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2025年07月29日07:16

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(107)

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プロレスリング・ノア09年2月ツアー最終戦、3月1日日本武道館、地上波収録最後の大会は久しぶりとなる14,200人(超満員発表)の観客を動員しました。

両肘の手術により前年の9月6日の日本武道館大会を最後に長期欠場していた小橋建太が176日ぶりに復帰戦を行っています。小橋は一からのスタートということで第1試合に出場。井上雅央とシングル対決を行っています。

小橋のシングルマッチは腎臓癌手術で長期欠場する前の06年4月23日同じ日本武道館での丸藤正道戦以来、実に2年11か月ぶりのこと。この日は超満員の観客が武道館に詰めかけた為、第1試合の小橋復帰戦までに会場に入り切れなかったファンが多数いたようでした。

館内暗転し「GRAND SWORD」のテーマ曲が流されると館内は大コバシ・コールに包まれました。小橋のセコンドには菊地毅、本田多聞、志賀賢太郎の「バーニング」がついています。リングアナのコールを受けると館内からは紫色の無数の紙テープが投げ入れられました。

試合は15分1本勝負。スタートから小橋は先制のチョップを狙っていきますが井上はノラリクラリとしたマサオワールド全開でこれをかわしてみせます。

小橋をサイドヘッドロックにとらえ、セコさ抜群のパンチ、リストバンドを使った顔面かきむしりと得意の攻め。しかし小橋の強烈なヘッドロックのお返しで井上を悶絶させていきます。

小橋は井上を強引に担ぎ上げてブレーンバスター、井上も小橋に逆エビ固めを決めて反撃に出ますが、小橋は逆水平、大根切り、ローリング袈裟斬りと計100発を超えるチョップの嵐。井上の上半身をエプロンに出して首筋にエルボーバット。

小橋はハーフネルソン・スープレックス。最後はやっぱり剛腕ラリアット。14分7秒、体固めでフォール勝ち。何度も苦境に陥ってもその度に立ち上がる小橋の精神力には敬服させられるばかりです。

三沢光晴は第6試合に出場、小川良成&谷口周平とのトリオでバイソン・スミス&齋藤彰俊&ダグ・ウィリアムス組と対戦。Dウィリアムスがカオスセオリー・スープレックスホールドで谷口をフォールしています。

セミファイナルはノアvs新日本プロレス対抗戦、杉浦貴&潮崎豪組vs中邑真輔&ミラノコレクションA.T組の60分1本勝負。

杉浦は新日本1月4日新日本プロレスの東京ドーム大会で三沢と組んで、中邑&後藤洋央紀組と対戦し中邑の飛び付き腕ひしぎ逆十字の前に敗れ去っていますが、その復讐戦となりました。

先に入場して来たのは新日本勢。セコンドには後藤、石狩太一(タイチ)がついています。続いて入って来た杉浦&潮崎組。リングインするなり、杉浦と中邑は至近距離でにらみ合い。

ゴングが鳴る、先発は杉浦と中邑。エルボー合戦、中邑のキックと杉浦のスピアーの応酬。ここで潮崎が登場してチョップ。中邑は試合が決まった時から潮崎は眼中にないとばかり無視を決めこみ、「若いの」呼ばわり。

見下された感のある潮崎は何とか中邑の視界に自分を入れようとし、コーナーの控えにいる中邑に仕掛けていきます。帰国当初の潮崎は長髪に口髭という風貌が後藤に似ているとファン、マスコミには言われていました。

潮崎とミラノの対戦。場外に自ら出たミラノはリング下から「来い」と挑発。潮崎がリング下に降りるとミラノはサッとリングイン。潮崎が怒ってリングに上がろうとロープをまたぐとミラノはロープを蹴り上げて急所攻撃。館内は大ブーイングだ。

ミラノのトリッキーな動きに幻惑された潮崎は代わった中邑にチョップ3連発。中邑もローキックで反撃するが潮崎はドラゴンスリーパー式キャメルクラッチ。これをこらえた中邑はキックを見舞い潮崎をリング下に蹴り落とす。

