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2025年07月21日08:50

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(99)

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08年4月27日プロレスリング・ノア日本武道館大会「グローバル・タッグリーグ戦'08」最終戦は11,500人満員発表ですが動員の落ち込みが目立ちました。

リーグ戦最終日を前に優勝の可能性が残されているのは1位が9点の三沢光晴&小川良成組、秋山準&力皇猛組、2位が8点の森嶋猛&モハメドヨネ組、バイソン・スミス&齋藤彰俊組。

3位は他力本願ありきで7点のGHCタッグ王者チーム、丸藤正道&杉浦貴組で最終戦に勝ち1位チームがいずれも無得点で終われば優勝決定戦に出場出来る可能性を残していました。

この日の公式戦は3試合、最多得点チームが優勝です。

丸藤&杉浦組vs森嶋&ヨネ組の一戦は森嶋が場外に落ちた丸藤と杉浦に重爆トペ。丸藤もヨネに不知火を決めますが、逆にヨネのキン肉バスターを食ってしまいます。

森嶋&ヨネ組は杉浦に照準を定め、サンドイッチラリアット、森嶋が肩車した杉浦にヨネがダブル・インパクト式のコーナー最上段からのローリング・サンダー。

杉浦が森嶋の強烈なラリアット、バックドロップにあわやフォール負けのピンチとなりましたが、丸藤がカットに入りピンチを凌いでいます。

勝負を杉浦に託した丸藤は場外でヨネの身体にしがみついてカットを阻止。

これに応えた杉浦は森嶋の巨体をジャーマン、ドラゴンとスープレックス2連発で追い込み、最後はオリンピック予選スラムで24分47秒、体固めでGHCヘビー級王者森嶋からカウント3を見事に奪っています。

逆転勝利で丸藤&杉浦組は9点、森嶋&ヨネ組は8点で終了。タッグながら森嶋からフォールを奪った杉浦は、森嶋のGHCヘビー級王座の初防衛戦の相手に浮上しました。

セミファイナルは秋山&力皇組vs得点6の佐々木健介&中嶋勝彦組。秋山組は序盤からジュニアの中嶋に的を絞って攻撃。

秋山のサーフボードストレッチ、フロント・ネックロック、力皇の拷問コブラ、秋山のジャンピング・ニーと力皇のぶちかましとの合体技をことごとく受ける中嶋。しかし、中嶋はこれを必死に耐え抜き、キックを力皇に放ち、健介につなぎました。

秋山と健介はエルボーとチョップの打ち合い。さらに健介と中嶋は秋山に眉山(二人がかりのジャーマン)を決めて見せました。試合を決めたのは健介。22分17秒、ノーザンライトボムからの体固めで力皇をフォール。

健介&中嶋組は8点、秋山、力皇組は9点に終わりましたが、このメンバーを相手に互角に渡り合った中嶋は立派の一言でした。

なお、健介はこの2日後の4月29日全日本プロレスの愛知県体育館でチャンピオン・カーニバルを優勝した諏訪魔に敗れ、三冠ヘビー級王座から転落。以後は全日本を離れ、ノアを主戦場に移していくことになります。

メインイベント、公式戦最終試合、三沢&小川組vsバイソン&彰俊組の一戦。

4月23日の名古屋大会で佐野巧真のソバットを食らい肋骨を負傷した三沢は序盤の彰俊のニーリフトで動きが止まってしまいます。孤軍奮闘の小川はベテランらしいインサイドワークでバイソン、小川を翻弄。

三沢も彰俊に小川とのエルボー→バックドロップの連係からエメラルド・フロウジョンを決めて見せましたが、カットに入って来たバイソンのバイソンテニエルを食らいたまらず場外エスケープ。

またも孤立した小川に彰俊はスイクルデスを連発。17分16秒、彰俊が小川を片エビ固めピンフォールし、勝ち点10となり、バイソン&彰俊組が最多得点で優勝。三沢&小川組は9点止まりとなりました。

優勝したバイソン&彰俊組は、試合後丸藤&杉浦組のGHCタッグ王者チームに挑戦を表明しました。

5月11日、京都・福知山市三段池公園体育館では特別興行「Burning Navigation〜小橋建太凱旋試合〜」が開催され、2,700人(超満員発表)の観客を集めました。

第3試合終了後、小橋と高日春彦福知山市長がリングに上がり、市長が任命書を読み上げ、市のふるさと応援団「ドッコイセ大使」に小橋を任命しました。

「ドッコイセ」とは地元福知山の夏祭りの時にかけられる掛け声で、任命状と夏祭りの浴衣を受け取ると小橋は早速浴衣を着用。

小橋は「これからも福知山市出身者としての誇りを胸に、プロレス道に邁進します。」と挨拶しました。

メインイベントは三沢&小橋&菊地毅組vs田上明&小川&井上雅央組の6人タッグマッチ。このカードは旧超世代軍vs旧聖鬼軍というノアではありそうでなかなかなかったカード。

