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2025年06月16日07:14

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(64)

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さくらえみが我闘姑娘、アイスリボンが草の根運動的に業界でのシェアを広げてきたこの時期、女子プロレス業界は好調とは言えず、団体の解散、分裂、小規模プロモーションの増加が目立ちました。

05年4月10日後楽園ホールで女子プロレス業界唯一の勝ち組と言われた長与千種率いるガイアジャパンが丸10年で解散。

97年に取引金融機関から2度の不渡手形を出して事実上倒産しながらもフジテレビの支援で乗り切ってきた全日本女子プロレスは02年にフジテレビがレギュラー番組「格闘女神ATENA」の放送を打ち切ったことで業績が悪化、何とか現金商売で興行を続けてきたものの力尽き、05年4月17日後楽園ホールで最終興行を開催、37年の歴史に幕を閉じました。

97年の全日本女子プロレスの経営危機から、分裂して元全女取締役のロッシー小川(小川宏)が98年に旗揚げしたアルシオンは02年5月11日の有明コロシアム大会でスポンサーが多額の未払を起こしてから一気に経営が傾き、03年6月22日の後楽園ホール大会で活動を休止し解散。

全女を退団していた堀田祐美子とスポンサーがアルシオンを吸収合併「メジャー女子プロレスAtoZ」を設立。

AtoZに行かなかった吉田万里子、大向美智子、AKINOに全女を退団していた中西百重のユニットが04年4月に、M's Style(エムズ・スタイル)を団体として旗揚げ。逸材、栗原あゆみを世に出しました。

吉本女子プロレスJdは女子プロレスブームの終焉と共に03年3月、吉本興業が資本撤退して経営権をJオフィスグループに譲渡。同年4月、団体名をJDスター女子プロレスに改称して吉本はプロレス経営から退くことになりました。

04年4月29日後楽園ホール大会の全試合終了後、女子プロレス団体としての活動を終了してアストレスを中心とするプロモーションへの移行、プロモーション名をJDスターとすることを発表。その後、フリー、他団体の選手を招いた興行「格闘美」と元所属選手を中心に実力派フリー選手に主眼を置いた興行「EXPERT」を交互に開催したが「EXPERT」は失敗して「格闘美」に集約されました。

一方でメジャー女子プロレスAtoZも苦戦が続き単独での団体維持が困難となり、05年9月事業停止。設立時に堀田の元オーナーの小宮明夫、アルシオン代表でAtoZのエージェントになっていたロッシーはKOプロダクションを設立しAtoZの運営にあたっていました。

同月、同じ経営難だったJDスター女子プロレスとの業務提携を発表。KOプロダクションは所属選手と全日本女子プロレス最終所属選手による自主興行「ドリームキャッチャー」のスケジュール管理を行っていました。

JDスター女子プロレスは06年1月、AtoZとの業務提携を解消、同年5月3日後楽園ホールでの小宮氏プロデュース興行「ONLY ONE」で堀田はAtoZの解散を発表。解散の理由としては生え抜きの華名(ASUKA)が退団したことによるものとコメントしています。

JDスター女子プロレスも07年7月16日、後楽園ホール大会を最後に解散しました。その3日後の7月19日にはにJDスターの本部長だった竹石マクマホンこと竹石辰也とアルシオン解散後はAtoZに所属としていたGAMI(二上美紀子)が新団体「プロレスリングWAVE」の設立を発表しました。
  
また、一連のこの流れとは別に、解散したガイアジャパンの里村明衣子が06年7月9日に仙台サンプラザで地域密着型女子プロレス団体として「センダイガールズ・プロレスリング」を旗揚げ。代表は新崎人生が就任しみちのくプロレスと同じ運営会社であるみちのくエンターテインメントが主宰法人となりました。
 
個人プロモーション化も進み、吉田がエスオベーションを設立し自主興行「息吹」を開催、伊藤薫も「伊藤道場」を主宰して自主興行を開催。

高橋奈苗(奈七永)が代表の「プロレスリンSUN」など団体と呼ぶには小規模のプロモーションが立ち上がり、フリーの道を選ぶ選手も多数増えてきていました。

10年にはNEO女子プロレスを退団した井上京子が「ワールド女子プロレスディアナ」を旗揚げ。

この流れを見てみますと、やはり全日本女子プロレス、ジャパン女子プロレスがルーツにあり、団体旗揚げのやり方はほとんど一緒です。

さくらえみにはメジャーという概念がそもそも存在しておらず、0からのスタートであり型に囚われない発想の柔軟さ、じっくり物事をやり抜く粘り強さは他に類をみないものであり、女子プロレス界の歴史を語る上でさくらはもっと評価されてよい人物だと断言出来ます。
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