潮崎がリングに戻ると中邑は逆エビ固め。杉浦がカットに入り中邑の正面から顔面にエルボーを叩き込んでいくが、中邑は技をほどかずこらえる。

ようやくタッチを受けた杉浦は中邑にスピアー、入って来たミラノにもスピアー。杉浦は中邑にジャーマン・スープレックスホールド。中邑はカウント2でクリア。

今度は中邑が浴びせ蹴りからリバース・パワースラムでフォールにいくが、これは杉浦がカウント2で返す。

ならばとランドスライドにいこうとした中邑だが杉浦はこれを防御し投げ捨てジャーマン、中邑もジャーマンでお返し。エルボー合戦から張り手の応酬となったがこの攻防で中邑がナックルパンチ、館内のノアファンからブーイングが起きました。

代わって入った潮崎は中邑をコーナーに詰めて串刺し式のチョップ、中邑もキックで返し下からの三角絞めから腕ひしぎ逆十字へ。これは杉浦がカットに入り、中邑はミラノと交代。

潮崎はミラノにフィッシャーマンズ・バスターを決めてからムーンサルトプレスにいこうとしましたが、ミラノは西永秀一レフェリーを盾にしてこれを防ぐ。

潮崎はミラノにラリアット、入った来た杉浦がミラノをカナディアン・バックブリーカーに担ぎ上げると潮崎はトップロープからミラノのノド元めがけダイビング・ニードロップ。

カットに入った中邑は杉浦にランドスライドを狙うが杉浦は腰を落として防御し、逆にオリンピック予選スラムで叩きつけます。

ここから試合の権利のある潮崎とミラノの一騎打ちの展開となり、潮崎の豪腕ラリアットをかわしたミラノは逆さ押さえ込みで丸め込むもカウントは2。潮崎はミラノを強引に持ち上げてゴーフラッシャー、さらにロープへ走っての豪腕ラリアットからフォールの体勢へ。

20分30秒、カウント3が入り杉浦&潮崎組の勝利。試合はノアが制していますが、杉浦の中邑へのリベンジは達成されないまま終わりました。

セミファイナルは中嶋勝彦(健介オフィス)にKENTAが挑戦したGHCジュニア・ヘビー級選手権試合。

試合開始早々から中嶋はKENTAのキック封じの足殺し戦法。ドラゴンスクリューからグラウンドに引き込んでの左足攻め。レッグロック、ロープにKENTAの左足を引っ掻けてのエプロンからのドラゴンスクリュー。

さらに場外戦ではアトミックドロップの要領で担ぎ上げると鉄柵へのニークラッシャー。KENTAも負けじと中嶋の顔面、ボディに痛烈な蹴りを見舞い応戦。

場外でのデスバレーボムを決めたKENTAは中嶋の雪崩式フランケンシュタイナーを防御するとダイビング・フットスタンプ。続けてブサイクへの膝蹴りを狙ったが、これはかわされる。中嶋はカウンターのフライング・ニールキック。

蹴りなら空手がバックボーンの中嶋も負けていない。ローキック、KENTAの延髄めがけて振り下ろすような強烈な一撃。フロントキックは相打ち。お互いにコーナーに上がったところを下からの蹴りの応酬を見せていきます。

KENTAは中嶋をロープに固定しておいてコーナーポストからダイビングニー狙い。しかしこれは中嶋も読んでいてロープの反動を利して上体を上げて起きてこれを外す。

KENTAのタイガー・スープレックスは中嶋が一回転して着地。中嶋はすかさず垂直落下式ブレーンバスター。KENTAの顔面を踏みつけた後、綺麗な弧を描くジャーマン・スープレックスホールド。カウント2でKENTAがクリア。

中嶋は続けてR-15、ハイキックを狙っていくもKENTAはこれをかわしてタイガー・スープレックスホールド。これを返されるとブサイクへの膝蹴りからフォールにいくもカウント2で中嶋はクリア。

KENTAはラリアットを試合の要所要所で上手に使い、ペースをつかんでいきます。中嶋もR-15を決め、トルネード・ジャーマンで勝負に出るもKENTAはこれをこらえてgo2sleepを決めて見せます。

さらに中嶋の側頭部へ左→右→左のバズソーキックのコンビネーションからフォールにいくもカウント2。中嶋は張り手を連発して再びR-15にいくが、KENTAは中嶋の蹴り足をキャッチして2発目のgo2sleep。25分45秒、片エビ固めでカウント3が入りKENTAが18日ぶりにタイトルを奪回しました。

