昼食後、2人は公園内を散歩。真夏の太陽は照る中の散歩はかなり暑い。しかし夏休みとあって多くの子供や親子連れがいる。
もちろん、公園でデートしている中高生らしき人達も。恋美達もその中の1組ではあるが、傍から見れば、女の子2人で歩いているようにしか見えない。
恋美は歩いているさなか、顔が真っ赤のままだった。暑くて・・・・もあるが、蛍が傍にいるから・・・・もあるかもしれない。ベンチで座って話している間もそうだったから。
なんだこれ。熱でもあるのだろうか。いや、今日は晴れて暑いので日射病にでもなったのか。いくら白ワンピにおそろいの白いリボン付き帽子を被っているとはいえだ。ドキドキして鼓動がはやいのもなにか関連している。そうだ。そうに違いない。
蛍「・・・って事なんだけど・・・・」
恋美「・・・・・・・・そうよ。これは日射病かなにかの・・・・・・・・」
蛍「・・・・??えっと、恋美さん・・・・??」
名前を呼ばれて気づいた。ずっと自分の変調について考えていて、蛍の話を聞いていなかった。いくら自分の気持ちを確かめる為とはいえ、これでは蛍に失礼だ。とりあえず考えるのを止めて、蛍との会話に集中した。するとどうだ。ドキドキはするし、顔が熱いのはかわらないが、気分が楽になった。しかもなんだjかちょっと・・・・・・楽しい。
・・・・・・・・楽しい??
蛍との会話が?好みのタイウとは遠い蛍との会話が・・・・??とはいえ、別にもともと蛍と話をするのが嫌いだった訳ではない。自分の意見も言えずオドオドとして・・・・恋人候補としては圏外レベルだったはず。
それが今は一緒にいて・・・・とりとめのない話をしているだけで楽しい。気分がいい。
蛍「それでさ・・・・・・・・・・・・あれ?」
蛍はふと、公園内にあった掲示板の前で足を止めた。そこには「ペットを放すな」や「花火などの騒音禁止」だったり、「お出かけの際は戸締りを」などの貼り紙が貼られていたのだが、それとは別に新しく最近貼られた真新しいポスターを蛍は指差した。
その貼り紙は鈴鳴神社の夏祭りの催しの案内のポスターだった。
毎年大盛況のこの夏祭り。恋美もこの夏祭りには兄と愛瑠といったものだ。出来れば兄と2人きりがよかったが、贅沢も言えまい。
蛍「夏祭りかぁ・・・・。・・・・・・・・ねぇ」
恋美「なに?」
蛍「一緒に行かない?」
恋美、チョー驚いて飛び上がる・・・・気分。それは驚く。内気で男らしくない蛍が・・・・女の子を夏祭りデートに誘うだと・・・・!?という気持ちだった。しかも自分を。
恋美は少々考える。夏祭りといえば1年で1度・・・・いや他の神社の夏祭りもあるだろうから1度ではないものの、その文字通り夏だけ。そんな特別イベントに誘う相手となれば・・・・
その答えはやはり、その人にとって特別な人と逝きたいハズで---------------------
恋美は焦った。もしかして蛍にとって自分は特別なのかと。しかし嫌な気分ではない。好みのタイプではなかったとしても。
蛍にとって自分は特別なのか・・・・それは聞かないが、なら自分にとって蛍は特別なのだろうかと自問してみるが結論はまだ出ない。
なら今度こそハッキリさせてしまおう。夏祭りという特別なイベントなら結論もでるかもしれないから。
恋美「い、いいわよ?う、受けて立ってやろうじゃないのよ!!」
蛍「え・・・・。ボク夏祭りに誘ったんであって、別に決闘を申し込んだ訳じゃ・・・・」
恋美「いいのよ!!私にとって闘いなのよ!!」
蛍「えええ・・・・・・・・。ま、まぁいいか。じゃあ----------」
「一緒に居行こうか」と蛍が言おうとした時、2人同時に携帯にメール着信。開いてみると・・・・アンジュからのレメゲトンへの出撃要請だった。しかもメールにはもう御三家が戦闘中とあった。追記で’翔華システムを使う前に早急に’とある。
蛍「大変だ!!すぐにいかなきゃ!!」
蛍はそう言うと、恋美の手をとって走り出した。
恋美「ちょ、ちょっ・・・・」
不意に手をつないだ状態になってまた心臓が早鐘をうつ。しかしそんな事をいっているばあいではない。御三家がさらなる障害にみまわれるまえに到着しなければ------------
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