その日。新宿は10体の怪物によって荒れた。大荒れだった。もちろんその10体はケイオス達が放った悪魔だが、時間帯が悪すぎた。
1番人出の多い昼頃。それが戦いの時刻である。
しかもあちこちで召喚したのではなく、1点集中。新宿駅前で局所的大暴れ。もちろん対する愛瑠達も新宿1点に急行。
向こうの狙いはアマテラスもとい愛瑠。戦い当初から前に出ないように努めさせる。ケイオスは顔を見ればすぐにわかる。バレたら一目散に襲撃してくるだろう。
最初はアンジュとセリカやタルダロス達などが悪魔を相手にしておこうとおもったが、悪魔は少数精鋭??である三種の神器に任せ、ケイオス達を相手にする事にした。
その策は悪くはない。むしろ三種の神器以外がケイオス達4人を相手にするだけなので人数では勝れる。
しかし、それだけだった。人数では勝っていても相手は神だ。人がそうそう勝てる相手ではなかった。
しかも頭数がいても前衛ができるのはタルダロスとタナトス・・・・他にいただろうかレベル。魔法と霊術による火力はあるが、悪魔10体全部が神器を相手にしている訳ではないので妨害してくる。流石に神器も10体もいては瞬殺は無理だ。
博人「ち。アッチにもレメゲトンがいっちまったか。恋美。向こうの援護に行ってやってくれ」
恋美「こっちはだいじぶなの?」
竜司「フン。ナマクラの草薙に心配される俺達ではない。サッサと行け」
恋美「ナマクラってひどーい!!でもまぁにいにいとくらべたらナマクラ草薙か。じゃあ行ってくるね〜」
るるな「気をつけてね」
博人達が恋美を増援に向かわせると戦況は傾く。悪魔の妨害が薄れたことで魔法と霊術の攻撃が出来るようになり、逆にケイオス達を追い詰めていく。
とはいえ先ほども述べたが、相手は神だ。そうそう負ける相手ではない。かといってケイオス達が圧勝かというとそうでもない。
エーギル「ち。後ろにいる神星器もってるやつらが厄介だな。おいケイオス、なにか策をくれ」
ヘルモード「そうそー。なんかないのー?」
そう言われても。剣の腕以外平凡なケイオスに戦闘をしながら策略を考える余裕などどこにもない。
・・・・とはいえ4人のリーダーではある。何か一言でも言わなければ。
ケイオス「俺達の目的は奴らの殲滅ではない。アマテラス継承者を探せ」
ソール「ここにいなかったら?」
ケイオス「いや。来ている筈だ。とにかく探せ」
そう言いつつ、魔法を恋美の後ろから射出しているアンジュに向かっていった。魔法に阻まれたが、その魔法を避けつつアンジュに攻撃。杖で斬撃は防がれたが魔力以外は普通の中学生の女の子。軽く吹き飛んでビルに激突した。
ケイオス「とにかくアマテラスを」
ケイオスには愛瑠がここにいる確信があった。かつてアマテラス継承者を殺しに天宮神宮を襲ったとき、愛瑠の両親を殺したのはケイオス達だ。復讐したいと思っている筈だ。
だからここにきている筈。
しかしもしいなければ--------------
ケイオス「確か・・・・アマテラス継承者には弟がいた筈だが---------------」
いる筈だが、未だかつてあの天宮襲撃以降はみていない。気弱そうだったし、出てこられなかったのだろう。
実際は女装して戦っていたのだが・・・・そんな事はケイオス達は知らない。
ケイオス「どこだ。アマテラスはどこだ・・・・」
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