先発は小橋と田上、田上がスピンキックを放つも、その足へ小橋がチョップ。三沢と小橋はダブルで田上に股裂きの連係。井上には三沢との「ドッコイセチョップ」を放っていきます。

久しぶりの三沢と小川の対戦も見られ、三沢が小川にエルボーを見舞えば小川はアゴ砕きで応戦。井上は小橋をアルゼンチン・バックブリーカーに決めて見せましたが三沢がこれをカット。

試合は小橋が井上を対角線に振ったところを三沢がエルボー、続けて三沢が振り返した井上に小橋が剛腕ラリアットを決め、28分29秒、体固めで復帰後初の自力でのフォール勝ち。凱旋試合を自らの手で飾っています。

5〜6月ツアー「Northern Navig.'08」開幕戦は5月15日後楽園ホール(観衆2,100人超満員発表)大会メインイベントは小橋2年ぶりの聖地後楽園ホール復帰。

小橋が聖地・後楽園ホールで試合をするのは06年5月19日以来実に2年ぶりのこと。

本田多聞&谷口周平とのトリオで秋山&力皇&志賀賢太郎組と対戦しましたが志賀の逆さ押さえ込みに谷口が敗れています。 

6月14日横浜文化体育館(観衆3,600人満員発表)大会セミファイナルは小橋&KENTA組vs健介&中嶋組のタッグ対決。

先発はKENTAと中嶋、KENTAのラリアット、中嶋のニールキックの相打ち。続いては小橋と健介の攻防。健介が小橋のお株を奪うラリアットからハーフネルソン・スープレックス、ならばと小橋もノーザンライトボム。

KENTAは健介に蹴りや張り手を見舞っていきましたが、健介はドロップキックからのラリアットでKENTAを場外に落とすと、場外でのブレーンバスター、エプロンに固定したKENTAへチョップ。

小橋は健介にマシンガンチョップ、健介もチョップとラリアットで応戦。小橋は中嶋をコーナーに宙吊りにして喉元へチョップを叩きつける。

健介はKENTAにコーナーに叩き付けてからのフェースクラッシャー、さらに左のラリアット。
健介がKENTAをストラングルホールドに捉えると小橋がカット。

小橋は健介に珍しくジャンピング式のアームブリーカー、腕ひしぎと痛めつける。健介は小橋に逆一本背負いから中嶋との鬼嫁殺しを見せてノーザンライトボム。

小橋も剛腕ラリアットで反撃し、ここで試合はKENTAと中嶋の攻防へ。KENTAのgo2sleepをくらいながらも中嶋は蹴り足をつかまえてアンクルホールド。

中嶋のジャーマン、KENTAのgo2sleepの応酬、小橋と健介は膝をついてチョップ合戦。KENTAの蹴りを十字固めで切り返した中嶋が首固めを決めたところで試合終了のゴング。30分時間切れ引き分けに終わっています。

メインイベントは森嶋猛に杉浦貴が挑戦したGHCヘビー級選手権試合。先手を取った森嶋は重爆トペを敢行。リングに戻るやショートレンジからのドロップキック。150kgの森嶋が宙を飛んでみせます。これがGHCヘビー級に初のチャレンジとなる杉浦もペースをつかむと雪崩式フランケンシュタイナーで反撃し、王者の足狙い。

森嶋の足めがけてダイビングヘッドバットから得意のアンクルホールドへ。10分過ぎ、エプロンサイドの攻防では杉浦が中年ズリフトで森嶋を場外へ叩き付けました。

森嶋もラリアット、ヒップアタックと体重を利用した攻撃で杉浦を圧倒。杉浦は森嶋の巨体をジャーマンで投げつけ、この試合で計6回繰り出していきました。コーナーマットめがけ叩きつける投げ捨て式も見せましたが、カウント3は奪えず。

さらに杉浦はオリンピック予選スラムを3発決めていきましたが、森嶋にことごとく返されてしまい、フィニッシュとはならず。森嶋は裏投げ2連発。続いて雪崩式裏投げを見せましたが杉浦もカウント2で返していきます。

ならばと森嶋は巨体を利したムーンサルトプレス。やや斜めとなり、形としてはラゥンデイング・ボディプレスのように決まりましたが、これも杉浦はカウント2で返しました。森嶋はトップロープから杉浦の腹部めがけダイビング・フットスタンプ。強烈な一撃が決まり、すかさずバックドロップにつないで25分1秒、片エビ固めで杉浦をフォールし、王座初防衛に成功しました。

