勝敗の結果結果は------------------
輝莉「やっぱりかてなかたよー」
ベソベソと悔し涙を流す輝莉に当たり前だと思う乃愛と星名。Ecritureに投票してくれた人もたくさんいたが、VRANO=METRIAには及ばなかった。
ミーナ「いい勝負だったデース!!またやりましょー!!」
またやるのか。
リルム「機会があればおねがいいたしますね」
機会があるのか、はなはだ怪しいが、ここは「はい、よろこんで」という返事が正解だろう。
と握手をしている2組に、「私も混ぜてもらおうかな」とステージに上がってきたは・・・・愛架・・・・。
律音「混ざる?ねぇ、混ざる?」
愛架「うん混ざる混ざる。じゃあやりましょうか」
と愛架が手を差し伸べたは・・・・輝莉に・・・・??ちょっとまだ状況が掴めない彼女にトントン拍子に話が進んでしまい・・・・
ステージには愛架、律音母娘と輝莉だけになった・・・・!?
マイクを両手に持ってまだ頭に「????」をいくつも浮かべている輝莉は3人で並んでさぁ歌おうかというところでやっと状況がつかめた。
歌う?愛架と律音と一緒に?自分が??
・・・・無理・・・・!!
赤っ恥をかく前に辞退しよう。
いや。折角の機会だ。宮凪愛架と神凪律音と一緒に歌うなどそうそうない。いや、もうないだろう。なら記念に歌ってもいいかもしれない。
かかった曲は宮凪愛架とアリアという人が歌っていた曲。結構難しかった気がするが・・・・??
全力で声を出した。歌い続けた------------
そして思った。
(・・・・あれ?私、こんなに声が出たっけ?)・・・・と。
両脇で発光現象(ユニバース)を起こしている2人に挟まれた(つまりセンター)輝莉にいつも以上の声量がでている気がしていた。気がする程度ではない。あきらかにいつもより声がでている。あの律音が夏に自分達におこなったフリステスの発声練習。あの時と同じ・・・・いや、それ以上に声が出ている。
曲はいつもまにか終わっており、(あれ?もう?)という感覚。もっとこの2人と歌いたい。そんな気分だったが、史記がステージにあがり、決勝戦閉幕を宣言した。
輝莉「・・・・・・・・・・・」
律音「どったの輝莉ちゃん」
輝莉「いえ・・・・なんだかいつも以上に声が出たような気がして。なんなんだろうなって」
愛架「決勝戦の時より声がでてた気がするわね。あなたにはまだ潜在能力があると思われるわね。どう?娘と一緒にフリステスでその潜在能力を伸ばしてみない?」
輝莉「そんな恐れ多い・・・・!!それに私は乃愛ちゃんと星名ちゃんと一緒にやりたいので・・・・」
律音「そっか〜」
控室で制服に着替え、ふと会場に寄り道。ステージに設置してあった機材などを片づけしているスタッフ達が忙しそうに撤収作業をしていた。それを見つめる3人。
輝莉「大会、おわっちゃったね・・・・」
乃愛「よろしかったのですか?折角律音先輩と宮凪愛架さんのお誘いでしたのに」
星名「私達の事は気にしなくてもいいんだよ?輝莉ちゃんにまだ隠れた才能があるんならフリステスで伸ばせるんだろうし」
そう言ってくれるのはありがたかったが・・・・一緒に乃愛と星名とやっていきたい気持ちもある。きっと・・・・律音も同じ心境だっただろう。つまり、自分に本当に隠れたカがまだあるのならやってみたい気持ちもすくなからずあるのだ。
輝莉「律音さんはどんな気持ちだったのかな。きっと律音さんもSTAR-MINEから離れる時、同じ気持ちだったんだろうなぁ」
「そーだねー」と背後から聞こえた声に振り向くと、VRANO=METRIAの3人がいた。輝莉の言葉にちょっと憂いた表情の律音。
律音「でも他のメンバーが背中を押してくれたから。私は踏み出せた。遠く離れた地でも思い出やお互い頑張ってるって思ったらやってけるって」
輝莉「いくらミーナさんとリルムさんがいても寂しくなかったですか?やっぱりSTAR-MINEに残ってればよかったなって」
律音「そうだね。でも向こうでも新しい仲間や友達も出来たしSTAR-MINEの皆とも仲はいいと思うし、私はこれでよかったんじゃないかって思ってる」
輝莉は両脇の乃愛と星名をみた。2人ともちょっと悲しそうな表情ではあったが、頷いている。
星名「行ってきなよ。頑張ってみたら?ダメだったら戻ってくればいいんだし」
乃愛「その時はまた一緒にやりましょう」
輝莉「星名ちゃん。乃愛ちゃん・・・・」
ミーナ「こういう光景をみるの、2度目デスネー・・・・」
律音「私の時だね」
リルム「律音さんの時もそうでしたが、引き離してしまった罪悪感がありますね・・・・」
律音「今言ったでしょ?これでよかったって。じゃあさ、そう思うなら、責任もって輝莉ちゃんを預かろうよ」
ミーナ「ソデスネー」
迎えのバスに向かい、待っていた燿とSTAR-MINEの面々に事の次第を伝えると、皆驚きを隠せない様子だったがそれを受け入れてくれた。学校に帰ると祝勝会と合わせてフリステス転校お別れ会が始まった。響介と鳴鈴も参加。パーティの様子を撮影する。
鳴鈴「STAR-MINEとEcritureからそれぞれフリステス行きを輩出したわね燿君は」
響介「ああ。兄弟は名プロデューサーだよ」
輝莉のフリステスへの転校は校内新聞で生徒に伝わり、そこから各メディアへと拡散していった。
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