全日本プロレス84年新春ジャイアント・シリーズ1月10日、室蘭市体育館セミファイナルに、この日より参戦のテリー・ゴディ&マイケル・ヘイズのザ・ファビュラス・フリーバーズが特別参加。
ゴディは2度目の来日、初来日から遡るこ1年半前、82年2月28日、ジョージア州アトランタ・オムニセンターで馬場のPWFヘビー級王座への挑戦者として僅か20歳で抜擢され、11分47秒、体固めで敗れましたが、日本でもテレビ放送されて高い評価を得ました。
この時、馬場にその高いプロレスセンスと将来性を見こまれての初来日は83年8月のスーパー・パワー・シリーズに短期の特別参加(8月25日、岡崎市体育館〜31日蔵前国技館)で蔵前ではテリー・ファンクの引退試合の相手に抜擢を受け、スタン・ハンセンと組んでドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク組のザ・ファンクスと対戦。
12分35秒、テリー・ファンクがゴディをトップロープからのダイビング・ローリング・クラッチホールドでフォールしています。
ゴディはテキサス州ダラスを中心に、ヘイズ、プレーイングマネージャーのバディ・ロバーツとザ・ファビュラス・フリーバーズを結成しエリック一家と抗争を展開していました。
今回初めてチームとしての来日となり、シリーズの主役となった訳であります。
初来日のヘイズはミュージシャンとしての顔も持ち、自らボーカルとして参加している「バッドストリートUSA」なるアルバムも発売していました。
南部旗を持ち、南部をイメージした赤と銀のスパンコールを使ったリングコスチューム、(ゴディは袖無しジャケット、ヘイズはロングガウン)、入場テーマ曲はメイナード・スキナードの「フリーバード」。新しい時代のプロレスラーがやってきた、というイメージでした。
フリーバーズの来日第1戦は天龍、石川敬士組と対戦。13分11秒、合体式パワーボムでゴディが石川から片エビ固めでフォール勝ち。
この合体式パワーボムは、ヘイズが石川をロープに飛ばしてショルダースルー。これをゴディが待ち受けていて空中でキャッチ、そのままハイアングルからマットに叩きつける荒技でした。
この日、ダラスでもチームを組んでいたザ・グレート・カブキとマジック・ドラゴンがタッグを結成、ジプシー・ジョー、鶴見五郎組と対戦、11分7秒、カブキが鶴見を正拳突きからの体固めに決め、カブキ、Mドラゴンのオリエンタルコンビが快勝。
馬場、カブキ組同様、カブキ、Mドラゴン組もオリエンタルギミックのコンビとして売り出していけば面白いチームになったかと思いますが、馬場はカブキをシングルプレーヤーとして使っていきたい意向があったようです。
馬場は阿修羅・原と組んで、上田馬之助、ケリー・キニスキー組と対戦、7分26秒、上田のレフェリー暴行による馬場、原組の反則勝ち。
リスマルクはこの日、このシリーズより全日本プロレスに初参戦したフリーの元国際プロレスのマッハ隼人とのシングルマッチ。
リスマルクと隼人はこのシリーズ、既に1月4日の寝屋川市民体育館、1月8日、松本市総合体育館の2回対戦してリスマルクが勝っていますが、この日も10分40秒、ゴリースペシャル(ゴリー式背骨折り)で勝利を飾っています。
リスマルク要員として全日本プロレスのリングに上がった感もある隼人でしたが、シリーズの序盤を見る限りにおいては持ち味を発揮するには至りませんでした。
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