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2024年12月17日07:24

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【特別編】マイティ井上さん追悼(19)

全日本プロレスに入団したマイティ井上は国際プロレス時代に顔合わせしていなかった選手を含め、強豪レスラー達との対戦の機会に恵まれました。

前回書きましたミル・マスカラスとのIWA世界ヘビー級選手権試合よりは前になりますが81年「創立10周年記念ジャイアント・シリーズ」第2戦、10月3日富山市体育館でのセミファイナル、阿修羅・原と組んでドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスと初対戦。

ドリーとは、75年「オープン選手権」で一緒でしたが番付の差から1度も対戦なし。

ファンクスとは77年12月11日「世界オープン・タッグ選手権」秋田県立体育館で高千穂明久と組んで公式戦で対戦する予定でしたが井上が西尾三枝子さんとの結婚式の為欠場、不戦敗を献上しており、初対決、17分27秒、ドリーが井上を首固めで降しています。

10月13日栃木県佐野市民会館では75年の「オープン選手権」で同じシリーズに参加しながら対戦することのなかったハーリー・レイスと初対決、原&井上組vsレイス&アレックス・スミルノフ組のタッグマッチ30分1本勝負が組まれ、14分53秒、レイスが井上をブレーンバスター(バーティカル・スープレックス)からの片エビ固めで降しました。

10月22日青森県八戸市体育館でロッキー羽田とのタッグで新日本プロレスから移籍してきたタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組と対戦。シンとはこの時が初対決、6分39秒、シンが羽田を体固め。

10月24日北海道・千歳市スポーツセンターでは前80年には国際プロレスに在籍していた大木金太郎とタッグを結成、ザ・デストロイヤー&バック・ロブレイ組と対戦、11分6秒、井上がロブレイを回転エビ固めでフォールしています。

11月1日後楽園ホールでは原と組んで石川隆士(孝志)&佐藤昭雄組の保持するアジア・タッグ王座に挑戦(60分3本勝負)。1本目は9分1秒、井上が石川を回転エビ固め、2本目は2分23秒、石川が原を回転エビ固め、決勝の3本目は3分6秒、両チームリングアウトとなり1−1の引き分けで石川&佐藤組が2度目のタイトル防衛を果たしました。

次の「世界最強タッグ決定リーグ戦」は原が天龍源一郎とのタッグで出場が決まり、井上はエントリーされず。

開幕戦の11月27日後楽園ホールでは国際プロレス時代と全日本プロレスの「オープン選手権」で対戦したバロン・フォン・ラシクとシングルで対戦し9分53秒、ブレーンクローで敗退。

11月30日愛知県体育館では国際プロレス時代に対戦経験のあるラリー・ヘニングと8年10か月ぶりに対戦し5分13秒、両者リングアウトの引き分け。

12月1日静岡県浜松市体育館では6人タッグながら馬場と初コンビを結成、馬場&佐藤&井上組vsレイス&ジミー・スヌーカ&Lヘニング組と対戦、スヌーカと初対決、13分51秒、レイスが井上から体固めでフォール勝ち。

12月4日高知県民体育館では羽田と組んで77年の「世界オープンタッグ選手権」で対戦したザ・シーク&初対決のマーク・ルーイン組と対戦、4分56秒にルーインが羽田を片エビ固め。

12月9日札幌中島体育センターではルーインと初シングルで対戦も5分19秒、片エビ固めでフォール負け。

シリーズ最終戦の12月13日蔵前国技館では井上はトンガとのタッグで羽田&越中詩郎組と対戦、16分24秒、トンガが越中を体固めで破り白星で81年を締めくくっていますが、メインイベントの最終公式戦、ドリー&テリーのザ・ファンクスとブルーザー・ブロディ&スヌーカ組との一戦に3日前まで新日本プロレスに参戦していたスタン・ハンセンがブロディ&スヌーカ組のセコンドとして来場。

