翌日の昼休み、リリアンナはアイリーンからの言付けを小学校自分のクラスで話した。
『手加減させる事。そうでなければ曲提供したほうが見劣りする。宣伝にならない』
というものだ。少し考えて・・・・・・・・了承した。
祷姫奈「分かったけど・・・・私と皆ってそんなに差がある?」
リリアンナ「音楽の女神の娘である貴女がそのカを発揮すれば間違いなく」
愛乃亜「でもいいのかなこういうの・・・・。『HYPER NOVAに宣伝してもらえば勝てるかも』なんて宣伝にしかならないかもしれないよ?」
確かに。PROJECT-STAR-LIGHTに出場中のグループが申し込んでくる可能性はなきにしもあらず。まぁあとは断れば・・・・としたら今度はEcriture贔屓というものがついてまわるかもしれない。そうしたらEcritureはどうなるか・・・・はそう難しい話ではない。
リリアンナ「まぁアイリーンお姉様は『来年通うはずの中学校のグループとコラボしてみた、としたらいいですわ』としれっと言いましたけど・・・・このあたりに住んでるわたくし達が身バレしないでしょうか」
確かに中学校の校名をだせば、おのずと中学校の通学範囲は特定される。熱心なファンなら通える範囲の小学校を調べ上げられてしまうかもしれないが・・・・。
祷姫奈「・・・・こ、こわい事になって来そうだね・・・・」
リリアンナ「別に大丈夫では?この容姿でVR世界に入っているならまだしも、アバターなのですから、3人共、髪型も顔も違いますし、そうそう身バレはしませんでしょう。とはアイリーンお姉様、リリーナお姉様の談ですが」
たしかにアバターと現実の容姿は変えてある。アバターの方が可愛さを盛っているとはリリーナの談だが、現実の3人も負けず劣らずの可愛らしさ。とはいっても2人の姉の言う通り、似つかないように作られたアバターなので大丈夫と思われる。
リリアンナ「という訳で、こう言っては何ですが、Ecritureのお三方が見劣りしないように手加減する事。よろしいですか?」
祷姫奈「・・・・・・・・うん・・・・・・・・」
愛乃亜「・・・・祷姫奈ちゃん?どうしたの?」
祷姫奈「あ、ううん何でもないよ。昼休み終わっちゃうよ。次、体育だよね。準備しなきゃ」
そう言いながら2人から駆け去っていく祷姫奈の表情は・・・・どこか暗かった。
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