報告会を終え、月乃宮の車にて丁重に草薙家まで送られてきた愛瑠は車を降りると・・・・庭で剣の練習をしている恋美と、指導している博人の姿をみつけた。
博人「お、おかえり。どうだった報告会は」
愛瑠「とくに進展はなかったわ。あたしからは御三家の状況を報告したけど」
恋美「おかえり。・・・・・・・・ち・・・・・・・・にいにいとの2人きりの時間のオワリカ」
愛瑠「・・・・・・・・(汗)」
恋美の態度に大汗の愛瑠。たまに本当に親友かと疑問に思うことが間々ある。博人絡みの時には特に。普段は良い子なのに。
送りに一緒に車に乗って来ていたらしいアンジュが「練習に精が出ますわねぇ」なんて言いながら車を降りて来る。その後にはセリカも続く。
セリカ「博人様。おつかれさまでしゅ。今日も練習頑張ってるんですね」
博人「ああ。恋美も戦力にしないといけねぇし、俺もサボってられねぇからな」
恋美「・・・・ち。また悪い虫が増えた」
セリカ「・・・・ふぇ?」
セリカは意味が分からないのか、小首をかしげるが、愛瑠はまた大汗。アンジュは顔を引きつらせている。ここ最近の話ではないが、兄の事となると人格が変わる。二重人格なんじゃないかと疑問になる。
アンジュ「博人様。愛瑠さんから聞いているかと思いますが、御三家は1度の変身で約2日、全く動けなくなります。いつもそんな調子では嫌になるでしょうから、神器様達のお手をお借りする事も多いでしょうが、お願いできますかしら?」
博人「ああいいぜ。な?恋美?」
恋美「うん♪にいにいと恋美でがんばろっ♪にいにいと恋美で・・・・!!」
2度言った。’自分と兄で’を余程強調したいらしい。しかも満面の笑みで。しかも頬を赤らめて。何なのだ、この豹変ぶりは・・・・。
恋美「うちら神器がでたら大体は勝てると思うけど、歴代でもポンコツの部類らしいあの子達の面倒は愛瑠ちゃんみてよね?」
愛瑠「え、ええ・・・・」
歴代でもポンコツの部類。
あの子達。
恋美よ。一応全員年上の目上のお姉ちゃんたちだぞ・・・・・・・・ひどい言い様だ。
アンジュ「では博人様、恋美さん。ケイオス達が動き次第、ご通知いたします。その際はよろしくお願いいたします。ではセリカ、帰りますわよ」
セリカ「はい。では博人様、恋美ちゃん。またです」
アンジュは「ごきげんよう」とスカートをちょんとつまんでお辞儀し、セリカは微笑みながら頭をさげて帰っていく。裕福な家庭のお嬢様の振る舞いは挨拶1つでも優雅で気品がある。
さて折角なので、練習に愛瑠も参加する事にした。別に剣を振ったりはしないが、自分も特訓しないとという気持ちになって。
ケイオス達の動向。一体次の動きはいつなのか--------------
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