第342戦、5月29日発売号○【予想】新日本のリングで夢の超大物外国人対決が実現、ボブ・バックランド&ダスティ・ローデス組vsスタン・ハンセン&ハルク・ホーガン組(81年新日本プロレス高松市民文化センター)【正解】日本の世代交代を遅延させた超一流外国人大量招聘、予想に同じ+全日本プロレス大宮大会(81年全日本プロレス大宮スケートセンター)
※参考 2019年5月29日発売号は○【予想】馬場、ジョナサン破りワールド・リーグ戦に優勝、第12回ワールド・リーグ戦、馬場vsドン・レオ・ジョナサン(70年日本プロレス日大講堂)【正解】猪木が優勝への意欲を欠いた稀有な本場所(予想に同じ)この時点での対戦成績は87戦18勝69敗、勝率207。2013年5月29日発売号はNWA&AWA連合軍、ビンスの全米制圧に対抗しニューヨーク近郊でビッグマッチ開催(84年ニュージャージー州イースト・ルーサーフォード・メドーランズ地区ブレンダン・バーン・アリーナ)
【解説】今回は81年5月29日新日本プロレス高松市民文化センターでのテレビ生中継と同日に行われた全日本プロレス大宮スケートセンターのテレビ収録の両方を採り上げ、超一流外国人レスラーの多数招聘が日本マットの新陳代謝を遅らせた件について書かれていますが、片方の新日本の高松大会が入っていたので正解にしました。
とはいえ、本文の内容は本連載(20)の前回私が予想した映画「アイアンクロー」にまつわるエピソードで、2年ぶりに再来日したケビン・フォン・エリック&デビッド・フォン・エリックのエリック兄弟の話題が中心で、高松での豪華タッグマッチはサラッと書かれている程度でした。
新日本プロレス高松大会セミファイナルはこの日より特別参加のWWFヘビー級王者バックランドがローデスと組んでハンセン&ハルク・ホーガン組と60分1本勝負で12分33秒、両チームリングアウトの引き分けとなりました。
それにしてもWWFヘビー級の現王者バックランド、1か月後にはNWA世界ヘビー級王者となるローデスのタッグは魅力的であり、日本のトップ外国人であるハンセンと後に世界のアイコンとなるホーガン組との対戦は興味深いカード。
一方の全日本プロレス大宮大会、本稿の主役であるエリック兄弟は前回予想した通り6日前の5月23日後楽園ホールでグレート小鹿&大熊元司組のアジア・タッグ王座に挑戦し2−1で勝利を収め新王者チームとなったばかり。
この日は第4試合で、次期挑戦者チームと目されていた石川隆士&佐藤昭夫組とタッグマッチ30分1本勝負で対戦、14分33秒、両チームリングアウトで引き分けています。
流さんのコラムの要旨は、81年はアブドーラ・ザ・ブッチャーの新日本プロレス移籍に端を発した引き抜き抗争の真っ最中であり、新日本プロレスも全日本プロレスも豪華外国人レスラーを競って大量に招聘していた。
結果として外国人中心のマッチメイクとなり、馬場と猪木がいつまでも第一線で君臨し続け、新日本プロレスは藤波辰巳、長州力、全日本プロレスは鶴田、天龍源一郎という次の世代へのバトンタッチが遅れてしまったということです。
新日本プロレスは翌82年に猪木が右膝半月板損傷と糖尿病で2度にわたるシリーズ長期欠場があり、メキシコ帰りの長州が藤波に牙を剥き翌83年には革命軍を結成し、ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇の国際軍団、正規軍との日本人抗争中心のマッチメイクにシフト。またタイガーマスクの人気が爆発しました。
全日本プロレスは2年後の83年に鶴田がブルーザー・ブロディにリングアウト勝ちしインターナショナル・ヘビー級王座を獲得、暮れの「世界最強タッグ決定リーグ戦」では馬場&鶴田組の師弟コンビから鶴田&天龍組の鶴龍コンビにエントリーが変更され、さらに翌84年には鶴田がニック・ボックウィンクルを破り日本人初のAWA世界ヘビー級王者として北米サーキットを敢行。
日本で急死したデビッドの後を受けて王座決定戦でリッキー・スティムボートを破った天龍がUNヘビー級王座を獲得するなど徐々に世代交代が進んでいきました。
※対戦成績は342戦57勝285敗、勝率167。
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