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2017年09月06日23:18

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(144)

75年第2回ワールド・リーグ戦は5月15日、大阪府立体育会館での公式戦全日程が終了し、混沌たる結果となりました。

1位通過は前年に続き決勝進出を果たし、弱体外国人勢の中で1人気を吐く青銅の爪キラー・カール・クラップ。猪木、坂口、ストロング小林に勝ち、終盤の5月13日、伊東市青果市場で大木金太郎と両者リングアウト。

しかし4月24日、松山・愛媛県民会館で山本小鉄の回転エビ固めにフォール負けを喫し、金星献上。このあたりは猪木が初優勝した日本プロレスの69年第11回ワールド・リーグ戦での小鉄がゴリラ・モンスーンを破った(5月2日、長崎市公会堂)時のいわゆる「大物食い」のオマージュでした。

失点1.5点の13.5点で堂々の首位。

2位はまず猪木。4月4日、蔵前国技館での開幕戦で大木、4月25日、福山市体育館でクラップにリングアウト負け。5月6日広島県立体育館でS小林と時間切れ引き分けの失点2.5点の12.5点。

優勝候補の呼び声が高かった坂口は開幕戦でS小林と時間切れ引き分け、4月11日、会津若松市体育館で苦手とされたクラップの凶器攻撃の前にフォール負け。5月15日、大阪で猪木に敗れ失点2.5点の12.5点。

S小林は開幕戦で坂口と時間切れ、4月18日、地元福生市民体育館でクラップにロープ越しのブレーンバスターに担ぎ上げたところ、凶器で喉元を一撃されてフォール負け。5月6日、広島で猪木と時間切れ。

公式戦最終日となった5月15日大阪で安パイと見られていたスーパー・デストロイヤーに不覚にも両者リングアウトに持ち込まれ1敗3分となり失点2.5点の12.5点。

リーグ戦の台風の目となった大木は開幕戦で猪木に土をつけて勢いに乗りましたが、5月3日、北九州市小倉区三萩野体育館でS小林にフォール負け。5月9日、高松市民文化センターで坂口との再戦でリングアウト負け、5月13日、伊東で大木と両者リングアウトの失点2.5点の12.5点。

猪木、坂口、S小林、大木の4人が同点2位で並びました。

5月16日、日大講堂での優勝決定戦では4人が「抽選で」決勝進出者決定トーナメントを争い、第1試合は猪木vsS小林、第2試合が坂口vs大木、第3試合が第1試合と第2試合の勝者同士による対戦、第4試合がクラップvs第3試合の勝者となりました。

つまり、2位の選手は優勝する為には3試合闘わなければならず、どう考えてもクラップの絶対優位は動きませんでした。

この日は金曜日でワールドプロレスリングの生中継、果たして放送時間内に全ての試合が収まるのか!?かつてない期待と興奮に包まれ、日大講堂は8500人(満員)の観客を動員。

決勝進出者決定トーナメント第1試合の猪木vsS小林の4度目の対戦は20分22秒、猪木がグラウンド卍固めで3カウントのフォール勝ち。

第2試合、因縁の坂口vs大木は試合開始のゴングを待たず大木がヘッドバットの奇襲で先制攻撃。やはり因縁の両者は試合にはならず、2分33秒、両者リングアウト。

マスコミ識者により結成された試合監視委員会の裁定により「両者失格」が言い渡されました。呆然とする坂口。またしても不本意な形での決勝進出はならず。

坂口と大木の失格により、猪木が第3試合を闘わずして決勝に進出、1位のクラップと優勝決定戦、決勝は2年連続同一カードとなりました。

既に第1試合で20分闘っている猪木はスタミナ切れか序盤は動きが悪かったですが徐々に反撃。試合の途中でワールドプロレスリングの生中継は終わってしまいましたが16分42秒、ブレーンバスターからグラウンド卍固めにクラップを捕らえてギブアップ勝ち。

2年連続優勝を果たしています。
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