輝莉「ん・・・・」
輝莉は夜・・・・目が覚めた。携帯のモニターをみる。眠ってから30分位しか経っていない。
何だ全然眠れるではないか。ではおやすみ-------------
と、起き上がった。一緒に寝ていた筈の律音がいない。トイレだろうか。わからなくてフラフラしているとなんだし、教えてあげようと部屋をでる。
・・・・と。
おや?階下から声がする。両親が起きているのであろう。と思いきや・・・・律音の声がする。トイレでは・・・・ない??
コッソリリビングを覗き見ると両親と律音が向かい合って座っていた。とても深刻そうだ。
・・・・もしや、両親が反対の意を伝えて1人でフリステスへ戻るように言っているのだろうか-----------
「では、あなた達のチームが面倒をみてくれるのだね?」
これは父親だ。チームじゃなくてユニットだと突っ込みたかったが、たぶん父親に違いは分かるまい。
「はい。私達、VRANO=METRIAがお子さんをちゃんと面倒みます」
「でも・・・・あなたもエトワールでいろいろ大変なんじゃない?大丈夫なの?」
母親は心配そうだ。
「大丈夫ですよ。私だけでなくリルムちゃんとミーナちゃんもいますから。英会話、発声練習、歌の練習、なんだったら体力トレーニングだって一緒にがんばりますよ」
「そう。しかし心配だわぁ・・・・」
「そうだな。いくらあなた達が面倒を見てくれるとはいえ、本当に輝莉にフリステスに通える資格があるほどの能力があるのか?」
「はい。そこは私達VRANO=METRIAと私のお母さんが認めてますから。今回の大会で歌った全曲の動画を学院長にみせたら『あら。この子まだ伸びそうね。連れてらっしゃい』といってましたから」
「フリステスの学院長が?」
「はい。ですから通えるだけの実力もありますし、これから伸びる可能性だって十分にあります。いづれは私達と同じエトワールになってほしいですけど、それはおいおいで」
「そう。・・・・あなた・・・・」
「む。わかった。では神凪律音さん。娘の事をよろしく頼みます」
そう言って両親は律音に頭を下げたいい大人が14歳の女の子に・・・・。律音も「わかりました。責任もって預かります」と真顔で応えて席を立った。そしてこちらへと---------
律音「あり?輝莉ちゃんいたの?」
輝莉「いないとおもったらあんな話を・・・・」
律音「あ〜・・・・うん。まぁ、14の女の子が預かりますとかいっても説得力なかっただろうけど、一応大事な娘さんを預かる訳だからちゃんとお話しとこうと思って」
輝莉「真面目なんですねホントは」
律音「え〜?私、真面目なゆーとーせーだよ?あれ?自分で言ってたら説得力ないね。まぁお部屋戻って寝よ☆」
2人は輝莉の部屋に戻ってベッドイン。今度こそ律音は寝息をたてている。今度は本当に寝たようだ。
輝莉「お父さんお母さん。私・・・・がんばります」
そう呟いて輝莉も眠った。
学校にはもう行く事は無い。引っ越しの荷造りして出発だけ。そう思うと寂しくなるが・・・・もう後戻りはできない。しないけど。
引っ越しの準備が終わったら部室に顔を出そう。せめてここまでお世話になった燿にお礼も言いたい。
出発まであと僅か---------------------------
--------------------------------SCENE3へ---------------------------------
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