第126戦 3月11日発売号●【予想】没後1年、ザ・デストロイヤー、往年の「白覆面の魔王」の凄みを見せたミル・マスカラスとのPWF認定USヘビー級選手権試合(77年全日本プロレス日大講堂)【正解】正規軍対革命軍頂上決戦、猪木&坂口征二&藤波辰巳組vsマサ齋藤&長州力&キラー・カーン(83年新日本プロレス東村山市民スポーツセンター)【参考】2014年3月11日発売号は最後の日大講堂大会、UNヘビー級選手権試合、ビル・ロビンソンvs鶴田、PWF認定USヘビー級選手権試合、デストロイヤーvsマスカラス(77年全日本プロレス日大講堂)
【解説】今回は私の予想の方が、1巡目の77年3月11日、全日本プロレス日大講堂大会の中からダブルメインイベントのデストロイヤーvsマスカラスのUSヘビー級選手権を予想。前回は老朽化の為取り壊しが決まった最後の日大講堂大会ということに重点を置かれて書かれており個々の試合を中心に採り上げた内容ではありませんでした。
そんな中、19年3月7日にニューヨーク州バファローの自宅で88歳で亡くなった白覆面の魔王ザ・デストロイヤーの没後1年ということで最後の日大講堂大会からミル・マスカラスとのPWF認定USヘビー級選手権試合を予想しました。
この77年の「エキサイト・シリーズ」からマスカラスはジグソーの「スカイハイ」のテーマ曲に乗って入場、先に入場していたデストロイヤーは黒の縁取りのマスクに黒タイツを着用。リング上でニップアップ(受け身を取って倒れてから両足のバネを利して立ち上がる)を繰り返し、早くも戦闘モード。
1本目、いきなりマスカラスをアルゼンチン・バックブリーカーに担ぎ上げ、さらにカナディアン・バックブリーカーに移行。担いだ状態でマスカラスをの身体をマットに降ろすと、そのままの体勢で逆さ押さえ込み。2分4秒、3カウントが入りデストロイヤーが先制のフォール勝ち。クイックの逆転技に使うものではなく力技で押さえ込む逆さ押さえ込みは初めて見ました。
2本目は3分36秒、マスカラスがフライング・クロスアタック2連発からのダイビング・ボディアタックから体固め。決勝の3本目は5分46秒にデストロイヤーの足4の字固めから両者リングアウトとなり1−1の引き分けでデストロイヤーのタイトル防衛。
試合後、怒りが収まらない両者はお互いのマスクに手をかける乱闘となり、デストロイヤーの顔下半分がマスクがめくれて露出するハプニングもありました。
1本目に見せたデストロイヤーの動きは往年の「白覆面の魔王」を思わせる凄みを感じました。
前回予想したアドリアン・アドニス&カウボーイ・ボブ・オートン組のマンハッタンコンビの参加した83年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ第1弾」2週目のテレビ生中継、東村山市民スポーツセンター大会からの「あの日あの時」。
前82年10月8日、「闘魂シリーズ」開幕戦、後楽園ホールでメキシコ遠征から凱旋帰国した長州力は藤波辰巳に噛み付いて、たった一人で反逆。このシリーズ、メキシコ、ロサンゼルス遠征から凱旋帰国しタイガーマスクに狙いを定めた小林邦昭が長州と行動を共にしました。
10月22日、広島県立体育館での藤波とのノンタイトル戦は大荒れの末ノーコンテスト。シリーズ最終戦の11月4日、蔵前国技館では長州は藤波のWWFインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦しましたが、藤波を場外フェンス越しに投げて反則負けとなりました。
シリーズ終了後、長州と小林は長州が「心の師」と仰ぐマサ齋藤の活躍していたニューヨークのWWF地区を訪ね、長州はM齋藤に共闘を依頼。
明けて83年1月1日、後楽園ホールで開幕した「新春黄金シリーズ」からM齋藤と長州が革命軍を結成、(この時は小林はジュニア・ヘビー級の為リングでは共闘せず)猪木、坂口、藤波ら正規軍と対峙しました。
1月6日、後楽園ホールでの坂口&キラー・カーン組vsM齋藤&長州組でKカーンが革命軍側に寝返り、M齋藤が押さえ付けた坂口に惜別の「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブル・ニードロップを見舞いました。
新日本プロレスのリングは正規軍、革命軍、ラッシャー木村&アニマル浜口&寺西勇組のはぐれ国際軍団が3軍入り乱れての抗争を展開。
抗争2シリーズ目となったビッグ・ファイト・シリーズ第1弾2週目なの3月11日、東村山大会では猪木&坂口&藤波組vsM齋藤&長州&Kカーン組という正規軍vs革命軍頂上対決の6人タッグマッチが組まれ、11分1秒、藤波とKカーンが両者リングアウトの引き分けとなりました。
フロント業務多忙からか、軍団抗争では一歩引いた立場にあった坂口が正規軍でメインイベントに出ていたのは貴重な試合だったように思います。
この回は、当初はデストロイヤーvsマスカラス戦が行われた77年3月11日と同日に行われた新日本プロレスの愛知県体育館大会のメインイベント、猪木&吉田光雄(長州)組vsマスクド・スーパースター&トニー・チャールス組を予想するつもりでおりました。
この試合の1本目、猪木はMスーパースターのフライング・ネックブリーカードロップの前にフォール負けを喫しています。2、3本目は吉田、猪木がそれぞれチャールスから2本奪って日本組が勝っていますが、猪木はこの試合でMスーパースターから直接フォールを奪い返せず。
猪木が「馬場の得意技」であるフライング・ネックブリーカードロップの前にフォール負け、というのは猪木ファンにとっては非常に「イヤな負け方」。しかし、この試合はプロレス誌、ゴング共グラビアに採り上げられなかったのでおそらくベースボール・マガジン社に写真がないだろう、と考えてボツにしました。
流さんは2020年の後半辺りから、ソースが専門誌からスポーツ新聞に変わって来ていますので、今だったら採り上げられた可能性はあったと思います。
※対戦成績は126戦25勝101敗、勝率198。
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