2時間を控室でじっと待ち、会場・・・・ステージへと戻る。善グループがステージ上に集い、そこで勝ち抜け3組が発表される。
『では発表いたします。なお、いつも通りですが、勝ち抜けグループのみの発表とさせていただきます。では3位から--------』
ダダダダダダ・・・・ダーン!!とドラム音が鳴り、まずは3位のグループが発表される。
Ecritureは・・・・最初に呼ばれた。つまり3位通過。
決勝戦に出られる-----------
ホッと安堵。
だが、審査員達のコメントが・・・・。
『いやぁ・・・・すばらしい楽曲ですね。良く創り込まれていますね。学校の音楽系の部活の方にでもたのみましたか?』
輝莉「えっ!?あ・・・・ま、まぁそんなところです」
’楽曲’が褒められ------------
『大分高い声を出し続ける曲を創ったわね。練習、大変だったでしょう?どんな練習を?』
星名「えっと・・・・まぁ先輩方達の練習法で・・・・」
’練習法’が褒められ
『あんな歌はトレーナーでもつけないと一介の女子中学生には無理な域では・・・・。先輩というと・・・・STAR-MINEの?』
乃愛「え、ええ・・・・はい・・・・」
’トレーナー’に関心される----------
『衣装もだいぶ造ってますね。部費は大丈夫??』
輝莉「え?まぁ・・・・はい」
楽曲はVRANO=METRIA。
発声練習法もVRANO=METRIA。というか歌唱科の練習法。
演奏はフリステス楽器科。
衣装もフリステスのデザイン科の手がけたもの。
つまりは・・・・褒められているモノは-----------
控室で制服に着替える。3人共黙って・・・・。
分かってはいた。今回は全て律音達VRANO=METRIAやフリステスの楽器科やデザイン科、振付師育成生徒達に勝たせてもらった事くらいは。
自分達は1つも褒められてはいない。いや、頑張りくらいは認めてくれただろうが、フリステスの人達の影に隠れてしまっている。
元気のない3人にどうしたのかと燿に聞かれて素直な気持ちを伝えると、燿もちょっと思うところがあるのか、学校に戻るまで無言だった・・・・。
部室にもどっても皆黙ったままでずっと椅子にすわっていた。
乃愛「一体・・・・私達は何をしていたのでしょうか・・・・」
星名「そうだね・・・・曲も衣装も振り付けも何もかもやってもらっちゃって」
そんな言葉がポツリと出る。申し出たのはVRANO=METRIなのだしそこまで気にする事でもないのだが・・・・。
そこで咳払いをした燿が口を開く。次の決勝はEcritureにやってもらうと。今度こそ、自分達のカで優勝して見せるようにと。
輝莉達は俯きながらも頷いた。
次は自分達で創った曲で決勝に臨む。
きっとそれなら負けても悔いはないハズだから------------
輝莉(いやいや。負けちゃだめだよね。勝たないと!!)
決勝は11月に行われる。2ヶ月も猶予があるのだ。なんとかなる筈。
3人は早速明日から曲創りを始める事にした。早い方が出来るのが早くなる。なら練習時間も余計に取れる。
輝莉「2人共。がんばろ。今度こそ私達の曲で勝負だよ!!」
星名「そだね。頑張らないとね」
乃愛「まずは曲が出来上がらなければ振り付けも衣装も決まりませんし、私、頑張りますね」
3人「おー!!」
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