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2021年03月12日22:21

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ありがとう!横浜文化体育館(129)

創立10年を迎えた大日本プロレスの05年は、02年に大日本を離れ、ZERO1に移籍した「狂猿」葛西純が伊東竜二の呼び掛けに応える形で約3年ぶりに大日本のリングに復帰。とは言っても所属レスラーとしてではなく、アパッチプロレス軍の一員としての参戦でした。

2月22日、後楽園ホール大会で大日本に復帰した葛西はBADBOY非道&佐々木貴と組んで伊東&MEN'Sテイオー&金村キンタロー組と対戦、15分53秒、伊東が貴をドラゴン・スプラッシュからの体固めに降し、復帰戦を白星で飾ることは出来ませんでしたが、伊東とは宿命のライバルになっていくのでは?という大きな期待を抱かせました。

また、この年、「黒天使」沼澤邪鬼をデスマッチファイターとしてメインイベンターに押し上げるべく、沼澤邪鬼デスマッチ七番勝負が組まれており、上半期まででアブドーラ・小林、テイオー、シャドウWX、非道、マッドマン・ポンドと5戦行い全敗でした。

大日本プロレス05年初の横浜文化体育館大会はシリーズではなく単発興行として6月8日に開催(観衆4,000人満員発表)されています。

メインイベントはBJW認定デスマッチ・ヘビー級選手権試合、王者伊東にアパッチの貴が挑戦。貴は96年に鶴見五郎主宰のIWA格闘志塾でデビュー、97年に旗揚げ間もないDDTに入団、「DDTの生徒会長」キャラで売出しましたが、04年、円満退団し、DDT時代に「アカレンジャーズ」を結成していたGENTAROのいるアパッチプロレス軍に移籍、アパッチの「殿」として活躍し、大日本プロレスにも定期的に参戦。

試合は蛍光灯300本デスマッチとして行われ、デスマッチ初心者ながら王者伊東を苦しめ、23分52秒というロングマッチの末、伊東がドラゴン・スプラッシュWith蛍光灯束による体固めで勝ち6度目の防衛に成功。伊東と貴は同じ岩手県出身、学年では76年4月生まれの伊東が75年1月生まれの貴より2歳年下だが年齢も近く、伊藤はデスマッチにも適性を発揮した貴の出現を喜び「貴、スゲーよ、お前!」と試合後のマイクで賛辞を送っています。 

この試合以降、貴はデスマッチファイターとして外敵ながら大日本プロレスでポジションを築いていくことになります。

セミファイナルはハードコアデスマッチ、金村&関本大介組と非道&GENTARO組が激突。15分25秒、非道が関本の脳天をイスで一撃した上での非道ちゃんボンバーから体固めでフォール勝ちし非道&GENTARO組の完勝。

沼澤邪鬼デスマッチ七番勝負第6戦〜Madness Of Massacre〜「狂気の殺戮」は葛西との有刺鉄線ボード&カミソリボード&+αデスマッチとして行われました。試合は19分20秒、葛西がパールハーバー・スプラッシュからの体固めでフォール勝ち。沼澤はこれで6戦全敗となりましたが試合後、沼澤の狂いっぷりを高く評価した葛西は共闘を申出、「045邪気違'S」(ゼロヨンゴジャンキーズ、045は大日本プロレスの事務所のある横浜市の市外局番)を結成するに至ります。

大日本vsアパッチプロレス軍、シャドウWX&谷口裕一組とマンモス佐々木&黒田哲広(アパッチ)組のタッグマッチは14分2秒、マンモスが谷口を「29歳」(変形ノーザンライト・ボム、天龍源一郎の「53歳」とほぼ同じ技)からの片エビ固めに降してアパッチプロレス軍に軍配が上がりました。

「バカガイジン」同士のエニウェアフォールデスマッチ、マッドマン・ポンドとネクロ・ブッチャーの一戦は17分39秒、STFによりポンドがネクロにギブアップ勝ち。

大黒坊弁慶&アブドーラ・小林組のスキンヘッダーズとテイオー&MASADA組は18分4秒、小林がバカチンガーエルボーからの体固めでMASADAを破っています。

第1試合、井上勝正&近藤博之組の「チーム若作り」と石川はじめ(K−DOJO)&豹魔組の試合は10分39秒、井上がタイガー・スープレックスホールドで豹魔をフォールしています。

大日本プロレスのデスマッチ戦線を支えてきた山川竜司は頭蓋骨骨折からくる体調不良が進行し、前04年より欠場、故郷北海道に帰って札幌すすき野でスナックをオープンさせる傍ら、復帰を目指しジムに通ってトレーニングを続けていましたが、コンディションは回復せず、「無期限休養」となり、徐々にフェイドアウトしていきました。
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