8月中旬。
千百合のいない夏祭りが催された。鈴鳴の次期継承者が亡くなった事で今年の開催は無くなるかと言われていたが、千百合の霊の希望によって開催が決定した。
今年の夏祭りは例年の催しに加え、千百合の鎮魂の式も行われた。多くの人が境内で拝み、黙祷をおこなった。
その式がおわれば例年通りの夏祭りだ。例年通りの賑わいに千百合も満足げ。
タルダロス達はどこかで飲み会をするとどこかに消え------------
三種の神器はこういう時のどさくさにケイオス達が潜んでいないかの見回りに----------
アンジュ達は祭りの運営の手伝いをしている。
アンジュ「ところで千百合さん。天国にはいかなくてよろしいの?」
千百合「あ〜・・・・うん。本当は逝ったほうがいいんだろうけど、ケイオス達との戦いを見届けてからにしようかなって」
愛瑠「ゴメンなさい。私達天宮のために------」
千百合「それはもういいってば。こうして夏祭りをみてると・・・・命を亡くしてでも護った甲斐があったかなって思う。でも・・・・短い一生だったかなとも・・・・ね」
蛍「・・・・千百合さん・・・・」
千百合「それにしても」
と、千百合は蛍をみる。その姿にかわいいと素直に思った。蛍の恰好は緋色袴の巫女服だった。男用の神子服ではなく。
千百合「似合ってるね。その恰好」
蛍「・・・・う・・・・嬉しくないです・・・・。いくら学校の人もちらほらいるからって・・・・」
学校の友人がいくらか祭りで見かけている。男の恰好ではいくらか問題なので、こんな時でも女装である。
しかしそれはそれで問題と蛍は言う。この鈴鳴神社は元々の転校前の小学校からの移動圏内でもある。みつかったら女装癖があると妙な噂をたてられるだろう。戦いが終わって戻るかもしれない学校でそんな話になってしまったら・・・・・・・・戻れない。かといって今の小学校でずっと女の子として生活するのも無理があるだろう。この夏祭りはわりと蛍にとって試練の1つでもあった。
ちなみにではあるがほかの御三家はいない。なにやら酔っ払い同士の乱闘が始まったというので収めにいっている。
そしてそんな蛍を「嬉しくないなんて言っちゃダメ!!男の娘、萌えー!!」とかいいつつ羽衣は写真を撮っている。もちろん同じく巫女服姿の愛瑠も撮影対象。
羽衣「今日は大収穫だわ!!鈴鳴祭、ありがとう!!」
茶美「何がありがとうよ・・・・もう恥ずかしい・・・・」
といいつつこうして付き合っている茶美はなかなかに友人思い??なのかもしれない??
三種の神器が見回りをしていたものの3日間行われた夏祭りの間は現れなかった。きっと何事もない日を狙ってくるのだろう。
準備を怠ってはいけない。博人は竜司を誘って’稽古’をする事にした。
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