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2023年07月08日21:58

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ストロング小林さん追悼(437)

79年1月21日、国際プロレスの「新春パイオニア・シリーズ」後楽園ホールで新日本プロレスの星野勘太郎&山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズがグレート草津&浜口組の持つIWA世界タッグ王座に挑戦、浜口が2フォールを奪われベルト移動。星野、小鉄共に新日本プロレスでは中堅で、小鉄は現役としてはセミリタイア状態であり、スポット参戦で試合に出ていたにも関わらず国際プロレスの看板タイトルがヤマハの手に渡りました。

吉原社長は悔しがるかと思いきや、「さすが、力道山に鍛えられたレスラーは違う」とヤマハを絶賛してしています。

シリーズ最終戦の1月29日、茨城県勝田市(現在のひたちなか市)総合体育館(テレビ収録、観衆2,500人満員発表)大会ではマイティ井上が草津に変わって浜口と組んでヤマハに挑戦。ヤマハのセコンドには永源遙がついています。

草津は「ミスターIWA世界タッグ」として70年2月3日、広島県立体育館でサンダー杉山との「KSコンビ」でモンスター・ロシモフ(アンドレ・ザ・ジャイアント)&マイケル・ネイダー(ミッシェル・ナドール)組を破り、同王座を初戴冠して以来、ストロング小林、ラッシャー木村、井上、浜口とパートナーを変えて王座に君臨し続けていましたが今回の転落を機にタイトル戦線から撤退し9年ぶりに無冠となりました。

井上&浜口組は「和製ハイフライヤーズ」、「ナニワ・ブラザーズ」(2人共大阪のナニワ・ボディビルジム出身)全日本プロレスのグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビを破ってアジア・タッグ王座を獲得したことのあるチームであり、気の強い井上は対抗戦向きかつ猪木嫌いで有名。吉原社長が自信を持って送り込んだチームでした。

試合は61分3本勝負。1本目、先発の井上が勢いよく攻めようとしたところ、星野に巧みに誘導されてヤマハのコーナーに捕まりました。星野、小鉄が交互にコーナーポスト最上段からのヒップドロップ、動きが止まった井上に小鉄が足4の字固め。

掛けた小鉄も掛けられた井上も互いに足が太くて短く、それこそ足に隙間がなくガッチリと決まってしまい、僅か2分39秒、小鉄が井上からギブアップを奪い王者組が先制しました。 

2本目、足4の字のダメージから、コーナーでうずくまる井上に小鉄はレッグロック、レッグシザースと足を集中攻撃。井上はようやく浜口にタッチ、浜口は小鉄の腕を攻撃、ダブル・リストロックからキーロック、アームブリーカーからのアームロック。小鉄も星野に交代。

星野はドロップキック、ショルダータックルで反撃。井上と星野の相手をヘッドロックに捕らえての顔面への高速パンチ合戦は観客を大いに沸かせました。

井上は1本目のお返しとばかり小鉄の両足を捕らえると、フロント式のインディアン・デスロック。先程と同じ理屈でお互いに足が太くて短い為、ガッチリ入ったら小鉄は自力脱出はまず困難。星野がカットに入り小鉄はようやく脱出に成功。

井上はエルボーバットからブレーンバスター、仰向けに倒れた小鉄にサマーソルト・ドロップ。19分28秒、井上が小鉄を体固めで破り1−1…

決勝の3本目、小鉄と浜口の攻防の際、星野がノータッチで入ってきて、2人がかりで浜口をロープに飛ばしてのクローズライン、試合権利のない星野が浜口をフォール。レフェリーの遠藤光男は気がつかずカウント3を入れてしまいました。

一度はヤマハの勝ちが宣せられましたが、リング下にいたサブレフェリーのマンモス鈴木が、「星野はノータッチで入って来ており、フォールは無効、試合は続行」とアピール。遠藤もミスジャッジを認め、試合再開を命じましたが小鉄がツカツカと遠藤の前にやってきていきなり張り手一発。

4分40秒、確信犯のレフェリー暴行による反則負けでヤマハが初防衛に成功しています。

この1月29日、新日本プロレスの「新春黄金シリーズ」は、第18戦が福島県岩代町(現在の二本松市)体育館(観衆2,500人満員発表)大会が行われています。

メインイベントは猪木&長州力組がボブ・ループ&トニー・セントクレアー組と対戦。1本目は13分58秒、ループが長州をショルダーバスターから体固め、2本目は3分37秒、日本組が反則勝ち、決勝の3本目は4分40秒、猪木がセントクレアーをブレーンバスターからの体固めで破り、2−1で猪木&長州組が勝利を飾りました。

ストロング小林はセミファイナルに登場、クルト・フォン・ヘスとシングルマッチ45分1本勝負で対戦しましたが、9分24秒にリングアウト負けを喫してしまいました。

坂口征二はカルロス・ホセ・エストラーダを11分23秒、片エビ固めで破り、ジョニー・パワーズは木戸修を9分44秒、足8の字固め(パワーズロック)でギブアップさせました。

トニー・ロコは藤原喜明を11分13秒、ロメロ・スペシャル(吊り天井)でギブアップさせ、ヘクター・ゲレロは小林邦昭を10分54秒、体固めで撃破しています。

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