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2022年06月14日20:26

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ストロング小林さん追悼(158)

75年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」もいよいよ大詰めとなりました。

7月28日、埼玉県川口オートレース場通り特設リング(観衆3,050人発表)大会ではストロング小林はメインイベントに出場。坂口征二とのパワー・ファイターズを結成しブルート・バーナード&ブル・グレゴリー組と対戦、1本目は16分32秒、日本組の反則勝ち、2本目は3分14秒、S小林がグレゴリーをエビ固めに決めて、2−0のストレート勝ちをしています。

7月25日、大阪・寝屋川大会で仲間割れしたハンス・シュミットとバーナードですが、それ以来、チームは組んでおらず、バーナードは連日メイン登場、シュミットはアンダーカード出場で、前回も書きましたが両者の扱いが終盤に来て変わりました。

おそらく、バーナードは新日本プロレスは今後も呼ぶつもり、シュミットは今回限りという判断になったかと思われます。

猪木はセミファイナルでギルス・ポイゾンとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、9分2秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップ勝ち。

シュミットはセミ前で星野勘太郎を11分1秒、片エビ固めで破り、柴田勝久とアリババのシングルマッチは7分58秒、首固めで柴田のフォール勝ち。ジン・ルイスは木村聖裔(たかし、健吾)を6分12秒、片エビ固めで降しました。

7月29日、兵庫県姫路市厚生会館(観衆2,600人発表)大会ではようやくシュミットとバーナードがタイトルマッチ本番を直前に控えてタッグを結成。坂口&永源組とメインイベント60分3本勝負で対戦。1本目は15分32秒坂口とバーナードが両者リングアウトで1−1。決勝の3本目は2分8秒、バーナードが永源を体固めに決めて2−1でシュミット&バーナード組の勝利。この試合で仲間割れがあったかどうかは不明ですが、おそらく地方のノーテレビ会場なので、なかったと思います。

猪木はセミファイナルでアリババとシングルマッチで対戦、6分20秒に弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップさせています。

S小林はセミ前でポイゾンとシングルマッチで対戦、11分57秒、エビ固めでフォール勝ち。山本小鉄とグレゴリーのシングルマッチは9分43秒、首固めで小鉄の勝利。星野はルイスを11分24秒、逆エビ固めでギブアップさせました。

シリーズ最終戦、7月30日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆4,500人発表)大会、メインイベントは猪木&坂口組の黄金コンビにシュミット&バーナード組が挑戦した北米タッグ選手権試合。前週の寝屋川で派手に仲間割れした挑戦者組はチームとして機能する訳もなく、随所に連係の悪さは見せましたが、試合の流れを壊すような仲間割れはありませんでした。

1本目は14分42秒、坂口がバーナードを体固め、2本目は猪木が10分52秒、シュミットを卍固めでギブアップさせ、2−0のストレート勝ちで6度目の王座防衛を果たしました。(2本目の試合時間を1分52秒としている文献もあるが、誤り)

6月16日、仙台・宮城県スポーツセンターでのvsアンドレ・ザ・ジャイアント&ザ・プロフェッショナル組との防衛戦に次いで2回連続のストレート勝ち防衛に成功した猪木&坂口組はシリーズ終了後直ぐに渡米。8月1日、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムでジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツ組のハリウッド・ブロンドスの挑戦を受けて、防衛戦を行うことが決定しています。

S小林はセミファイナルに出場、前日の姫路に次いでポイゾンとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、11分49秒、体固めフォール勝ち、有終の美を飾りました。このシリーズ、50歳超えのシュミット&バーナードに苦しめられましたが、トシはとっても2人の強さは本物だったということでしょう。

アリババは永源を7分5秒、片エビ固めで破り、星野はグレゴリーを9分52秒、体固めで撃破。グレゴリーとアリババのタッグチームは後半はアリババの方が勝率で上回っています。

アリババは翌76年7月、同時期開催の「アジア・リーグ戦」で新日本プロレスに再来日しますが、グレゴリーは翌76年10月の国際プロレス「勇猛シリーズ」に来日、新日本ヘの来日はこの時1度きりでした。

ルイスは最終戦は小沢正志(キラー・カーン)を相手にシングルマッチを行い、7分8秒、片エビ固めで勝って居ますが、本連載(152)で書いたようにルイスは83年にはテキサスでザ・モンゴリアンに変身し全日本プロレスに再来日。小沢は言うまでもなくキラー・カーンで大成功。共にモンゴリアン・ギミックに変身した者同士の対戦となった訳です。

さらに85年6月にはカウボーイ・ギミックに変身しテキサス・レッドのリングネームでジャパンプロレス提携時代の全日本プロレスに来日しタッグマッチながら実に10年ぶりに他団体のリングで対戦するという、トリビア的な話でもありました。
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