開会式後の控室では・・・・輝莉が乃愛と星名を前に土下座していた・・・・。
「まことにもうしわけありません」と。
開会宣言の後の順番クジで最後を引いてしまったのだ。乃愛と星名は最初でなければいいと言ったのだが、どうにも申し訳がないらしい。
そしてその光景を苦笑して見ているのが燿。
(・・・・律音ちゃんも何度かこうして頭さげてたなぁ・・・・)
そんな事を思っている一種のデジャビュをみているようだ。彼女もクジ運がいいのか悪いのか。
乃愛「決まってしまったしいいのではないでしょうか。あとは順番までどうします?」
星名「人のこなさそうな所で最終練習、する?」
輝莉はとりあえず会場にいって皆のライブを見ようと打診する。練習はとりあえずはいいだろう。歌うのもなんだし、振りも難しい動作が組まれているわけでもないし。乃愛と星名も頷いて会場へと戻っていった。
それを見送った燿は黙って見送った。あまり他のグループをみて焦ったりしてほしくなかったのだが・・・・とりあえずは見送る事にした。
それよりも。
前回の関東予選での水着ライブ。勝ち上がれはしたが・・・・今回はどうでるか。もちろん今回の出来に関して言う事がある訳ではない。
ただの心配事だ。’水着ライブというあざとい事をしたユニット’という事で風当りも悪そうだし、投票もどうでるかわからない。
出来れば公正に判断してほしいところだが、観客は審査員ではない。公正さは無いと思っていい。
今回で負ける覚悟でいくしかない。あとの問題点といえば・・・・今回の曲のキーの高さだろうか。ちゃんと声が出るだろうか・・・・。
心配をしててももう始まるし、あとは神のみぞ知るという事にした。
せめてSTAR-MINEがいたら彼女達も心強かったろうに。今は仕事中だろう。
と考えているともう半分のグループが終わっていたらしく、輝莉達が着替えに戻ってきた。燿が劇画調な顔で考え事をしていたのでどうしたのか田津寝たので正直に不安に思っている事を話した。
星名「そうですねー。でもやれるだけの事をやるだけですね」
乃愛「確かに・・・・先輩方がいてくれたら心強かったですが」
輝莉「やれるだけがんばりまっす!!」
やる気だ。大丈夫そうだと判断すると、着替えが始まるので燿は控室をでた。
着替えが終わるとあとは袖に向かって番を待つだけだ。彼女達にはぜひとも頑張ってほしい。もし声が出切らなくても・・・・。悔いがのこらなければそれでいい。負けても。
・・・・いやいや。プロデューサーの自分が弱気になってどうする。ここは何か声をかけてあげなけれ--------
乃愛「燿さん。私達なら大丈夫です」
星名「やれるだけの事はやってきますね」
輝莉「負けれも悔いが無いように」
逆に言われてしまった。彼女達なら大丈夫だろう。
順番がやってきた。気持ちよく送り出してやろう。
3人に笑顔で手を振る。3人も手を振って応えてステージへ------------
ステージにあがってから・・・・やっぱり不安気な顔になる。大丈夫だ。笑顔で送り出せた。
あとは3人に頑張ってもらうしかない。
------------------------------------SCENE4へ-----------------------------------
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