ベルトを抱えて花道を引き上げ、ファンに両手を上げて応えていたKENTAに突如として全身黒ずくめの衣装を身にまとった黒覆面の男が遅いかかり、花道でKENTAに垂直落下式ブレーンバスター。

黒覆面は足早に立ち去り、ダウンしたKENTAはあわててやって来た石森太二に肩を担がれて退場。しかしよーく石森の姿を見るとジャージの下とリングシューズの色が黒…。

試合後のコメントでKENTAは黒覆面を「どうせ金丸でしょ?大歓迎ですよ」と正体が金丸であることを示唆しましたが…。 

メインイベントは佐々木健介に秋山準が挑戦したGHCヘビー級選手権試合。最初に入場して来た秋山はガウンなしの姿で登場。花道で雄叫びをあげて自らを鼓舞します。

続いて入場して来た健介はお馴染みのバスタオルを背中にかけ、ベルトを巻いての入場。ゴングが鳴る。両者ガッチリとロックアップ。2度目のロックアップからグラウンドの攻防となり、力比べを制した健介がショルダータックルで秋山を倒す。

健介のチョップと秋山のエルボーの応酬。秋山は両足タックルから馬乗りとなってパンチの構え。しかしこれはレフェリーが制しに入る。今度はチョップ合戦。秋山はジャンピング・ニーで健介を場外に落とし、コーナー最上段からの気迫のプランチャ。リングに戻るとスリーパーからフロントネックロック。

ロープをつかんで全体重を健介に乗せた秋山は首4の字固めから健介の右足にストンピング、健介がチョップで反撃すると秋山はエルボーで応戦。秋山のジャンピング・ニーをキャッチした健介は水車落としで投げつける。さらにバックドロップ、ラリアット2発。秋山はリング下にエスケープ。

これを追った健介はエプロンからリング内に戻ろうとする秋山を持ち上げて鉄柵に叩きつける。
リング内でのラリアットを挟んで場外でブレーンバスター。健介は秋山をリング内に入れてラリアットから座りこんだ秋山の胸板と後頭部にチョップの乱打。さらに力まかせのヘッドロック。

館内からは「アキヤマ・コール」が発生。

健介のチョップを懸命に返す秋山だったが、ラリアットを食らってダウン。続けて健介がパワーボムにいくとこれはこらえてショルダースルー。健介の顔面にニーを打ち込んでからエクスプロイダー。ラリアットを空振りさせるとフロントネックロックにとらえて絞め上げる。ぐったりした健介をフォールにいくもカウントは2。

秋山の串刺し式ジャンピング・ニーを力で押し返した健介はキチンシンク、逆一本背負い、雪崩式フランケンシュタイナーと攻め立てる。

続けて狙ったタイガー・スープレックスは秋山に踏ん張られたがそのままキングバスターへ。ストラングルホールドγで絞め上げてからフォール。秋山はカウント2でクリア。

健介のチョップ、秋山のエルボーの打ち合いから両者張り手合戦。劣勢になった秋山は健介のラリアットをニーで迎撃。秋山の助走のついたジャンピング・ニーからのフォールは健介がカウント1で返す。

秋山のラリアット、健介も打ち返す。チョップ合戦の後、秋山はロープから走ってきた健介にエクスプロイダー3連発。これを意地でキックアウトする健介。

秋山のトップロープからのダイビング攻撃は健介がラリアットで迎撃。健介はラリアットの追い打ちからとどめとばかりノーザンライトボム。フォールにいくも秋山はカウント2で必死に返す。

秋山はジャンピング・ニーからリストクラッチ式エクスプロイダー、後頭部へのジャンピング・ニー、そして最後は変形スターネスダストα。22分46秒、片エビ固めでカウント3が入り、秋山がタイトル奪還に成功しました。

試合後の地上波最後となるテレビインタビューを行ったのは「プロレスリング・ノア中継」チーフの平川健太郎アナ。

秋山は「今日で最後になるかも知れないけど、また健ちゃん(平川アナ)にこうやって祝ってもらえるように、もう一回選手一同一生懸命頑張ります。」と答えています。地上波最後のゲスト解説をしたのは三沢でした。
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