場外のテリーにウェスタンラリアットを見舞ってダウンさせ、孤立したドリーをブロディ&スヌーカが2人がかりで攻撃、力尽きたドリーは21分41秒、ブロディのキングコング・ニードロップの前に体固めでフォール負け、ブロディ&スヌーカ組が初参加初優勝。大会は史上初のバッドエンドで終了しています。

勝利の瞬間、リングに駆け上がったハンセンはブロディ&スヌーカ組を祝福、そこへ馬場と鶴田が入ってきて乱闘となり、ハンセンは翌82年から全日本プロレスに上がることになりました。

全日本プロレス所属として初めての正月となった82年「新春ジャイアント・シリーズ」新たに日本テレビから出向してきた松根光雄氏が代表取締役社長となり、新体制となっています。

開幕戦の1月2日後楽園ホールでは原と組んでデストロイヤー&新日本プロレスから移籍で初対決となるニコリ・ボルコフ組と対戦、7分44秒、デストロイヤーの足4の字固めに井上がギブアップ負け。

また新春恒例のヘビー級バトルロイヤルに初出場しています。

第2戦、1月3日後楽園ホールでは国際プロレス崩壊後、単身西ドイツに遠征していた鶴見五郎がヒールサイドとして上田のタッグパートナーになり井上&トンガ組と対戦、7分34秒、井上&トンガ組の反則勝ち。

第11戦の1月15日千葉県木更津市倉形スポーツ会館からハンセンがシリーズ参戦、原を僅か2分25秒でウェスタンラリアットからの体固めで豪快に打ち破っています。

第16戦、1月21日熊本県水俣市体育館では原と組んで後半戦特別参加のマスカラス&ドスカラス組のマスカラス兄弟と対戦、ドスカラスと初対決。10分14秒、ドスカラスが井上を体固めで破りました。

第18戦、1月23日福岡県八女市福島青果市場で全日本プロレス移籍後初のメインイベントに出場、鶴田と初タッグを結成、マスカラス兄弟とタッグマッチ60分1本勝負で対戦、15分44秒、マスカラスが井上を片エビ固め。

第22戦の1月28日徳島県阿波池田会館にて井上は馬場&鶴田組の師弟コンビとトリオを結成してメインイベントに出場、ハンセン&上田&ケリー・キニスキー組と6人タッグマッチ60分3本勝負で対戦、ハンセンとは初対決。

1本目は8分5秒、日本組の反則勝ち、2本目は4分14秒、鶴田がKキニスキーを片エビ固めに破り反則含みながら馬場&鶴田&井上組が2−0のストレート勝ちを収めています。

第23戦、1月29日松山・愛媛県民館では原と組んで後半戦特別参加で国際プロレス時代より深い因縁を持つジプシー・ジョー&アルフォンソ・ダンテス組と対戦。ジョーとは国際プロレス以来の対決、10分3秒、井上がダンテスに片エビ固めでフォール勝ち。

シリーズ最終戦2月4日東京体育館では馬場がハンセンとPWFヘビー級王座を賭けて対戦、44歳で限界説が出ていた馬場が気力溢れるファイトで復活、32歳のハンセンを圧倒し12分39秒、両者反則の引き分けで10度目の王座防衛。

鶴田はニック・ボックウィンクルのAWA世界ヘビー級王座に挑戦、場外でエアプレーンスピン(飛行機投げ)という悪手を出してしまい16分44秒、両者リングアウトで逃げられ王座獲得成らず。

天龍はマスカラスのIWA世界ヘビー級王座に初挑戦、マスカラスのダイビング・ボディアタックを切り返したまではよかったですが、マスカラスにさらに一回転されて下になり11分52秒、片エビ固めでフォール負けを喫しこちらも王座奪取に失敗しています。

井上の試合は上記3大タイトルマッチの前に組まれ、ドスカラス&佐藤とのトリオで上田&ダンテス&鶴見組と6人タッグマッチ30分1本勝負で対戦、7分23秒、井上がダンテスを片エビ固めでフォールしドスカラス&井上&佐藤組が快勝しました。
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