しかし、森嶋は試合内容に納得がいかなかったのか、勝利者インタビューの際、マイクを持つと「不甲斐ない試合をしてすいませんでした。キッチリと防衛して面白くしていきます。本当に申し訳ありませんでした。杉浦貴、申し訳ない、もう一回俺と勝負してくれ!申し訳ありませんでした。」

と、なにもそこまで謝らなくてもいいよ、と思うくらいに申し訳ないを連発していました。

私はこの試合、生で観戦していましたが、確かに四天王プロレスの流れを組む従来のGHC戦とは違うカラーの試合でした。

6月21日(現地時間)イギリス・コベントリー・スカイドームにおいてノア初の海外自主興行「EUROPEAN NAVIGATION'08」(観衆2,400人発表)が開催されています。

日本の団体が海外で興行を開催した例と言えば日本プロレス時代の69年のアジア遠征、新日本プロレスのブラジル、中国、ロシア、イラク、北朝鮮等がありましたが(この後全日本が台湾、ドラゴンゲートがアメリカで開催)ヨーロッパ圏においての日本の団体の興行開催はこれが初めて。

第1試合は青木篤志vsジョエル・レッドマンで15分時間切れ引き分け。第2試合は泉田純至&菊地組vsウェイド・フィツツジェラルド&マーチン・ストーン組。泉田が不入ドムでフィツツジェラルドをフォール。

第3試合は杉浦&鈴木鼓太郎組vs地元イギリス出身のダグ・ウィリアムス、ナイジェル・マッギネス組。合体式タワー・オブ・ロンドンでマッギネスが鼓太郎をフォール。

第4試合は秋山&バイソン組vs森嶋&ヨネ組。バイソンがバイソンテニエルでヨネに勝利。

ノア初の海外大会ということでGHCのタイトルマッチも2試合組まれました。

第5試合はKENTA&石森太二組にブライアン・ダニエルソン&エディ・エドワーズ組が挑戦したGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合。29分35秒、KENTAがgo2sleepでエドワーズをフォール。2度目のタイトル防衛に成功しています。

セミファイナルは金丸義信にジェイ・ブリスコが挑戦したGHCジュニア・ヘビー級選手権試合。

タッグ屋のイメージが強いジェイですがシングルプレーヤーとしての実力もなかなかのもので、金丸をリフトアップ式のパワーボムやパワーボムで攻め立てていきましたが、最後は試合巧者の金丸が垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固めで14分18秒、4度目のタイトル防衛を果たしました。

メインイベントはノア純血タッグマッチ。三沢&丸藤組vs小橋&潮崎豪組。小橋は復帰後の海外での試合はもちろん初。グローバル・タッグリーグ戦終了後、再びアメリカに戻った潮崎はこの大会の為にアメリカから合流。

三沢と小橋のチョップとエルボーの応酬、三沢が小橋にタイガードライバー、潮崎も丸藤に強烈なチョップを見舞い白熱の攻防。イギリスのファンからは試合中、「ノーア!」コールが発生。

試合は丸藤が25分35秒、ポールシフトで潮崎からカウント3を奪い、三沢&丸藤組の勝利。

試合終了後は「アリガトー」コールが沸き上がり、「プリーズカムバック!」の大コールも起き、初のイギリス大会は大成功に終わりました。

翌22日には小橋、KENTA、杉浦、潮崎がドイツWXWの大会に出場。

杉浦はクリス・ヒーローをオリンピック予選スラムで破り、KENTAはクラウディオ・カスタニョーリをgo2sleepでフォール勝ち。

メインイベントに出場した小橋&潮崎組はビッグバン・ウォルター(グンター)&バッド・ボーンズ組と対戦。

ウォルターにハーフネルソンスープレックスからローリング袈裟斬り、とどめは剛腕ラリアットでフォール勝ちしています。

この日三沢達他のメンバーはイギリスのAマーチャンダイジングの主催興行、オックスフォードシャー州ファリンドン・レジャーセンター大会に出場。

石森&青木組vsマーク・ストーン、ウェイド・フィツツジェラルド組はストーンが丸め込みで青木にエビ固めでフォール勝ち。金丸はザック・セイバーJrと20分時間切れ引き分け。

丸藤はジョエル・レッドマンを不知火からの片エビ固めで破り、森嶋はデイブ・モラレスをバックドロップからの体固めで破りました。

秋山&泉田&菊地組vsヨネ&エル・リゲロ&バブルガム組はヨネがキン肉バスターからの片エビ固めで菊地からフォール勝ち。

メインイベントは三沢&鼓太郎組vsバイソン&マーク・ハスキンス組。鼓太郎がブルーディステニーからの体固めでハスキンスから勝利しています。

前日のスカイドーム大会とはうって変わり、ローカル色豊かな大会となりましたが、ノアのメンバーはプロレスを楽しんでいたように思います。

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