翌日。千百合の日課は歩く練習。境内を松葉杖で優莉愛とミランダにみてもらいつつまわる。ここ最近の練習で松葉杖にも慣れてきたが、まだ心が慣れない。
自分はこのまま障害者として生きていかなければならないのは不安であり・・・・怖い。もし凛花のように寄り添える相手でもいたら・・・と思うが、残念ながら、千百合に彼氏はいない。
ミランダ「申しわけありません・・・・。私が創生器を託したばかりに・・・・」
千百合「あ、いえ。そこは私も納得してやってるので」
と言っている姉を優莉愛はチラ見。口ではそう言っているが・・・・きっとちょっとはそう思っているのではないだろうか。確かに創生器を使うと言ったのはこっちの御三家の方だし、ミランダが気に病む事はないのだろうが・・・・。
優莉愛「でもこの障害が今後どうなるか心配です」
ミランダ「そこはヘルメスとトリスメギストスも不明との事なのでなんとも」
それを聞いてちょっとは安心した。え?なぜって?治るかどうか不明なら、治るかもしれないから。
しかし・・・・と思う。今はこうして松葉杖だけで済んではいるが、もし治ったとして、その後また翔華システムを発動したとき・・・・目が見えなくなったら怖いと思う。どれだけの期間かはわからないが、目が見えなくなったら一体どうしたらいいのだろう。あまり家族に迷惑をかけたくはないが、介護を受けるしかないだろう。
千百合「治らないとは決まってないし、大丈夫だよきっと。・・・・あ」
話の途中で千百合にメールが届く。差出人はアンジュだ。件名が「緊急指令」と穏やかではない。早速内容をみてみると、内容もまた穏やかではなかった。
首都圏内5箇所にてレメゲトンの悪魔が多発的に出現、各個撃破にあたるようにという内容である。それに既にレスがついており、三種の神器は錦糸町と八王子のに向かうと書かれている。流石三種の神器。3人で2箇所バラバラか。頼もしい限りだ。
更にレスが付き、「なお、御三家は待機の事。代理としてタルダロス達が出撃予定」とアンジュの追記がはいった。
優莉愛「た、待機・・・・?待機って待てって事・・・・?」
千百合「そうみたいだね・・・・。身体の事が理由かな」
確かに今の状態で戦えと言われても無理だが、変身すれば障害は一時的に消えるのはアンジュに報告済みだ。なのに待機とは・・・・。
そんな事を考えていると、レスで「目黒にいってくるぜぇ」とタルダロスの書き込みがあった。アリア親衛隊も出撃したようだ。
司令部は「板橋にいきますわ+蛍もつれていきます BY アンジュ」と書いてある。追記で「倒して余裕のあるチームは最後の東京に向かうように」と書かれていた。
ミランダ「どうしましょう?私達がいったほうがよろしいのでは・・・・」
優莉愛「でも命令無視はどうでしょう・・・・」
千百合「そうだね。・・・・あ」
今度は凛花や青葉、向日葵からだ。どうにもほかの家は待機に納得いっておらず、東京駅に向かおうと言いだしている。なんとか命令にしたがおうとなだめようとしたが・・・・説得は失敗。皆して駅に向かっていくようだ。仕方なく千百合と優莉愛、ミランダの駅に向かった。
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