「えええっ!?それでおしきっちゃったの!?」
場所は都内の中学校2学年の教室。アンジュは一連の話を友人に聞かせた。アンジュは武勇伝を語るように多大に脚色して話している。
聞いているのは同じクラスの友人。1人は八咫るるな。今の言葉は彼女から発せられたもの。ふ○な○設定など、三種の神器の巫女のるるなの頭の片隅にも思いつかない事だった。
そして「それでいいの・・・・?ま、いっか。丸くおさまってるんなら」と呟くのは同じクラスメイトの中山茶美。彼女は他人の精神を操作できるマインドコントロール系統の超能力者だ。
「ねぇその男の娘って可愛い?チョーカワイイ?」
アンジュ「ええ。とてもキュートですわ」
るるな「本当に男の子?ってくらいに・・・・」
「女装男の子でショートツインでついでに気弱!!なにその男の娘!!チョー萌える!!会わせてよ!!ねぇ!!」
アンジュ「え、ええ・・・・いいですけど・・・・」
もう1人の友人のあまりの食いつきっぷりにたじろぐアンジュ。この’男の娘萌え発言’をしている女の子はもう1人の友人、遠藤羽衣。聞くところによると、離れて暮らしている兄から美少女オタク的なものを擦り込まれ、美少女と美男子・・・・腐女子趣味といえるものの両方を’おいしくいただける’趣向の持ち主である。父親と兄が両方そういう趣向持ちという事で、母親が娘の教育に悪いと、羽衣を連れて出て行き、母娘2人暮らしをしているとか。とりあえず離婚はしていないそうだが、ちょっとややこしい家庭環境のようだ。
他にも親しい友人は男女問わずいるものの、今の一番の友人達といえばこんなところだろうか。親しい間柄で内緒にしてくれる信用における親友達に事の次第を打ち明けたのである。
るるな「・・・・ねぇ、その趣味、どうにかならないの羽衣。女の子で美少女オタクってどうかとお思うけど・・・・」
羽衣「兄に英才教育されました!!テヘペロっ♪」
茶美「英才教育っていうのかなそれ・・・・」
茶美は自身のもつマインドコントロールで正常な??中学生女子に強制矯正したほうがいいのではないだろうかと常々思っているが・・・・別居中の兄や父にどうせまたそのうち洗脳されてしまうだろう。ムダな事もすまい。
羽衣「で、そのオカz・・・・もとい、男の娘はどうすんのこれから」
アンジュ「とりあえずふ○な○の女の子という設定で生活してもらう計画よ。あとは私達がいかにヤツらを手早く成敗するかによるかしら」
るるな「相手はレメゲトン持ちだから易々とはいかないだろうけど・・・・がんばってやりましょ」
アンジュとるるなはケイオス達討伐に決意を新たにする。羽衣と茶美はただの超能力者なので、巻きこめない。・・・・とはいえ、大体この4人はだいたいいつも一緒なので、事情は知ってしまっているが。
それから休み時間ごとにアンジュとるるなは作戦会議をし、ケイオス達をどうやって見つけ出すかを話し合っている。いまのところ、三種の神器とタルダロス達で捜索はしているが、三種の神器はるるなは中学生、博人と竜司は高校生。あまり捜索時間はとれない。タルダロス達からも見つけたという報告がない為、まだなのだろう。
新たな方針を話し合っている中、羽衣は目を輝かせて別ベクトルの質問をぶつけてきた-----
羽衣「ね、ねぇ!!けいちゃんもといほたるんは戦いが長引いたらどうすんの?中学生になっても女子中学生でとおすの?」
アンジュ「え?ええまぁそうなるかしら?」
羽衣「ねぇ!!ほたるんをこの中学校にぜひ!!この学校への入学をぜひ!!ぜひこの中学校へ!!」
羽衣の中では余程重要な事なのか・・・・3度言った。蛍はいま小学4年生。中学生になるまではまだ3年ほどある。流石に3年も戦いが長引く事は無いだろうが・・・・勢いに負けて頷いてしまった・・・・。
羽衣「ホント!?約束だからねっ!!」
茶美「・・・・・・・・・やっぱりマインドコントロールしたほうがいいのかな・・・・・・・・」
頭を抱える茶美。るるなとアンジュも苦笑するしかなかった・・・・。
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