいなと思った」とその心情を吐露しました。
当初はKENTA&杉浦貴組vs丸藤&中嶋勝彦組はが発表されていたカードでしたがKENTA&丸藤vs.杉浦&中嶋に変更されることに。
KENTAは「どの選手も自分の振り返る中では欠かせない存在ばかりなので、最後思い切りやり合えればいい」と5月17日の後楽園大会へ意気込むと、「すべてに対して感謝の気持ちでやりたい」と14年間在籍したノアでのラストマッチへ想いを馳せました。
5月17日の「Navig. with Breeze 2014」後楽園ホール大会では、立見までぎっしりの超満員となる2,000人を動員。
この日はダブルメインイベント。ダブルメインイベント第1試合では、4月末にノアを退団したKENTAが、ラストマッチに出陣。2010年12月以来、実に3年5か月ぶりに丸藤との「丸KENタッグ」を復活させて因縁の深い杉浦貴&中嶋勝彦組と対戦しました。
2000年の旗揚げから参加していたノアに別れを告げ新たな挑戦に乗り出すことを決意したKENTAは、この最後の試合で、03年に初代GHCジュニア・ヘビー級タッグ王者に輝き、シングルでも数々の名勝負を繰り広げた丸藤とのタッグ結成を希望。
会場を埋め尽くす超満員の観客から大「KENTA」コールの起こる中、ライバルでもありパートナーでもあった杉浦、GHCジュニア・ヘビー級王座をめぐって対戦してきた中嶋と、魂をむき出しにした激しい打撃戦を繰り広げました。
「1秒でも長く見ていたい」という観客の願いが、エルボー、キック、張り手でボロボロになったKENTAを震い立たせ、25分過ぎには丸藤との合体式の雪崩式不知火が中嶋に炸裂。すかさずKENTAが必殺技のgo2sleepを決め、28分31秒、KENTAが中嶋を片エビ固め。新たな門出を自らの勝利で祝福しています。
試合後も鳴りやまない歓声の中、14年間自分を支えてくれたファンに感謝したKENTAは「あれだけの観客が集まってくれて、幸せでした。恩返しをできるように、これからもやっていきたい」と、あくまでも引退ではなく、新たな出発であることを強調。「近いうちに、お知らせできることがあれば、自分の口から発表したい」と、噂されているWWE入りなどを含め、進路を明かした上で、プロレスラーとして、たった一度の人生として、悔いのない道に挑んでいく意気込みを示しでいます。
ダブルメインイベント第2試合のGHCヘビー級選手権試合では、新日本プロレスの永田裕志にモハメド ヨネが挑戦。
2012年の「グローバル・リーグ戦」で永田に勝利しているヨネは、得意の打撃に加え、客席通路でのランニング式クォーラルボンバーや、場外でのキン肉バスターなどのダイナミックな攻撃で王者に肉薄。だが、永田は白目式腕固めで会場を永田ワールドに引き込むと26分26秒、強烈なバックドロップホールドでフォール勝ちしノアファンの希望を打ち砕きました。永田は4度目の防衛に成功。
試合後、得意げにナガダンスを踊りきった永田は、いつの間にか背後に立っていた丸藤を思わず二度見。丸藤の「オレのレスラー人生15年を賭けてベルトに挑戦させろ」という訴えに「ゼアッ!」の一言で応じると、「まだノアにはオレが必要。高くそびえ立つ壁としての役割を果たす」と、まだまだ王者として緑のマットを青く染め続けることを宣言しています。
7月5日有明コロシアム(観衆6,200人発表)で行われた永田にノア最後の砦、丸藤が挑戦したGHCヘビー級選手権試合。2月に森嶋猛から奪取、KENTA、杉浦、マイバッハ谷口、ヨネを退けてきた第21代王者永田、5度目の防衛戦、ノアファンの期待を一身に受けてベルトを取り戻したい丸藤、左肩から左胸には不死鳥ペイントだ。
過去シングルで2度対戦し共に永田が勝利、アグレッシブに行きたい丸藤が切り裂き逆水平を連発!胸が真っ赤でミミズ腫れ、永田も厳しい蹴りで応戦!体重18kg差の蹴りは強烈です。(永田108Kg、丸藤90Kg)
エプロンから永田をエルボーで怯ませ、ロープ越しにジャンプしてバッククラッカーを繰り出す丸藤。エプロンから丸藤をエクスプロイダーでぶん投げた永田。
丸藤はエプロンの角で腰を痛打し場外転落、永田は更に雪崩式エクスプロイダー。さらに白目式逆腕固めで追い込んでいきます。
「どうした丸藤!来いテメエ!」と吠える永田、大中西ジャーマンも敢行。丸藤はトラースキックでチェンジングペースを見せ、試合の流れを変えます。
張り手とトラースキックのコンビネーションから虎王を見舞うとポールシフトの体勢に持ち上げ、そこから変形エメラルド・フロウジョン!25分29秒、カウント3。見事ノアにベルトを取り戻すと共に8年振り2度目の戴冠を果たしています。
そして丸藤が「俺の隣で虎視眈々とベルトを狙ってるヤツ、上がってこい!」ともリングに上がってきたのは中嶋でした。当時はまだ爽やかな「好青年スタイル」の中嶋「全力でそのベルト、獲りに行きます!」と丸藤に宣戦布告しました。
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