10月。運動会の日を迎えた。グラウンドを囲うようにいろんな出店がでたり親御さんたちで大賑わい。賑わっている会場をみながら蛍は・・・・1人----------
緊張のあまり、劇画調の表情をしていた・・・・。
蛍が出場するのは・・・・200メートル走、障害物競走に・・・・借りもの競争。全て走る競技を選択していた。走るのは草薙博人に特訓してもらっている。必殺技の突進部分のみの練習だったが、スタートダッシュと走るのには結構十分な練習になった。スタミナには少々不安なところがあるが・・・・まぁ小学校の運動会だし、そこまでの体力はおそらくいらないだろう。よしんば1位もとれるのではないかとも思っている。
自身ありげの蛍がなぜ劇画調の顔になっているのかというと・・・・
会場の、上級生のエリアでたぶん応援してくれる(はず・・・・)の恋美の前で万一スタートダッシュや走りに失敗して転んだりしたりしないかが不安である。1位にもなれれば好感度はあがるとはおもうが、2位とか・・・・もしかしたら十分特訓を積んだはずだがそれでもビリだったりしたら・・・・
蛍の特訓は恋美もしっている。草薙家の敷地で練習していたし、実際に練習も見ていた。きっと1位になると期待もしている筈で----------
・・・・負けられない・・・・。
負けられないのだ・・・・!!
1位になって・・・・愛を勝ち取るのだ・・・・!!
と気合いを入れてはみるのだが・・・・勝負事に絶対はない訳で。
(せめて、転ばないようにしよう。赤っ恥だし・・・・)
などと考えていると、博人と愛瑠に出会った。博人は愛瑠と恋美の応援にきたらしい。愛瑠は長い髪にヘアバンドのように自分の所属チームの赤組の赤いハチマキをしばっており、左側でリボン結びをしていた。可愛いハチマキの仕方だ。
そして・・・・愛瑠の体操服。小学生らしからぬ2つの双丘。姉とはいえ・・・・そこの部分に目がいかない訳もなく------
愛瑠「こらこら。どこみてるのよ」
と頬を赤らめてその部分を両手で覆う。そうすると余計ドキドキしてしまうのはなぜか・・・・。
博人「そうだよなぁ。見てるだけじゃものたりないよなぁ。触っていい?」
愛瑠「な、何言ってるのよお兄ちゃん・・・・こんな大勢の前で・・・・」
たしかに。小学校の運動会でする話題でもあるまい。中学校や高校でも一緒だが。というか、人前じゃなければいいとも聞こえるが・・・・気の所為としておこう。
さて、それはそれとして。
蛍「特訓、ありがとうございました。ボク、頑張ります」
博人「おう。練習通りやれれば問題ない筈だ。頑張れよ」
愛瑠「しっかりがんばるのよ。特訓してくれたお兄ちゃんの為にも、ね?」
そうだ。ここで負ければ・・・・草薙の技の敗北も意味する・・・・かもしれない。実際は突進技の走る部分の練習だけだったが、そんな気がする。
博人と愛瑠は立ち去り、1人になると、クラスメイトの女子達が話しかけてきた。話題はもっぱら、博人についてだ。
「ねぇ?アレってお姉さんの恋人だよね?」
「わー。大人な人だね!!歳いくつ?」
蛍「え。・・・・高校1年だけど」
「高校生の彼氏!!いいなぁ・・・」
「憧れちゃう〜〜」
などとクラスメイト女子数人は話している。やはり博人のような男らしい男のほうがいいだろうか。・・・・恋美も。
ここは男らしく・・・・良いところをみせなくては・・・・!!
女装してる(女子扱いなので体操服ブルマ)けど・・・・・・・・。
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